12月12日
つづき
最終回、2点差を追いつかれなおも1死2・3塁打順は4番、この場面をシュウヘイに任せました。
6回まで投げた後、1度チームメイトに託したマウンドに戻るというのはきっとセオリー的には無しなのだろうと思います。
ただマウンドに行った時、この回から遊撃手になっていたシュウヘイの目、『俺に任せろ』と目で訴えてきました。
この時の熱い目は忘れることはできません。
最初のバッターは前進守備のセカンド横の強い打球、これをユウタが反応よくキャッチし、ランナーをしっかり牽制したのちに落ち着いて1塁に送球、これで2死2・3塁、なおも5番打者というところで空振り三振を奪いました。
絶体絶命のピンチをエースの意気込みとバックの集中力で支え、同点でしのぎました。
最終回裏の攻撃、流れはこちらに来ていました。
1死2・3塁、4番シュウヘイが敬遠気味のストレートの四球で満塁、ここで前の打席でスクイズを決めているシュンがバッターボックスに、
チーム内では満塁男と知られ、どの打順に入っても必ずチャンスが回ってくると言われているそのシュンが、前進守備のレフトの頭を越えるサヨナラヒットを放ちました。
これでもう1試合、決勝戦も楽しめることになりました。
つづく
6年生監督T