*RicoのCUEにっき*

Time to fly!

ブラック・スワン

2011-06-01 | MOVIE
久々に映画の記事をばー♪
今日は1日、映画の日♪そして水曜、レディースデイ♪というわけで映画館に行ってきました。
観たのはこの映画‘ブラック・スワン

ナタリー・ポートマンのバレエを踊る姿もとても美しく、また演技も素晴らしかった♪
けれどそれにも増して素晴らしかったのはストーリー。
「白鳥の湖」の主役を勝ち取りそれを演じきる過程で、彼女が自分自身を開花させるというもの。

一人の人間の中に同居している制限ともよべる性質や考え方や親子関係や・・・を、苦しみながらも
脱ぎ捨て、解き放っていき最終的には彼女の中にある‘ホワイトスワン’と‘ブラックスワン’が融合し、ありのままの完璧な彼女になっていく姿が描かれていました。

彼女の内面で起こっていることを映像化してあるんですが、その描写があまりに痛そうで、
私はあまりにストーリーに、というより彼女に感情移入して観ていたらしく映画が終わった直後は
ぐったりと疲れてしまいました(笑)。

一見すると‘ブラック’より‘ホワイト’の方が清楚で可憐で美しく、魅了されそうなのに、
実際は彼女の中の‘ブラック’と思われるパートが外へ表現されたバレエを踊っている姿に
断然!!魅了されてしまったのですよー。

人は自分の中にある白と黒、善と悪、愛と憎しみ、憧れと嫉妬、理性と感情・・・相対することのどちらかいいと思われる方だけを受け入れて、他方を否定したりしがちなのだけどそれでは、いつまでたっても
自分自身を愛することは難しく、ありのままではいられないのかもしれないなー。

良いところも悪いところも、ぜーーーーーんぶひっくるめて自分。
自分自身をコントロールすることはすごく大切だけど、ありのままの悪いところもまるごと、自分自身だと受け入れて解き放つことができたとき、その人は本当の輝きを放つようになるのかもなー。

などなど、この映画は自己抑制の利きすぎた人が自己解放して自由に羽ばたけるようになるという
かなり、私の興味にオーバーラップしたテイストのおススメ度☆☆☆☆☆な映画でした!


あのブラックスワンのバレエのパートをもう一回観たい・・・、今度は感情移入をほどほどに疲れずに楽しめると思うから(笑)

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