稟子のShall We Dance?

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パートナーの基準は・・・・・

2008-07-01 14:20:54 | ABT
ニューヨークシティバレエやABTのステージで不思議に思うことがあります。
この美しいプリマに何故この男性プリンシパルなんだ!
ウエンディがジャック・サトウやアルバート・エバンスと踊っている姿を観ると
アタシだけではなく怒りたくなり、後ろで支えている男性は眼中無し、
男性Va見ないもん~。と怒っている人は沢山いる事と思います。

でもきっと理由があるんですよね。一緒に踊り、信頼関係を貫く為には、
見た目より性格、優しくサポートしてくれ、願わくば、
失敗をカバーしてくれる位の事がスマートにできる男性ダンサーだったら
言うこと無しですもんね。

パ・ドゥ・ドゥでは信頼関係はマストですからね。

ABTのジュリーケントがいい例で
(彼女はSABだしローザンヌのファイナリストなのだか・・・・・)
白鳥の湖全幕となると、観客的には、かなり不安なんです
(アタシの勝手な心配なのですが)。
ぐるぐる回転する若手が沢山居るなかで、
(今や32回転ドゥブル、トリプルを入れる事が当たり前の時代に)、
美貌だけで踊りきる事は難しいですからね。

彼女の2幕は可憐でさすが外人と言わんばかりに美しいのですが、
3幕はテクニックとプリマの貫禄が必要な幕なんですよね。

貫禄は言うこと無し、テクニックはどんなだったかと言うと、
パートナーの魔法的サポートにより、素敵で素晴らしく変身した黒鳥を踊りきるんです。

あれを観た時に実感。実用性がやはり大切。
まあ、そんな危なっかしいテクニックのダンサーではないので、
レベル高の話なんですよ。

でもパートナー選びは大切だと痛感しました。

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