琳派墨絵保存倶楽部・部誌 「なてし子」

江戸琳派の祖、酒井抱一家に伝来する本格的な琳派の画法を継承している「琳派墨絵保存倶楽部」の活動日誌ブログです。

生徒さんのすてきな作品 松の扇

2018年06月30日 | 教室案内

 

梅雨明けを思わせるような、炎天下が続いております。

 

お教室では、課題の最後に色紙にお清書をしています。

色紙もよいのですが、

6月~8月のお清書に、

団扇を取り入れてみました。

 

先日のお教室では、

生徒さんの素敵な思い付きで、

涼扇も取り入れる事にしました。

 

扇面は、今までの四角い紙とは違って

紙面がまるく曲がっていますので、

構図については、これまで以上に敏感になりました。

 

緊張もしたと思いますが、

とうとう、松の扇が描きあがりました。

 

 

お扇子の骨もあったのですが、

落款もうまく押せて、ラッキーな事でした。

 

他の生徒さんも、ぞくぞくと後に続いて

扇面にお清書をし、

まあ、出来映えは満足したのかどうか分かりませんが、

さっそく拡げて、パタパタと

あおぎながら 帰宅されていました。

何でも挑戦するのは 素晴らしい事で、

ご本人はきっと知らないでしょうが、

私にはキラキラっと 輝いて見えました。

 

夏の一歩手前の、あるお稽古の日でした。

 

琳派墨絵クラブ

 

 


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