また福島にいってきました。
今回はウグイに狙いを定めて罠を仕掛けます。
先日は水田への水引の為に水量が圧倒的に増していた川ですが、
今回はいつもどおりの水位に戻り、かなりの透明度を持っています。
勿論、川辺を歩くと魚達が泳いでいるのが、それこそ物凄い数見れます。
仕掛けた地点は5箇所。
A:友達が先日見つけた森の中の堤。何が獲れるか不明で試験的に設置
B:水門の落下地点
C:Aの地点より少し下流。ヨシなどが群れている場所
D:A地点より少し上流。流れが弱まっている場所
E:D地点より上流。水面ギリギリにせり出した木が出ていて日陰になっている場所
A地点意外は、全て肉眼で魚の姿が確認できる場所です。
餌は冷凍赤虫が良かったのですが手に入らなかったので、
りんたろうで代用。
数時間後……
網をあげてみる。
A:外道(釣りで狙っていない魚。ハズレのこと)のギンブナが1匹。逃がした
B:釣果なし
C:釣果なし
D:釣果なし
orz
川に……川に魚はいるのに!
魚はいるのに獲れない!!
友達曰く「見える魚は釣れない」
……なんと意味の深い台詞かっ
最後の一個……
最も良いと思われる位置に仕掛けた網をあげると……
スジエビ1匹と7センチ程度のサイズの小魚が三匹!
夕日を受けて背が金色に輝くその姿はまぐれも無くウグイである。
もう少し育つと、腹部がオレンジに染まり艶やかな姿となります。
さて……
しかしたった3匹ではこちらも引き下がれない。
26歳うみへび。ちょっと昔の自分に戻る……
長靴を履き、ダイソーで買った魚獲りの網を持ち、
Bの網を仕掛けた近くの水門の所へ降りる。
水門付近は浅瀬になっており、長靴で十分立ち入れる場所になっています。
そして、その浅瀬に沢山の小魚がいるのが目視できます。
私はそこで、網と足による包囲で魚を壁際に追い込み網で掬い取ります。
魚は動きが速いし、浅瀬とはいえかなりの広さがあり魚は逃げます……が
私だって昔はそこそこ魚を獲っていたものです、昔とったなんとやら……負けません。
15分程度で20匹ほどの小魚を捕え、網が壊れた時点で終了しました。
私はこの時点で、網で捕まえた魚を良く見ておらず(夕方でしたし)
てっきりウグイだとばかり思っていたのです……が
帰りに車で走っていると、どうにもバケツの中で魚が跳ねている。
ウグイとはいえ、こんなに跳ねることは無いはず……
これは改めてきちんと確認しなければならないと、バケツの中身をビニールに入れ
ライトに照らして確認してみると……
……おやー?
ウグイとは体の色が違いませんか?
シルエットは似ているが姿も違う。
慌てて確認してみる。
このシルエットはウグイというよりも、ワカサギなどのキュウリウオの仲間、ハスに似ている。
なお、それぞれの魚のざっとした特長は以下の通り。
キュウリウオ科:サケ目に属する科。キュウリやスイカのような匂いを持つ魚。
シシャモ、ワカサギ、鮎などもこの部類に入る。
基本的に川の中流~上流に住み、日本の関東より北に住む種類が多い。
ウグイ:コイ目コイ科の魚。背は金、腹はオレンジという艶やかな姿の体を持つ。
ハス:コイ目コイ科の魚。国産コイ科淡水魚の中で唯一の魚食性を持つ。
琵琶湖周辺が原産で、現在は放流により各地に分布。
さて、上記ざっくりとした説明を適当に頭の中に入れていただいて……
手にとって確認をしてみます。
拡大画像を見ていただければ場所がわかると思いますが、
尻ヒレの対角線上にヒレが一つついています。
このヒレは「あぶらびれ」といわれるヒレで、
『サケ目』にのみ存在するヒレであり、コイ目には存在しません。
つまり
ハスでもウグイでもないということ。
正直、サケ目の魚は飼ったことが無い。実家のある茨城の平野部では縁の無い魚だからだ。
だが、これでも水族館や図鑑で様々な魚を見てきた。
ある程度の判別はできると自負している……私は観察を続ける。
魚の独特な口。
小さな体・顔に似合わずかなり広い口。分厚い唇。
サケ目はそれぞれ独特な口を持つものが多い。
そして、この魚の口に私は見覚えがあった。
この魚は……
鮎(あゆ)
です!!
いまや清流の代表とされ、気品あふれる姿に圧倒され、
その旨さに舌鼓を打ち、「鮎」と聞くだけで清流のイメージが脳裏に浮かぶ……
それほどの、国民的淡水魚です。
確かにこのあたりは鮎の遡上がある川(鮫川など)があるらしいのだが
まさか……まさか、何年も付き合いのある『友達の家の隣の川』に
鮎がいるとは……思わなかった!!
