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お前を救うのは神じゃない、お前自身だ

2015-06-13 00:34:12 | 漫画

お前を救うのは神じゃない、お前自身だ

~ONE OUTSより~

 

 

ONE OUTS第13巻110話より主人公が菅平へ向かって言う台詞。この打席で結果が出なければ首という状況で2-0と追い込まれ、なすすべなく神にすがろうとする菅平の心を読んだかのようなこの言葉で菅平は一つの決意をするのであった。

この漫画は野球を描いた作品であるが、主人公の設定は正直むちゃくちゃである。ストレートの回転数と速度を操ると共に相手打者の心理を完璧に読み球速120キロほどしか出ない球で相手を翻弄していく。作中でも語られるが、彼は超一流の勝負師なので駆け引きが軽視されている現在の球界で活躍できるのだというストーリーになっている。そのためしばしば野球技術そっちのけで心理戦だけが展開されていく。また、今回紹介した台詞のようにかなり心に刺さる言葉が他にも数多く語られている。

菅平にはもはや相手ピッチャーの球を打ち返す技術はないので、彼はインコースのボールを避けず怪我覚悟でデッドボールをもらうことになる。それは尊敬する先輩がかつて勝利のために行った執念の行動だと聞いていたからだ。その結果場面は満塁だったため押し出しで一打点を上げることになり、主人公にこの打席はお前の勝ちだと認められる。

私はこの台詞をかなり人生の教訓にしている節がある。職場の同僚は確かに頼れるかもしれない。しかし最終的には自分なのだ。仕事だけではない、人生において自分自身の力がなければ解決できない場面は必ず訪れる。その時を迎えた時、やっておけばよかったと後悔することのない努力を自分は果たしてしているのだろうか?


今よかちったァ楽になんよ・・・ヒーロー

2015-05-30 03:55:11 | 漫画

今よかちったァ楽になんよ・・・ヒーロー

~ピンポンより~

 

 

ピンポン第29話でのアクマの台詞。今まで勝って当たり前だったアクマにインハイ予選で負け卓球から逃げ出したペコ。しかしアクマが追い続けたペコはそんな選手ではないはずなのだ

主人公の挫折と復活、そして覚醒が非常に分かりやすく描かれている。ほとんど才能だけでやってきたペコが高校生になり直面した壁、そこにアクマの台詞。自分では決してたどり着けない高みを目指せる選手だと思うからこその助言が非常にアツい。とにかくがむしゃらにやってから決めればいいじゃないか。

過去には実写映画化、そしてアニメ化もされた本作品。映画は選手たちの感情がうまく描かれており、アニメは現代の卓球技術やルールで再構成されている。ピンポンは漫画、映画、アニメそれぞれがおもしろい素晴らしい作品である


一億通りの僕の勝ちにする

2015-05-26 02:30:42 | 漫画

一億通りの僕の勝ちにする

~ハチワンダイバーより~

 

 

ハチワンダイバー17巻より、主人公である菅田君の台詞。「一億通りのあなたの勝ちを、一億通りの僕の勝ちにする。」この台詞を言うために4時間50分微動だにせず対局のすべてを読みきった。ハチワンダイバーは基本的には将棋漫画である。主人公の菅田君はあと一歩のところでプロ棋士になれず、お金をかけて将棋をおこなう真剣師となりアキバの受け師と出会うことで命すらかかった対局へと足を踏み入れていくことになる。

この台詞があった対局は対ジョンス・リーとの一戦で、なんと50時間切れ負けである。食事なし水のみありというとんでもないルールで50時間+50時間の計100時間を戦うことになる。95時間かけて負ける寸前まで追い込まれた菅田君が99時間50分まで将棋盤に潜ることですべてを読みきり勝ちへのルートをひた走る。この対局は最後もすさまじく、残り時間十数秒、しかし詰みまで数手という状況で自称世界で2番目にケンカの強い男でもあるジョンス・リーが駒を指すと同時に将棋盤に駒を激しく打ち付ける。すると将棋盤が真っ二つに裂け始め、お前に次の手が指せるかなどと言い出す。もうめちゃくちゃである。そんな状況でも菅田君は両手で将棋盤を支え駒は歯でくわえてジョンス・リーに止めを刺すのであった。

ハチワンダイバーは以前実写ドラマ化されたこともある。当時話は完結していなかったためドラマのラスト数話はオリジナル展開であった。ハチワンダイバーがとんでも将棋漫画になったのはこのオリジナル展開にはいるころからなので、溝端君ファンでドラマだけ見たという方は漫画の怒涛の展開に驚くであろう。

 


将軍の見る景色です

2015-05-24 03:26:48 | 漫画

将軍の見る景色です

~キングダムより~

 

 

キングダム16巻での王騎将軍の台詞。ホウ煖との戦いの中、主人公である信に教える大切なシーン。この戦いで私は初めて漫画を読みながら泣いてしまった。

ホウ煖がとにかく強い。三国志で言うところの呂布的な役割で、単騎で敵集団を蹴散らす強さを持っている。しかし王騎は強さでは劣っていると思われる中ただの力ではない何かをもって追い詰めていく。そして死闘の最後、ホウ煖は思わず敵である王騎に聞いてしまう。

「貴様は一体何者だ。」

「決まっているでしょォ、天下の大将軍ですよ。」

致命的な一撃を受けながらも何故かホウ煖を圧倒する王騎将軍。そして敵に囲まれ窮地の状況で信とともに活路を開いていく。将軍とは一体何なのか、どういう存在なのか。王騎は信にそれを伝える重要なキャラクターであった。

ちなみに5/28日の木曜にアメトークでキングダム芸人をやるらしい。興味をもった方は是非見てほしいのである。私はキングダムは数ある漫画の中でもトップクラスにアツい作品だと思っている。

 

 


よつばいまさいきょう

2015-05-20 01:20:40 | 漫画

よつばいまさいきょう

~よつばと!より~

 

 

よつばと!4巻23話での1コマ。右手におにぎりを、左手にニジマスの塩焼きを装備することでよつばはさいきょうになったのだ。

よつばと!はすべてのキャラクターが魅力的である恐ろしい漫画である。あずまんが大王もそうであったが、あずまきよひこ氏が描くキャラクターは魅力的でしかない。あずまんが大王は高校の物語であったため高校生とちよちゃんと先生であったが、よつばとは舞台がよつばのいる世界なので、隣人の綾瀬家からとうちゃんの友人から町の人々から多種多様な人物が登場し、そしてそのすべてが魅力的である。ちなみに写真集まで出してしまっているダンボーはよつばと!の2巻に初登場したえなとみうらの自由研究の成果である。クオリティは高すぎるのである。

よつばと!は私が見た漫画の中でもっとも他人にお薦めできる作品である。漫画好きからそうでない人、はては強面の知り合いのおっさんや60近い部長にも好評であった。部長に突然お薦めの漫画があるか聞かれた私の心中を察してほしい。ともあれよつばと!は最強なのである。部長は孫を見ているようだと言っていた。老若男女楽しみ方が違い、いずれも楽しめる作品なのだと思う。