芦ノ湖は、箱根観光の目玉の1つです
遊覧船に乗って、芦ノ湖を周遊し絶景を楽しめることもできます。
この大型遊覧船は全長約30メートル、幅約12メートルもあり、数隻が運行しています。
こんな大きな船を山の中まで、いったいどこから運んできたのでしょうか?
じつは、トラックに載せることのできる程度の部品までを造り、川崎の造船所から運び、湖畔の船舶工場で組み立てているそうです。
トラックに載らない巨大なパーツは、交通量の少ない深夜にトレーラーでゆっくりと運びます。
箱根の国立公園に指定されている区域では、木の枝1本も傷つけないよう慎重に運んでいきます。
琵琶湖には全長約60メートルで幅約12メートルという、もっと大きな遊覧船が運行していて、
これは神奈川県の日立造船所で組み立てた船をバラバラに解体して100以上のパーツに分けたうえで運び、湖畔で組み立てているそうです。
はじめにいったん組み立てる作業をおこなうのは、現場でパーツがつながらないといった設計ミスがないよう、
借組みして確認をしてから分解しているのです。
船舶工場が湖畔にない場合には、臨時で浮きドックを造ったり、レールを敷いて少しずつ移動させ進水させたりするそうです。