日本史大戦略 ~日本各地の古代・中世史探訪~

列島各地の遺跡に突如出現する「現地講師」稲用章のブログです。

香椎宮・仲哀天皇大本営跡|福岡市東区 ~双発ターボプロップ、楽しすぎる~ 【対馬・壱岐探訪・1日目 ②】

2018-08-25 21:29:11 | 歴史探訪
 対馬行きの飛行機が欠航になったお陰で生じた4時間。

 まずは念願の那珂八幡古墳を見ることができましたが、もう一か所まわる時間があります。

 なので、香椎宮へ行ってみましょう。

 竹下駅から鹿児島本線に乗り、香椎駅で一旦おります。

 なにしろ土地勘がないので、ここで香椎線に乗り換えて隣の香椎宮駅まで行けば近いかしら。

 ところが、香椎線はあと30分も来ません。

 それなら歩いた方が早いと思い、改札を飛び出してみたものの、やはり今日は時間がシビアなので、滅多に使わないタクシーを使うことにします。

 タクシーでは1メーターの580円とは行きませんでしたが、680円ですぐに香椎宮に着きました。





 では参拝するぞ。



 門をくぐります。



 すると左手に境内社の武内神社がありました。

 場所柄、武内宿禰を祀っている神社でしょう。


 
 やはりそうでした。



 北部九州に来ると武内宿禰の影がチラつきますね。







 おや、こちらに武内宿禰が赤ちゃんをだっこしていますよ。



 なんと、赤ちゃんは応神天皇です。

 ということは・・・

 守り役ではなくお父さん?

 神功皇后をめぐる仲哀天皇と武内宿禰の三角関係をなにか示唆しているような意味深な像ですね。

 では、主祭神へ。









 香椎宮は縁結びの神様としても有名ですので、そのせいか若い女性のお一人様参拝を何名か見かけました。

 考えてみれば、神社で縁が結ばれる可能性は高いのではないかと思います。

 女性が一人で来ていた場合、こういったらおかしいかもしれませんが、男性に声をかけられる可能性は高いのではないでしょうか。

 しかも男性も神社が好きで来ていると思うので、男女とも趣味が合う可能性が高いですし。

 すみません、あまりにも考えが安直ですね。

 さて、香椎宮の本宮へ行きます。





 こちらは仲哀天皇が朝鮮半島を攻めたときの「大本営」の跡でもあります。





 北部九州に来ると、さきほどの武内宿禰もそうですが、神功皇后や仲哀天皇の話も良く出てきます。

 私は3名とも架空と考えているのですが、なんだかそう簡単に片づけてはいけないかな。

 3名のモデルとなる人物はいたでしょうし、朝鮮半島を攻めた話も荒唐無稽とは言えないかもしれません。

 10月からクラツーで日本書紀の連続講座を始めますので、講義をするまでによくよく再考してみるつもりです。

 さて、行きはタクってしまいましたが、帰りは歩いて香椎駅まで行く時間があります。

 テクテクと参道を歩き、鹿児島本線の踏切まで来ました。

 ここが参道入り口ですね。



 香椎駅へ戻ってきました。

 おいおい、また不意打ちかよ!



 急に来ても撮れないって!



 いいねえ、気動車。



 少し前に母の実家の宮崎に行ったときに鉄道写真を撮りまくりましたが、そのときの雰囲気に似ています。



 九州の鉄道もいいねえ。

 福岡空港へ戻ってくると、11時20分発の予定が遅延して、さらに20分遅れるとのことです。

 ちょうどよかった、この隙に昼飯が食べられる。

 さて、いよいよ搭乗です。

 搭乗ゲートをくぐるときにバスに乗ってくださいと指示されました。

 そっか、建物直結じゃないんだ!

 一旦滑走路側に出るとバスが待っており、それに乗せられて飛行機まで行くようです。

 バスの車窓からは滑走路側の様子がよくわかって楽しい。



 飛行機一杯。



 おそらくあれに乗るんですね。



 双発のターボプロップじゃん、ワクワクします。

 ボンバルディアか。



 YS-11が良かったな。

 ・・・古すぎるって。

 私以外にも大勢の人が写真を撮っています。



 実はプロペラ機には生まれて初めて乗ります。

 結局、YS-11も乗らないうちに無くなりました。

 1式陸攻の機内の幅ってどれくらいだったのかな?

 あれ、外にはボンバルディアって書いてあったけど、機内の説明にはDHC(デ・ハビランド・カナダ)って書いてありますよ。



 ※後で調べたらDHCは1992年にボンバルディアに吸収されたんですね。最新情報は全然キャッチアップしていません。

 では、滑走路まで行きます。



 離陸のために加速すると、いつも乗っているジェット機よりも全然体感速度が速い!

 楽しい~。

 しばらく外の景色を楽しみますよ。





 すぐに雲の上。





 しばらく北部九州の沿岸地域が見えていましたが、やがて洋上に出ます。



 福岡と対馬は飛行機では近すぎるため、巡航する高度まで上昇したら5分で着陸準備に入りました。

 対馬が見えてきましたよ。





 人工物のほとんど見えない緑の美しい島です。



 着陸しますよ。





 はい、無事に到着しました。



 それでは4時間ばかり押していますが、いよいよ対馬の歴史巡りを開始します!

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