家族」や「友達」もレンタル 何でも“商品化”の時代

レンタル家族から、結婚式の代理出席、行列の並び待ち代行、さらには特別料金で列並びを免除するサービスまで－。あらゆるモノやサービスが商品化され、売買になじまない領域にまで市場が拡大している。“脱・お金”の生活の志向は、そうした居心地の悪さの裏返しかもしれない。
　東京都の代行サービス会社「ファミリーロマンス」はニーズに応じて父親や母親、友人を貸し出してくれる。最近は「リア充アピール代行」なるサービスまで始めた。派遣された友人と一緒に遊んで、私生活の充実っぷりを「インスタ映え」する写真に収めて自慢できるという触れ込みで、２時間８千円なり。ウェブサイトには「皆から大注目！１００いいね！」とのキャッチコピーが躍る。
　お金で買った「充実」なんて「リアル」とはほど遠いのでは…と思いきや、毎月５０人の利用がある人気サービスという。社長の石井裕一さん（３６）は「リア充を体験してみたいという人と、普段と異なる交友関係を見せることで自分を『ブランディング』したいという人、二つの層に分かれます」と説明する




うーん、分からなくもない