以前、ブログで「ネット上で、レオパレスオーナー会、又はレオパレス被害者の会を作ってはどうかと思うのです。」と書きましたが、その目指すところとして、以下のようなことを考えています。
1.訴訟資料の共通化
もし、これから、強引な家賃減額や、解除等で訴訟、調停をしようとされるオーナーが複数出てきた時に、できるだけ証拠等、オーナーに有利な資料を共通して、保存するようにしようというものです。
例えば、「30年一括借上げで、家賃は保証しますよ。借金しても大丈夫です。」と勧誘された方が殆どだと思いますが、それを陳述書という形で残しておけば、そして、裁判の時にそのように勧誘された方の陳述書が沢山でてくきた・・・ということになれば、裁判所も、レオパレスが「そんな約束はしていない。」といっても、嘘だなと思ってくれる可能性が高くなります。
また、勧誘時の資料で、30年一括借上げを前提としているような資料を一人でも保持していれば、それをみんなで使うようにすればいいと思います。
オーナーの勝訴判決を重ねることは、サブリース業者の自主規制、法規制に繋がります。
2.行政への申入れ
しかし、みんなが裁判を起こすだけの時間や資力があるわけではありません。
そこで、行政や政治(私に政治家の知合いはいませんが・・・)に働きかけて、規制や指導をしてもらうことを目指したいと思います。
これはレオパレスに限ったことではありませんが、サブリース業者の中には、自己の利益追求のためには手段を選ばず・・・という業者が少なからずおり、規制も無く、いわばやりたい放題状態になっています。
そこで、行政等に働きかけ、何とか規制・指導してもらおうというものです。
これには、レオパレスに関係無く、サブリースで被害に遭った、できるだけ沢山の署名を集めたいのです。
サブリースで、オーナーと言われても、本来サラリーマンや農家の方で、経営・賃貸業の素人です。
そのように、まったく対等な当事者ではないのに、今のままではどちらも事業者とされ、対等を前提に契約自由の原則を適用されてしまっています。行政上も裁判上もです。
その一方で、賃料減額等で借地借家法が適用される等、サブリース業者だけが法の保護受けられるような構造になってしまっています。
このままでは弱いものが泣きを見る構造が続きます。
それを変えるには、やはり行政等への働きかけが必要です。
いままで、お悩みを寄せて下さったオーナー関係者の方々、是非署名の際はご協力ください。
ちなみに、レオパレスの社長自らは、「30年間の収益を保証する『30年一括借り上げシステム』」と株主には言っているのですが・・・。
→ http://www.leopalace21.co.jp/IR/library/jigyo_hokoku/2012/chukan.pdf