選民意識に取り付かれ、御家人を徹底して見下してはいるが、けれど全く優れていない旗本連中が、クソイナカで威張ってた奴らとそっくりだった。
いつだって「先祖は織田家の家臣だ」と、同族を集めてはいかに自分たちが優れているかを誇らしげに、先祖が小作という人たちがいかに劣ってるかを語っていた。
けれど実際は、あいつらは全く優れていなくて、むしろ劣りまくっていて、当然「先祖が小作」にあらゆる面で負けまくっていた。
自分たちが優れているはずなのに、でも劣っているという現実をごまかすために、あいつらは卑怯なまねをしていた。事情を知らない新住民に、「先祖が小作」の人たちについての情報を流す。「あいつらってな、俺たちの下で働いてた小作というやつらでな」とか。
アホは「先祖が武士」だからとありがたがって、そして「先祖が小作」の人たちを馬鹿にしていたけれど、でも日本の大多数は小作だよねえ。一緒になって馬鹿にしていた人たちは、じゃあ先祖が、あいつらと同じく「武士」だったというのか?
馬鹿だからそのあたり考えられない?