つなげよう、ひろげよう、地球にやさしい「すてきな活動」の輪!!

都道府県地球温暖化防止活動推進センター職員がご紹介する、地球温暖化防止活動推進員などが行う活動紹介のBlogです。

アル・ゴア元米国副大統領が地球温暖化について語る、話題の映画『不都合な真実』(原題:An Incovenient Truth)の上映が、2007年1月20日より札幌でも始まり、劇場の予想を大きく上回る人々がこの映画を見ています。

観た人は、「わかりやすい!」「ゴアに感動!」「何かしなくては!」「プレゼンの勉強になった」と様々な感想をもったはず!この映画をきっかけに温暖化防止行動を加速させたい!!そこで札幌での上映を機に、推進員さんの発案で「映画『不都合な真実』のメッセージを伝えよう」プロジェクトを開始しました!

どんな事をしているかについて、岡崎朱実推進員にまとめてもらいましたのでご紹介します。
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『不都合な真実』は、地球温暖化について、非常にわかりやすく説明されている上、観た人に勇気と行動する力を与えてくれる映画です。この映画のメッセージや温暖化についての感心がひとりでも多くの方に届くように、との思いから“『不都合な真実』のメッセージを伝えよう”プロジェクトを推進員有志で立ち上げました。これは、書籍『不都合な真実』の翻訳者である枝廣淳子さんが、本を読んだ方を対象に実施されている取り組みを参考にさせていただいたものです。

本プロジェクトは、映画を観た感想を寄せてもらいホームページで紹介していくというもの。北海道地球温暖化防止活動推進センター(財団法人北海道環境財団)、環境省北海道地方環境事務所、上映映画館などとの協働プロジェクトです。また札幌以外では旭川(3/24~)や帯広(4/28~)での上映にあわせて、各地の推進員の協力のもと、展開されることになっています。

またこの取り組みには、道内の他の地域でも、映画の上映が進むように後押ししようという目的もありました。北海道はとても広いので、できるだけたくさんの地域で上映されることがより多くの皆さんに見てもらうためのポイントです。そのためにも、まずは札幌から、たくさんの人たちが映画を観たという実績や、観た人たちがこんなことを感じたという中身をPRしていこう、ということでホームページの開設となったのです。

※画像をクリックすると別ウインドウでサイトが開きます。

札幌の映画館では、地球温暖化の様子を伝えるパネル展示をしてくださったり、映画の感想用紙や回収ボックスを置く場所を提供してくださるなど全面的に協力いただいています。温暖化防止のヒントがいっぱいの「ふたりで始める環の暮らし」の
パンフレットまで、とっても目立つ場所に置いてくださっているのです!!




寄せられた感想は、現時点で約250通になっています。10代から70代までと幅広い年齢層の方から寄せられた感想には、温暖化防止の取り組みを進めていこうという力強い思いがあふれています。

札幌では、1月20日の上映開始以来、劇場入場者数は10,000人を超え、現在も上映中(4月20日までの予定)です。また道内の他の都市でも、旭川の3月24日を皮切りに、恵庭、函館、帯広、苫小牧などで劇場上映が予定されています。

IPCCの第4次報告書の第1作業部会の報告が出され、地球温暖化の影響が確実なものとなり、気候安定化に向けた一日も早い、そして、社会全体としての取り組みが待たれています。周りを見回すと、なかなか動きが遅いように見える温暖化対策ですが、皆さんの熱いメッセージは、その動きの芽があちこちで生まれていることを予感させるものだと感じています。
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(投稿者: M@北海道センター)
 
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平成19年2月1日(木)、秋田市中央公民館主催の女性学級として、市民憲章推進協議会の環境保健部長でもある秋田県地球温暖化防止活動推進員・若松ナミさんが話題提供し、秋田市泉学区の同協議会女性部学習会を行いました。開催場所は、ウェルビューいずみ「交流プラザ」です。



泉学区にお住まいの女性会員約30名が参加し「ごみについて」のグループ討議を行い、家庭の温暖化対策、誰でもできるごみ減量とリサイクルについて話し合いました。

まずはじめに、若松さんが泉地区「ごみ集積所実態調査結果」について、42%に資源ごみが混入していて、分別がまだ徹底されていないことや生ごみが多いこと、一世帯あたりのごみの量が多いということを報告し、地球温暖化対策で何ができるか、ごみを減らすことは誰でもできるという話題を提供しました。

