凛としてハチ公

気になることや住んでいるところのこととかのブログ

受刑者の医療費

2017-08-31 14:45:31 | 日記

健康診断をキチンと受けていますか?

勤め人はともかく、自営業者や主婦のなかには、何年も健康診断を受けていない人もいることでしょう。

人間ドッグに自腹で入るとなれば数万円はかかりますし、検査は時間がかかり面倒なものです。

「まあ、体調も悪くないから」とタカをくくり、病院から足が遠のくこと数年……となりがちです。

そのあいだに病魔が体をむしばむという話は珍しいものではありません

この点に関しては、刑務所にいる受刑者のほうが恵まれているといえるかもしれません。

受刑者は入所時に健康診断を受診しますが、それだけでなく、年1回の定期検診も受診しているそうです。

また、病気になった場合は、風邪程度なら、刑務所内の医務課で対応してもらえますし、重病の場合は

外部の病院に入院したり、八王子や大阪の医療刑務所などに移送されて治療を受けられます。

そこで気になるのが治療費の支払いですが、健康保険は使えるのでしょうか?

使えない場合、受刑者は高額医療費に悩むことになってしまいますが、その心配はありません。

そもそも受刑者の医療費は、すべて無料なのです。

まだ刑が確定していない未決囚も、医療費はかからないということです

缶詰のルーツ

2017-08-22 11:22:57 | 日記

保存食や買い置きの食材として重宝する缶詰。

一口に缶詰といっても、庶民的な「サケ缶」もあれば「キャビアの缶詰」もあります。

日本で最初の缶詰の中身は何だったのかというと、野菜だったとか、あるいはイワシだったとかいう見解があります。

世界の缶詰開発の歴史を見ると、こんな面白いエピソードがありました。

世界初の缶詰は、フランスで生まれています。

1795年、フランス政府が食品を保存する方法を公募したそうです。

パリのとある菓子職人が、ビンに調理したものを入れ、コルク栓をはめて熱湯の中で加熱し、密封するという方法を考え、応募したところ、見事に当選しました

この「ビン詰め」が、缶詰のルーツになっています。

ブリキを用いた缶を開発したのは、イギリス人のピーター・デュラントという人で、1810年にその特許を得ています。

ところが、肝心の缶切りが発明されたのは、缶詰が登場してから半世紀もあとのことでした。

それまでは、ある缶詰には「ノミとカナヅチでフタの周辺を切り開くこと」と表示されていたといいます。

ノミを缶詰にあて、カナヅチで叩いて開いたわけです。

また、イギリス兵のなかには、軍食用の缶詰を銃で撃って開ける者もいたそうです

無学者篤胤

2017-08-08 09:58:20 | 日記

本居宣長、賀茂真淵、荷田春満(かだのあずままろ)、平田篤胤(ひらたあつたね)は国学四大人と称される名高い国学者。

平田篤胤の著書は100冊を超えるといわれ、儒教や仏教はもちろん、蘭学の知識まで取り入れた彼の神学大系は「平田神道」と呼ばれるほどでした。

そんな篤胤ですが、若い頃は「ばかの正吉」と呼ばれていたんだとか。

彼は19歳までなにをやってもだめな人だったそうです

その無学ぶりは、当時の常識だった「四書五経」ですら読めないほどでした。

秋田藩士の四男坊として生まれた篤胤は、江戸にほぼ無一文でたどり着き、さまざまな職につきながら勉強に励んだそうです

篤胤の著書を読んだ僧が、仏教を排撃した文を書く彼に問答を挑もうと尋ねてきます。

しかし篤胤は「忙しいので筆を持ったままで失礼します。おたずねの説は存分にどうぞ。耳は聞こえておりますから」と、執筆をやめません。

ならば、と僧は話ます。

一段落つくと、篤胤は「今日はここまで、また来てください」と一言。

そんなことが数日繰り返されます。

僧が「質問はこれで終わります」というと、篤胤はやっと筆を置き、すべての質問に順序通り答えていったそうです。

僧は、彼が仏教に精通していることに驚嘆したということです