これなら、バケツの中で跳ねるのもわかる。
鮎の若魚は川を上るのに跳ねて滝をのぼる。
車の移動でバケツの中に波ができ、バケツを滝だと思って跳ねるのだろう。
とりあえず、慌てて元来た道を引き返し、
鮎だけ選別して川に戻しました。
かなりの時間と体力のロスとなりましたが、これは筋というものですから。
ちなみに、戻した理由は下記の通りです。
・鮎は主食が石についた藻である。食料の用意が出来ていない。
・鮎は成魚になると縄張りを主張する魚である。その性質を利用した釣り方法が有名だ。
・鮎は禁漁となる時期がある。ちなみに福島県の鮎漁解禁は7月である。
実は、ウナギは先日死んでしまった。
一週間程度しか生きれなかったのがかわいそうであり、自分の馬鹿さに情けなくなる。
だからこそ、鮎を現在育てることのできる環境ではないので開放した。
それに、私は鮎に関して知識が乏しすぎる。
そして最後に、マナーというものがある。
知らずに採取してしまったものだし、黙っていればバレないものだが、
魚好きだからこそ、こういった規制は守らねばならない。
そんなことを思いながら、ヘロヘロになった私は実家へ車を向けるのだった。
……なお、釣果3尾+1匹では悲しいので
先日日記で書いたショップでベタという熱帯魚を購入。180円なり。
飼育は非常に容易く、これからの時期ならばヒーターも不要。
美しさとは裏腹に、闘魚として有名で、オス同士を同じ容器に入れると
どちらかが死ぬまで闘いつづけるという。
空気呼吸もできるため、小さな容器でも飼うことのできる魚だそうだ。
とりあえず手元の熱帯魚の本で通り一遍の知識はあるし、
ショップで「ベタの飼い方」を熟読してきたので問題は無いと思う。
しかし……鮎か。
興味があったので少し調べてみることにした。
どうやら、「普通は水槽で飼うものではない」が、飼えなくはないらしい。
それに、コケなどが主食なわけだが、鮎の養殖も行われているわけで
フレークフードに慣れさせさえすれば、十分飼育は可能なようだ。
とりあえず、解禁まではまだ一ヶ月ある。
それまでの間に、色々と調べてみるとする。
……学校の勉強は全くしなかったくせに、
こういうのは勉強するんだな、俺は(苦笑
6/23 訂正
http://www.fsn-gyoren.jp/manners/
上記によると、鮎の採取は6月から可能な様子。
漁協が管理している河川のみ、7月からということらしい。
勿論、友達の家の隣のような農業用水路は別口。
来年はサクっと梅雨前に捕まえてくるか。
今回はウグイに狙いを定めて罠を仕掛けます。
先日は水田への水引の為に水量が圧倒的に増していた川ですが、
今回はいつもどおりの水位に戻り、かなりの透明度を持っています。
勿論、川辺を歩くと魚達が泳いでいるのが、それこそ物凄い数見れます。
仕掛けた地点は5箇所。
A:友達が先日見つけた森の中の堤。何が獲れるか不明で試験的に設置
B:水門の落下地点
C:Aの地点より少し下流。ヨシなどが群れている場所
D:A地点より少し上流。流れが弱まっている場所
E:D地点より上流。水面ギリギリにせり出した木が出ていて日陰になっている場所
A地点意外は、全て肉眼で魚の姿が確認できる場所です。
餌は冷凍赤虫が良かったのですが手に入らなかったので、
りんたろうで代用。
数時間後……
網をあげてみる。
A:外道(釣りで狙っていない魚。ハズレのこと)のギンブナが1匹。逃がした
B:釣果なし
C:釣果なし
D:釣果なし
orz
川に……川に魚はいるのに!
魚はいるのに獲れない!!
友達曰く「見える魚は釣れない」
……なんと意味の深い台詞かっ
最後の一個……
最も良いと思われる位置に仕掛けた網をあげると……
スジエビ1匹と7センチ程度のサイズの小魚が三匹!
夕日を受けて背が金色に輝くその姿はまぐれも無くウグイである。
もう少し育つと、腹部がオレンジに染まり艶やかな姿となります。
さて……
しかしたった3匹ではこちらも引き下がれない。
26歳うみへび。ちょっと昔の自分に戻る……
長靴を履き、ダイソーで買った魚獲りの網を持ち、
Bの網を仕掛けた近くの水門の所へ降りる。
水門付近は浅瀬になっており、長靴で十分立ち入れる場所になっています。
そして、その浅瀬に沢山の小魚がいるのが目視できます。
私はそこで、網と足による包囲で魚を壁際に追い込み網で掬い取ります。
魚は動きが速いし、浅瀬とはいえかなりの広さがあり魚は逃げます……が
私だって昔はそこそこ魚を獲っていたものです、昔とったなんとやら……負けません。
15分程度で20匹ほどの小魚を捕え、網が壊れた時点で終了しました。
私はこの時点で、網で捕まえた魚を良く見ておらず(夕方でしたし)
てっきりウグイだとばかり思っていたのです……が
帰りに車で走っていると、どうにもバケツの中で魚が跳ねている。
ウグイとはいえ、こんなに跳ねることは無いはず……
これは改めてきちんと確認しなければならないと、バケツの中身をビニールに入れ
ライトに照らして確認してみると……
……おやー?