その後、参加者は「生ごみ」「紙類」「プラ類・レジ袋」の3グループに分かれて話し合いました。若松さんのほか、秋田市の推進員・朝倉孝子さんと高村も参加し、ごみって多いよね…なんとしたら減るんだべが…と知恵を出し合い、和やかな学習時間となりました。



グループ討議を経て、最後にそれぞれの班のまとめを発表し、「へぇー」「ホントにぃ」「あぃ…」と目からうろこの学習会となったようです。

生ごみ班では、水切りを徹底することから発展し、EM菌による堆肥づくりをやってみようという提案がありました。紙類班では、分別回収時にビニール紐を使うと再利用の工程で邪魔になること、レシートやお菓子の箱などの「バラ紙」も資源なんだという確認があり、プラ類班では、できるだけトレイのない商品を買うことがごみ減量につながり、レジ袋・お豆腐のパックなどは再利用してから捨てるという提案がありました。

この学習会に参加した皆さんのごみの量は、きっと何ぼか減ったすべ。
 
(投稿者: フミコタワン@秋田県センター)
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福島県の中央部に位置する鏡石町にお住まいの、うつくしま地球温暖化防止活動推進員(推進員歴3年)、真船義行さんを紹介するない。(福島弁「するない」→「します」)

真船さんは、26年間、企業に勤務、「ISO14001」取得に携わるなど、企業の環境問題に取組んだ経歴をお持ちなんだない。そして、資格王!なんだぞい。(福島弁「だぞい」→「です」)運転免許証から社会保険労務士、作業環境測定士、一級ボイラー技師、と多岐に渡ってんだぞい。その数なんと、37種! 詩吟は2段!の腕前なんだない。その経歴や人柄から、小学校、高校、青年会議所等での環境学習の講演会にひっぱりだこなんだない。

今回は、福島県郡山市立河内(こうず)小学校から講師依頼があり、去る12月18日、同校に於いて、全児童37名を対象に、地域の方も参観し開催された、環境学習「地球の病気をみんなで治そう!」の様子を、紹介するない。

真船さんは、全学年の児童が理解できるよう工夫し、試行錯誤の末できた、自作のカリキュラムで授業を行いました。「地球は重い病気にかかって「熱」が出ています。そんな地球の病気をみんなで治しましょう。さあ、熱を下げるために、私たちは、どんなことをしているかな?」と授業が始まりました。児童のみなさんは、この日のために、おうちの人と一緒に、省エネ活動について「調べ学習」をしてきました。それぞれ調べてきたことをもとに、今実行していること、これから実行したいことをグループで協力して表にまとめ、真剣に発表しました。
「ゴミは分別して出しています」
「牛乳パックをリサイクルに出しています」
「水の無駄使いをしないようにします」
「エコバックを持って買い物にいくようにお母さんに言います」
真船さんも驚くほど素晴らしい発表でした。



続いて体験学習。手回し発電懐中電灯やペットボトルをリサイクルして作ったTシャツ、ペットボトルを再利用して作ったメガホン、アルミ缶のリサイクル品などを、見て、触って、体験し、授業は終了しました。



この授業を通して、「学校だけではなく、学校、家庭、そして地域が連携し、みんなで取り組むことで、省エネ活動が一層広まっていくとよいと思いました。やはり“連携”することが大事ですね」と真船さんは言います。

後日に、河内小学校の児童のみなさんから、真船さんの元にお手紙が届きました。
「地球が熱を出していることを初めて知りました」
「地球が早く元気になるように、あまり電気を使わないようにしたいです」
「近いところには、歩いて行くようにします、言うだけじゃなくて実行して地球の熱を下げたいです」
「手回し発電機を始めて使って、おもしろかったです」
など学んだことがたくさん書いてありました。「こどもたちがよーく理解してくれてうれしいです」と真船さんは笑顔でいっぱいでした。

真船さんの活動に今後も目が離せない、福島県センターでした。

(投稿者: うつくしまこらっせ@福島県センター)
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