どうも、hicksianです。レギュラー先生より伝言を頂戴いたしましたのでお伝えしておきます。
Milton Friedman、“John Maynard Keynes”(Economic Quarterly(Federal Reserve Bank of Richmond), volume 83(2), Spring 1997)
ブログのネタとして使用する予定の論文です。時間があったら目を通しておくように。感想待ってるから。
レギュラー
レギュラー先生から上掲のメールを頂いたのが約2週間前。
・・・まだ読んでませんorz。私が感想を送り次第、レギュラー先生直々にフリードマン論文の要約をブログ上にアップしてくださることと思います。私が感想を書くかどうか、それが問題です。というわけで、・・・申し訳ございません(誰に対して謝ってるのかよくわかりませんが)。
(追記)つい先ほどレギュラー先生からメールが届きました。
「ケインズ革命」とは関係ないけども、これも読んでおくように。
Milton Friedman、“The Social Responsibility of Business is to Increase its Profits”(The New York Times Magazine, September 13, 1970)
レギュラー
だそうです。
Krugmanとの間で議論になったようですね。
http://economistsview.typepad.com/economistsview/2007/03/monetary_policy.html
ネルソン提督は論文も今年書いてますねえ
<First, the letter from Anna Schwartz and Edward Nelson actually illustrates Friedman's slippery treatment of the Fed's role in the Depression even better than the examples I used in the article. On one side the letter says, as Friedman did, that the problem was that the Fed did too little—that it failed to exercise its power to rescue the banks. But on the other side the letter approvingly quotes Friedman saying that the Fed did too much—that in the absence of the Fed, with its "enormous power," we wouldn't have had a downturn on "anything like the scale we experienced." I'm sorry, but those are contradictory positions. If there's doubletalk here, it's not on my part.>
クルーグマンによれば、フリードマンとシュワルツ・ネルソンは大不況期において一方でFRBは仕事やらなすぎ(the Fed did too little)、また一方で過剰な行動とりすぎ(the Fed did too much)と主張していて矛盾しているということのようですが、シュワルツとネルソンは"too much"の事例として銀行危機の際の利子率引き上げを挙げているわけで、"too little"の場合(=銀行破産の放置)に比べてFRBが不況(あるいは銀行倒産の波)の深化を後押ししたという意味では「FRBなかりせばあんな深刻な不況を経験せずにすんだものを」という主張もこの点に限ってはそれほど倒錯した主張とは思えません。
あとシュワルツとネルソンも書いていますが、1928年4月から1930年10月までにマネタリーベースは5%縮小しておりまして、その縮小の原因を政策当局によるバブル潰しに求める議論もあり(<It is well documented that many public officials, such as President Herbert Hoover and members of the Federal Reserve System in the latter 1920s, were intent on ending what they perceived to be the speculative excesses that were driving the stock market boom. Moreover, as explained by Hamilton (1987), despite plentiful denials to the contrary, the Federal Reserve assumed the role of “arbiter of security prices.”>
http://eh.net/encyclopedia/article/parker.depression の「The Beginnings of the Great Depression」と題された項より引用)、この点も勘案しますと「FRBなかりせば・・・」という主張にも説得力を感じてしまうわけです。かといって中銀なんていらないというラディカルな主張に賛同しているわけではなく、時として奇妙な観念に取り付かれてしまう危険性のある中銀に権力や裁量権をやりすぎてしまうことが問題なわけです。マネーサプライルールのようにガチガチのルールで縛りすぎてしまうのもまたこれはこれで問題ですから、バーナンキ現FRB議長のお言葉を借りますと「制約された裁量」でもって中銀の行動にほどほどの縛りを設ける必要があるとの結論に落ちつくことになるのでしょう。
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