ウグイとは体の色が違いませんか?
シルエットは似ているが姿も違う。
慌てて確認してみる。
このシルエットはウグイというよりも、ワカサギなどのキュウリウオの仲間、ハスに似ている。
なお、それぞれの魚のざっとした特長は以下の通り。
キュウリウオ科:サケ目に属する科。キュウリやスイカのような匂いを持つ魚。
シシャモ、ワカサギ、鮎などもこの部類に入る。
基本的に川の中流~上流に住み、日本の関東より北に住む種類が多い。
ウグイ:コイ目コイ科の魚。背は金、腹はオレンジという艶やかな姿の体を持つ。
ハス:コイ目コイ科の魚。国産コイ科淡水魚の中で唯一の魚食性を持つ。
琵琶湖周辺が原産で、現在は放流により各地に分布。
さて、上記ざっくりとした説明を適当に頭の中に入れていただいて……
手にとって確認をしてみます。
拡大画像を見ていただければ場所がわかると思いますが、
尻ヒレの対角線上にヒレが一つついています。
このヒレは「あぶらびれ」といわれるヒレで、
『サケ目』にのみ存在するヒレであり、コイ目には存在しません。
つまり
ハスでもウグイでもないということ。
正直、サケ目の魚は飼ったことが無い。実家のある茨城の平野部では縁の無い魚だからだ。
だが、これでも水族館や図鑑で様々な魚を見てきた。
ある程度の判別はできると自負している……私は観察を続ける。
魚の独特な口。
小さな体・顔に似合わずかなり広い口。分厚い唇。
サケ目はそれぞれ独特な口を持つものが多い。
そして、この魚の口に私は見覚えがあった。
この魚は……
鮎(あゆ)
です!!
いまや清流の代表とされ、気品あふれる姿に圧倒され、
その旨さに舌鼓を打ち、「鮎」と聞くだけで清流のイメージが脳裏に浮かぶ……
それほどの、国民的淡水魚です。
確かにこのあたりは鮎の遡上がある川(鮫川など)があるらしいのだが
まさか……まさか、何年も付き合いのある『友達の家の隣の川』に
鮎がいるとは……思わなかった!!
これなら、バケツの中で跳ねるのもわかる。
鮎の若魚は川を上るのに跳ねて滝をのぼる。
車の移動でバケツの中に波ができ、バケツを滝だと思って跳ねるのだろう。
とりあえず、慌てて元来た道を引き返し、
鮎だけ選別して川に戻しました。
かなりの時間と体力のロスとなりましたが、これは筋というものですから。
ちなみに、戻した理由は下記の通りです。
・鮎は主食が石についた藻である。食料の用意が出来ていない。
・鮎は成魚になると縄張りを主張する魚である。その性質を利用した釣り方法が有名だ。
・鮎は禁漁となる時期がある。ちなみに福島県の鮎漁解禁は7月である。
実は、ウナギは先日死んでしまった。
一週間程度しか生きれなかったのがかわいそうであり、自分の馬鹿さに情けなくなる。
だからこそ、鮎を現在育てることのできる環境ではないので開放した。
それに、私は鮎に関して知識が乏しすぎる。
そして最後に、マナーというものがある。
知らずに採取してしまったものだし、黙っていればバレないものだが、
魚好きだからこそ、こういった規制は守らねばならない。
そんなことを思いながら、ヘロヘロになった私は実家へ車を向けるのだった。
……なお、釣果3尾+1匹では悲しいので
先日日記で書いたショップでベタという熱帯魚を購入。180円なり。
飼育は非常に容易く、これからの時期ならばヒーターも不要。
美しさとは裏腹に、闘魚として有名で、オス同士を同じ容器に入れると
どちらかが死ぬまで闘いつづけるという。
空気呼吸もできるため、小さな容器でも飼うことのできる魚だそうだ。
とりあえず手元の熱帯魚の本で通り一遍の知識はあるし、
ショップで「ベタの飼い方」を熟読してきたので問題は無いと思う。
しかし……鮎か。
興味があったので少し調べてみることにした。
どうやら、「普通は水槽で飼うものではない」が、飼えなくはないらしい。
それに、コケなどが主食なわけだが、鮎の養殖も行われているわけで
フレークフードに慣れさせさえすれば、十分飼育は可能なようだ。
とりあえず、解禁まではまだ一ヶ月ある。
それまでの間に、色々と調べてみるとする。
……学校の勉強は全くしなかったくせに、
こういうのは勉強するんだな、俺は(苦笑
6/23 訂正
http://www.fsn-gyoren.jp/manners/
上記によると、鮎の採取は6月から可能な様子。
漁協が管理している河川のみ、7月からということらしい。
勿論、友達の家の隣のような農業用水路は別口。
来年はサクっと梅雨前に捕まえてくるか。