お彼岸のお中日、恒例の春彼岸先祖供養法要が行われました。
今年のお彼岸は暖かな日が続いて桜が咲き始めたこともあり、お参りの方の出足も例年より早かったようです。
彼岸入りの頃は1分、2分の咲きごろでしたが、暖かい日が続いたせいで今日は5分咲ほどのものもありました。
この週末は木によっては満開近くになる可能性もあります。
お参りにお出でになられる方には、御先祖様からのうれしい贈り物になることでしょう。
11時からの永代供養墓さんぜの法要も、暖かな陽ざしと風の中で行われました。
年3回の墓前供養ですが、欠かさずお参りに来られる方もいて、永代供養墓を設置して本当によかったとおもっています。
家族と一緒にいつかは自分もここに入るんだ、という人もお参りに来られます。
「一人ぽっちじゃないからいいよ、たくさんの方と一緒に眠ることができて。」
お参りの様子を知っておいていただき、供養の様子に納得していただくのは、最期を迎える時の安心につながります。
さて今回の彼岸会では、お知らせの通り法要前に中国琵琶のシャオロンさん、笛子の王明君さんおふたりによるチャリティーコンサート行いました。
お二人ともその道の名手だけあって、紡ぎ出される音色、情感の豊かさは比類なきすばらしさです。
御参りのみなさんも馴染みの曲ではそれぞれが口ずさんだり、手拍子を打ったりと心豊かな時間をすごされました。
日中間のモヤモヤは全く関係ありませんね。
当日演奏していただいた曲目は次の通り。
1 紫竹調(合奏)
2 ジュピター(合奏)
3 十面埋伏(琵琶ソロ・古典)
4 春江花月夜 (琵琶ソロ・古典)
5 上游曲(笛ソロ)
6 川の流れのように 合奏
7 緑(琵琶と笛の二重奏)
8 声明とコラボ・・洒水の偈 散華の偈
9 日中メドレー(合奏) 赤とんぼ・蘇州夜曲・雪の降る町を・夜来香・花
アンコール 故郷(合奏)
途中、拙僧の下手な聲明に伴奏をしていただき、恐縮至極でありました。冷汗三斗、でしたね(~_~)
また、皆さんにチャリティーの趣旨をお話しして募金をお願いいたしましたところ、とてもたくさんの募金をお寄せいただきました。
当日の募金額はなんと74,448円!
以前から御預かりしております義捐金と合わせ、復興途上にある被災地に住職が責任もって間違いなくお届けいたします。
皆様のご芳志、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
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お彼岸の準備の様子を少しだけ。
塔婆を書き終えたら、文字の間違いがないか一本一本確認し、50音順にそろえていきます。
700本以上あるので、コレがけっこう大変。
確認後、今度は申込本数ごとに括っていき、最後に須弥壇の前に並べて終了。
いろんな人の手があって初めて塔婆も出来上がります。書くだけで終わりじゃないんですね。
事務所のみなさん、いつもありがとうございます
大根を煮たりタケノコを煮たり、法要後の懇親会の準備もみんなで和気あいあいに進めていきます。
あ、ちなみにお手伝いして下さる方、募集中です。お檀家さんでなくても大丈夫です。
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園内水道工事のお知らせ(予告)
さて、合掌の郷も平成元年の開園から4半世紀が経ち、毎年のように参道や鳳倫閣の補修、トイレのバリアフリーなど設備の補修を進めてまいりましたが、
今年は園内水道の改良工事を行うことといたしました。
御参りにお出でになられる方々、特に霊園でも高い場所にお墓のある方にはすでにお気づきのことと思いますが、蛇口からの出水量が少なくなってきております。
合掌の郷では、御参り用の水に地下水を使用しております。このため時期によっては藻が発生し、水道管の細い場所では藻が詰まって水が出にくくなる傾向があります。
これまでも高圧洗浄機などで藻の詰まりの清掃を行ってまいりましたが、根本的な改良が必要であるとの判断から、埋設してある水道管を太めのものに交換して流量をふやし、
さらに日常のメンテナンスもしやすくすることといたしました。
工事の詳しい日程は、あらためて園内に掲示いたします。
御参りの皆さまにはご迷惑をおかけいたしますが、ご容赦くださいますようよろしくお願い申し上げます。
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今日のおまけ
桜だけでなく、草友会の方々があちこちにいろんな花を植えてくれています。これからの時期は、チューリップやムスカリが咲きだします。
風が運んでくれた種が芽吹いているのも、けっこうあります。
自然に身を任せて、変なことを考えずに一日一日を大事に過ごしていくことが一番、ですね。
今日はここまで。
花の下でゆっくりと時間を過ごしたいものですね。