それ以外考えられないだろう。
ロシアが裏でハマスと交渉していたとすればスロビキンがアフリカで胡散臭い映像を撮った理由の説明が付く。スロビキンはシリアで活動していた時期もあるわけで当然ハマスの関係者とも何らかのつながりは持っているはずだ。シリアはパレスチナの独立のためにずっと活動していた国だ。そこでシリア政府のために戦っていたのだから外交ルートが無いはずが無い。で、ロシアは何を考えているのか?一つ目はウクライナを支援する国々を脱落させるために最初はフランスの植民地だったアフリカ諸国でフランスの影響力を削ぎに行った。次はアメリカと関係の深いイスラエルを叩く事でアメリカ政府にイスラエルかウクライナのどちらか一つの支援を選ばせようと考えたんじゃなかろうか。もう一つはイスラエルが本気で反撃すれば当然パレスチナ人が犠牲になるわけで、ガザ地域の人権問題を騒いでロシアの虐殺の正当化を図ろうとしているんじゃなかろうか。で、なければハマスはいつもと同じくやられ損で終わってしまうはずだ。勝算があるとすればヒズボラがハマスに協力し、更にシリア軍の一部でもハマスに協力する事だろうがそれでも何処まで通用するか?それとこの問題で泥濘期が近付いてそれ以上進めなくなるウクライナ軍の話題が少なくなるこのタイミングで戦闘が始まったのを考えるとロシアは他の地域での戦争に国際世論を惑わした上でウクライナとの戦争に専念しようと考えているのだろう。もっともこの最中にウクライナがクリミアやトクマク、バハムートを陥落させれば話は変わってしまうのだが。