つなげよう、ひろげよう、地球にやさしい「すてきな活動」の輪!!

都道府県地球温暖化防止活動推進センター職員がご紹介する、地球温暖化防止活動推進員などが行う活動紹介のBlogです。

愛媛県の東部、西条市にお住まいの愛媛県地球温暖化防止活動推進員、藤本豊實さんを紹介します。

藤本さんは、40年もの長きに渡り、地元企業で水力発電所や変電所、そして火力発電所の運転、保守、設計業務に携わってこられました。第一種電気工事士をはじめとした多くの資格を持ち、自宅でも大型工事以外は全てをご自分でこなされています。

昨年度開催された、都道府県地球温暖化防止推進員交流会のテーマ別分科会A「がまんの省エネから知恵の省エネを目指す住宅づくりのワーク」で、藤本さんの自宅がダントツの省エネ住宅と評され、講師の日本建築家協会・環境行動委員会副委員長 寺尾信子さんの推薦で、7/24(火)読売新聞朝刊全国版「環境ルネッサンス エコハウスが欲しい」に掲載されました。

築32年の鉄筋コンクリート2階建て、延べ床面積155平方メートルの家は、省エネ対策でいっぱいです。

設備配置略図


1階のエアコンは、業務用エアコンの一部を使用しています。通常は水道水を冷却して室内機を循環させ冷風を送りますが、藤本さんは13.5℃前後の地下水をそのまま使っています。地下水はうちぬき水と呼ばれる自噴水(ポンプなしで自然にわき出す水)を利用。水を冷却しないため、使う電気は10分の1だそうです。

うちぬき水

プレハブ倉庫の屋根の太陽熱温水器は、大きめの既製品を自力で取り付けています。

太陽光発電パネル

また室内には、天井でゆっくり回る循環扇や、同じでワット数でも消費電力量が白熱電球の約5分の1で済む電球型蛍光灯も設置しています。

自宅で消費するエネルギーは自宅で作りたいという藤本さんは、地元で最初に太陽光発電装置を設置しました。太陽光発電パネルの弱点は夏季発電量の低下です。これを改善するため、今年は本格的に発電パネルの冷却に取り組み、発電量のアップにもチャレンジしています。

藤本さんによると、当面の課題はボイラーの灯油代を昨年の3分の1以下に抑えることだそうです。太陽熱温水器の集熱板を2枚から3枚に増やすなど、現在も進化し続けている藤本さんの「エコハウス」に、愛媛県センターはエールを送っています。

(投稿者: アースピア@愛媛県センター)
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