篝の明日をrewriteする日記

私が日々思った事を書く日記です。SSもリクエスト受付中。
リクエスト無くても書くかもw

鈴「聞いてくれ、理樹」

2016-08-09 13:53:16 | SS
理樹「どうしたのさ鈴。」

鈴「驚かないで聞いてくれ。
恭介が街で女の子と歩いていた。
仲良く腕まで組んで。」

理樹「お、落ち着きなよ鈴。
妹じゃないかな。」

鈴「お前が落ち着け。
恭介の妹は私だ。」

理樹「そ、そうだったね。
道を聞かれただけとか?」

鈴「腕まで組んで道案内する奴居ないぞ。」

理樹「考え事する時腕組まない?」腕組み

鈴「理樹、お前が言う腕組みは違うぞ。
私が言う腕組みは」
言いながら鈴は腕を理樹の腕に絡ませる。

理樹「な、何するんだよ鈴」パシッ

鈴「わ、私はただ恭介の腕組みを説明しようとしただけで。
そんなに触られたく無いんだな。
すまなかった。」プイッ

理樹「ち、違うんだよ、鈴。
年頃の異性にそんな事されたら誰でも。
嫌いとかじゃなく寧ろその逆というか。
ドギマギするというか。」

鈴「大丈夫だ。安心しろ。
私は全くドギマギしない。」

理樹「いやいや、鈴がしなくても僕がするんだよ。」

鈴「幼馴染で何を今更。
小学生の頃なんかプロレスごっことかでもっと密着してたぞ。」

理樹「小学生の頃と一緒にしないでよ。
こんなに可愛い高校生に密着されたら男なら誰でもドギマギするよ。」

鈴「可愛い?男に可愛いなんて褒められたの初めてだ。」

理樹「それは鈴がリトルバスターズ以外の人と喋らないからだよ。
真人やけんごが女の子の容姿褒めたりすると思う?」

鈴「真人は褒めてたぞ。重量挙げの女子選手を良い筋肉だって。」

理樹「筋肉じゃなくて可愛いだよ」

鈴「無いな。真人は筋肉バカだから。」

理樹「でしょ。そんな環境だから気づきにくいのも無理無いけど鈴は可愛い女の子だよ。
僕も異性として好きだし。」

鈴「な、な、な」

理樹(何勢いに任せて口走ってるんだよ僕は。
鈴が困ってる。何か言わなきゃ。でも何を言えば。冗談と言って誤魔化す? でも異性として好きというのはでまかせじゃない。本心だ。)

鈴「理樹分かった。異性として好き=恋人になって欲しいと漫画で読んだぞ。
よく分からんがそういうことならOKだ。付き合おう。」

理樹「あ、有難う。鈴。」

鈴「早速だが週末デートをしよう。
名付けて恭介の恋人追跡大作戦ミッションスタートだ。」

理樹「これじゃ前と何1つ変わらないよ鈴。」


鈴「うーむ。難しいな。私はただ理樹と楽しく過ごしたい。恭介の恋人も気になるだけなのに。」

理樹「僕もだよ。鈴」

鈴「理樹もか。それなら話は早い。
恭介恋人追跡大作戦ミッションスタートだ。」

理樹「そっちじゃなく理樹と楽しく過ごしたいだよw
僕も鈴と楽しく過ごしたい。」

鈴「そっちだったか。でも私は恭介の恋人を追跡したいんだ。
頼む、協力してくれ。」

理樹「鈴がやりたいなら僕は協力するよ。」

鈴「有難う。理樹」チュッ

理樹「な、な」

鈴「お礼のキスだぞ。
漫画でそうしてたんだ。」

理樹(鈴と恋人になれるなんて思いもしなかったのに恋人初日でキスまでしてくれた。
僕はタイトルも知らない漫画に深く感謝した。)

鈴「理樹見ろ。追跡するまでも無くあっちに恭介と恋人が」

確かに見ると恭介が同い年位の女の子と一緒に話している。

女の子「あの時は有難うございました。
コンタクトを落として割ってしまい殆ど見えないで困ってる私のために腕を組んで補助してくれて。」

恭介「お気になさらず。
困った時はお互い様ですよ。」

鈴「なんだそんな事だったのか。」

理樹「恋人じゃなかったね。
でも流石恭介優しいね。」

鈴「いやいや理樹だってその場に居たら同じ事しただろ?」

理樹「まあ多分ね。ところで週末追跡する必要無くなったけどどうする鈴?」

鈴「それは決まってる。
理樹との初デート大作戦ミッションスタートだ。」

終わり







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