日本史大戦略 ~日本各地の古代・中世史探訪~

列島各地の遺跡に突如出現する「現地講師」稲用章のブログです。

下岡田遺跡|広島県府中町 ~古代山陽道の安芸駅家か?それとも安芸国衙か?いや安芸郡衙か?~ 【安芸・備後古代史探訪 ④】

2019-07-04 08:17:55 | 歴史探訪
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 多家神社の参拝を終えた後、府中町歴史民俗資料館のオープン時間までまだ少しあるので、ちょっと気になっている遺跡へ行ってみたいと思います。

 北へ向かって県道152号線を歩きます。

 普通の市街地ですね。

 何かないかなあ・・・

 祠発見。



 こちらは近代的な雰囲気の神社です。



 こういう佇まいの神社って都心ではたまに見かけますね。

 大通りに出ました。



 鶴江2丁目の交差点付近は複雑な作りになっているので古い道路の形態を引きずっているのでしょう。



 ここから緩い上り坂になります。



 登った先あたりに遺跡があるはずですが・・・

 元々畑が広がっていた場所に新しく住宅を建てていっているような様相が見て取れます。



 ありました!

 説明板発見!



 下岡田遺跡!

 遺跡周辺の景観を確認します。

 南側。



 あの森はさきほど訪れた多家神社がある森でしょう。

 直線距離で700mくらいです。

 北側は山ですね。



 この道路は一段高い場所にあるのが分かります。

 下岡田遺跡は、説明板に書いてある通り、古代山陽道の安芸駅家もしくは安芸国衙あるいは安芸郡衙のいずれかの可能性があるということです。

 まあ要するに、古代の役場の跡であるのは間違いないということですね。

 このあと歴史民俗資料館へ行くので、そこでもう少し詳しいことが分かるかもしれません。
 
 では、戻りましょう。



 下り坂が終わる辺りには旧道らしき道への分岐があります。



 こういったものがあるということは、やはり旧道でしょう。



 というわけで、また歴史民俗資料館の前まで戻ってきました。

 そろそろ10時です。

 開かないかなあ?

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