縁側で・・

昨日のボランティアは手作りのオモチャ作り。

それぞれ各地区で子育て支援のボランティアをしている人達８人が、月に一度集まってオモチャを作っています。
多分１０年以上は続いているのではないかしら。

その間、体を壊して遠のいてしまった方や、転勤、そして亡くなった方もいますが、月に一度だけなので続けてこられたのかもしれません。




さてさてその例会、先ずは皆、お菓子持参で集まります。
打ち合わせと称してお茶を飲みながら四方山話。
間もなく市の担当者が顔を出してくれて、その日の内容を確認し合います。



昨日はお魚作り。

布で作った可愛いお魚
その中に磁石をしのばせておきます。
子供達は先っぽにキーホルダーのリングが付いた短い竿でこのお魚を釣って遊ぶのです。


市の担当者が持って来てくれた見本があるだけで、作り方の説明書も型紙もありません。

それでも皆でああでもない、こうでもないと意見を出し合った後はテキパキ仕事が始まります。

見本を参考に型紙を作る人、色合わせを考える人。
早速出来た型紙を使って、其々のパーツの布を切る人、それを一匹づつ纏める人。


誰の指示があるわけでもないのに自然に皆の手が動きます。


と言っても今回のようなお裁縫が必要なものばかりを作っているわけではありません。
だから私のような裁縫苦手な人も参加出来るのですが、苦手な人は苦手なりに出来る事をすればいいだけで、先月の例会ではギブスを取ったばかりの私はもっぱらお喋り係。
実に気楽な集まりなのです。




上は７５歳、下は５０歳までのお仲間達。
手は動かしながらも、口も忙しく動きます。
経験談には頷く事も多いし、参考になる事も多い。



なんだか縁側に集まって手仕事しながら世間話に興じている村のおばあさん達みたいだなあ・・・と何時も思います。


幼い時に遊んだ縁側。
いかにして冬を快適に過ごすかに重きを置いている今の北国の住宅では殆ど見かけなくなった縁側。
あの開放的なのんびり暖かい雰囲気を月に一回味わえる縁側のような例会。
これからも長く続くといいなあ・・・