グランマの扉

女4代にぎやかな日々

鎧の中の心

2010-10-31 | 日記
晴天の朝。

一昨日から人口密度が高くて一人きりになる場所も時間もありません。
でも例えそういう場所や時間があっても、泣きたいのに泣けない状態で今はいると思います。

泣いたら楽になると思うのですが、泣けない。

きっと心の奥底が歯止めを掛けているのでしょうね。




家族が亡くなったり、重篤な病気で入院している時、普通に街を歩いている人を見て、胸が痛くなった事。
朝目が覚めても、心の奥が悲しくて、何故かな・・と思って直ぐ辛い現実を認識して更に悲しみに沈んだ事。
そんな過去の経験が自分の感情を抑制しているのだと思います。


そしてどんなに辛くても、何時かはお腹が空き、排泄し、眠りにつく。
笑う事さえある。
そんな人間の持つ図太さが(強さでもあるのですが)今の私に甘い感傷に浸る事を許してくれないのです。


明日は彼女を愛した人達と会います。
その時、この固まった心が皆と一緒に溶けていくと思います。
そして、彼女の御家族に、ご家族の知らなかった彼女の姿を少しでもお伝えしたいと思います。




火曜日の夜には元気なグランマで戻って来ます。
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2 コメント

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天国へ行ってしまうという事 (まり)
2010-10-31 10:58:24
それはもう二度とその人の動く姿を見れなくなること。
その人の声を聞けなくなること。
その人の温もりを感じられなくなること。

目に見える、耳に聞こえる、匂いを感じられる・・・
そういった事が一切出来なくなる・・・
だから悲しいんだ。

東京で彼女を愛した人たちとお会いになり沢山沢山涙を流してきてください。
彼女を感じながら沢山お話してきてください。

泣くことを拒絶している堅い心を溶かしてきてください
返信する
あんなに泣いていたのに ()
2010-10-31 16:10:03
病気がわかった時、入退院を繰り返していた時
あんなに泣いていたのに・・・

そういえば父の時も臨終では泣かなかった。
病院から持って帰ってきた荷物を開けた時、父の残り香に突然号泣したんだったっけ。

まりさんの言葉に本当に慰められています。
ありがとう。
返信する

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