20年ほど前、ゲームやアニメが好きだというと社会不適応者だの言われていた。宮崎某事件の影響だったんだけど、やっぱりおおっぴらにいえない雰囲気に逆らえず、「趣味？あ？バイク…」とごまかしてた私です。今すごいよな～みんな、つうか昔だったら仮面ライダーなんて見そうにない人たちが見てるんだもんなあ。どっかのオシャレ系カツラ屋さんのネエチャンが「フィリップくんかわいいやん～」とかいってるんだよぉ
あの頃、けれどファミ通だったかで「ゲーム完全擁護」を展開し、当時の私を完全に心服せしめた女がいた。今でこそ「若者はバカ」「ゆとり世代は日本を崩壊に導く」とか現実見てたら絶対にそんなこといえねえだろ！てな論調で、社会不適応がちのおちこぼれっぽいバブル以前や団塊どもから熱い支持を受け続ける香山リカセンセだ。
私は今の若い連中というのは、間違いなく優秀で人間的にも優れていると実感してるし、同情する面も多々あるから、香山センセの本なんかを読むと「うわーウソくせー」とか思ったりする。でもやっぱり昔尊敬したし、好きだった心理学者だったから内心での罵倒にもストッパーがかかる。これが昔から嫌いな人間だったら、もっとねちっこく内心攻撃してただろう。
でもって久々に「さすが香山先生だ！充分納得できますよ！」なもの発見。確かに若者批判ではあるけれど、これっていつの時代にもいた「政治がどうとかほざいてれば現実の冴えない自分を正当化できる」って思いこんでる奴ら批判だよね？