昨日の本番での事。
あるナンバーで、いきなり振り付けを忘れてしまいました。アハハー。
結構ある事です、でも大丈夫なんです。
アタシは音楽に反応するんです。
訓練って凄いですよね。
パブロフの犬の様に、チンと鐘がなると、ヨダレが垂れるってな具合に、
カウントではなく、この音になったら、勝手に振り付けが身に付いているから
自然と動いちゃうんです。
今回の舞台で若い子達とたくさん廻り合い学んだ事は、
正しい日々の稽古が大切、無理やり稽古しても美しい心身は出来上がらない。
稽古は、そのダンサーの中身も外見をも作り上げる・・・・・
メイクアップで誤魔化しても、踊りや外見に出てしまうんですね。
そして、他人を優しく目で見てあげる事が大切ですね。
早取りの音楽リズム派なので、観ていて軽やかで流れるようなダンスをするんです。
アタシもリズム派なので、あまりカウントの事を言われると、???となり、
振り付けが身体に入らないです。
ダンスは理屈ではないので、カウントも大切ですが、
音を聞き分ける能力が本番には必要ですよね。
そして、踊りと踊りの間にこそ、そのダンサーのキャリアが出ますね。
人生経験豊富なベテランは、立ち振舞いに余裕と貫禄がありますものね。
ニューヨークで観た、ABTのフェリのジュリエットは素晴らしかったのですが、
堂々たる貫禄充分のジュリエットでした。
アハハ~。これは残念・・・・・
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ニューヨークも今頃は、クリスマスのディスプレイでにぎわっている頃です。
有名なデパートのディスプレイは素晴らしく、
まるでディズニーランドのようなんですよ。
そして、これからは毎晩のようにニューヨーク シティ バレエの「くるみ割り人形」や、
ラジオシティのクリスマス ショーを観る事ができます。
ニューヨークシティバレエの「くるみ割り人形」は、普通の“くるみ”と少し違い、
プリンシプルが「花のワルツ」を踊ったりと、初めてのパターンに驚きました。
ラジオシティのショーは、それはそれは素晴らしく、
是非一度は観てほしいです。
ニューヨークのクリスマスは、
24日はミュージカルもほとんどが休みになってしまうのですが、
ラジオシティは観る事ができますので、
事前にチケットを手配した方がヨイと思います。
何せ、このシーズンにしか行っていないショーなので、絶対的にオススメします。
しばらくお休みしてしまいました。
赤坂のノーベンバーイレブンスと言う、お店に小さなステージがあり、
そこでタップとシアターダンスを踊り、出品しました。
ステージとはダンサーが成長する為に一番近道の方法だと思います。
ニューヨークのプロダンサーはアメリカ人にもかかわらず、
真面目にコツコツと稽古を重ねています。
ただ日本と違う点は、ステージを一番大切に考えているので、
あくまでも稽古は稽古であって本気を出すトコはステージなんですよね。
なので大スターほど稽古場ではわからないってな感じかもしれません。
稽古を途中で抜けて帰る人ほど、不真面目ではなく、
忙しく売れっ子って感じでしょうか!
暇人は稽古中のアンシェルマンを何回もトライする。
その夜ステージがある人は、一回でバッチリ決めてくる。
そして先生は、そのスターに、アドバイスを与え、
暇人は、何回もトライするって方程式で稽古が進行し、
一般人とスターの差が広がり、気が付いた時には・・・・・・となってしまわない様に、若いうちに幸せなる現在生活を送りましょう。
幸せなる現在生活が、素晴らしい人間性をつくる!ですよ。
ABTしかバレエを観る事ができないんですよ。
なので毎年観ています。
今年はジェローム ロビンスの作品とアントニー・チューダーの作品が印象的でした。
そしてダンサーでは意外な事に、パロマ・ヘレーラが不調なのか、
路線変更なのか、あまりパッとしていない様な気がしました。
ホセとヘレーラは毎年、グラン・パを必ず踊ってくれるのですが、
今年は「ドン・キホーテ」三幕でした。
事件の前兆はアダジオからあったのですが、
コーダの32回転で、やっぱりおかしいと確信しました。
始めの16回転まではダブルが入っていたのですが、
そのダブルがかなり危ない状態で、どうなるんだろう!と思っていたら、
その後は、全部シングルで26~7回転で終了。
普通の人間であれば普通の事なのでしょうが、
あのヘレーラでも回転の不調ってあるんだなあ、
ああ珍しい事もあるんだなあと驚きました。
他にも驚きと感激と嘆きがありましたが、またまた次回にしましょう。
ではでは。
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久々にミュージカルの「CHICAGO」を観たのですが、
初めて観た数年前よりダンサーが若返り、
それはそれは美しい人が増えていました。
「シカゴ」は、魅せてナンボのミュージカルなので、
身体の美しい人に目がいってしまいますね。
オマケに、人形みたいな大きな瞳と真っ白い肌、
ふわふわの髪は、外国人いや、白人ならではですね。
意外な事に、終演後は、メイクはそのまま帰宅するダンサーがほとんどでした。
トップダンサーには、ハイヤーが付き、
その他はダンサー同士一緒に帰宅していました。
そして、私達の様な出待ち集団を嫌がる事なく、
サインや写真のサービスも忘れずにしてくれるんですよ。
感激と同時に、日本で偉ぶっているダンサーを見ると反省してしまいますよね。
-教訓- 幸せなる現役時代が、美しいダンサー精神となる!
では、また次回には別の報告をいたしますね。