春だから、髪を切った。
だいぶ伸びていたのを、肩の上まで。
わたしは、シャンプー台で
テレビから流れるニュースを聞いた。
足の先から、ぞぞぞぞぞわぁっと
寒気の様なものが、走り抜けた。
人間存在の悲しさを、思った。
自然災害、事故、老い、病・・
長生きしても、100年に満たない
わたしたち人間が、
なぜ殺し合わねばならないのか。
生まれて来た、すべての命は尊い。
「 慈しみ 」(中村元訳『ブッダの言葉』より)
一切の生きとし生けるものは、幸福であれ、安穏であれ、安楽であれ。
いかなる生物生類(いきもの しょうるい)であっても、
おびえているものでも、強剛なものでも、ことごとく、長いものでも、
大きなものでも、中くらいのものでも、短いものでも、微細なものでも、
粗大なものでも、目に見えるものでも、見えないものでも、
遠くに住むものでも、近くに住むものでも、すでに生まれたものでも、
これから生まれようと欲するものでも、一切の生きとし生けるものは、
幸せであれ。
何びとも他人をあざむいてはならない。
たといどこにあっても他人を 軽んじてはならない。
悩まそうとして怒りの想いをいだいて
互いに他人に苦痛を与えることを望んではならない。
あたかも、母が己が独り子を命をかけても まもるように、
そのように一切の生きとし生けるものどもに対しても、
無量の慈しみのこころを起すべし。
また全世界に対して無量の慈しみのこころを起すべし。
上に、下に、また横に、障害なく怨みなく敵意なき慈しみを行うべし。
立ちつつも、歩みつつも、坐しつつも、臥しつつも、
眠らないでいる限りは、この慈しみの心づかいをしっかりとたもて。』
もし、わが子の命が奪われたら
一瞬にして、きれい事ではない世界が
わたしの目の前に広がるだろう、、。
なかなか、仏さまの教えの様に
生きられない、私だからこそ
自分の中にある、怒りの心を見つめて
光を感じながら歩めたらと思う。
人間は、、悲しい生き物だなぁ。
なんまんだぶつ なんまんだぶつ。
だいぶ伸びていたのを、肩の上まで。
わたしは、シャンプー台で
テレビから流れるニュースを聞いた。
足の先から、ぞぞぞぞぞわぁっと
寒気の様なものが、走り抜けた。
人間存在の悲しさを、思った。
自然災害、事故、老い、病・・
長生きしても、100年に満たない
わたしたち人間が、
なぜ殺し合わねばならないのか。
生まれて来た、すべての命は尊い。
「 慈しみ 」(中村元訳『ブッダの言葉』より)
一切の生きとし生けるものは、幸福であれ、安穏であれ、安楽であれ。
いかなる生物生類(いきもの しょうるい)であっても、
おびえているものでも、強剛なものでも、ことごとく、長いものでも、
大きなものでも、中くらいのものでも、短いものでも、微細なものでも、
粗大なものでも、目に見えるものでも、見えないものでも、
遠くに住むものでも、近くに住むものでも、すでに生まれたものでも、
これから生まれようと欲するものでも、一切の生きとし生けるものは、
幸せであれ。
何びとも他人をあざむいてはならない。
たといどこにあっても他人を 軽んじてはならない。
悩まそうとして怒りの想いをいだいて
互いに他人に苦痛を与えることを望んではならない。
あたかも、母が己が独り子を命をかけても まもるように、
そのように一切の生きとし生けるものどもに対しても、
無量の慈しみのこころを起すべし。
また全世界に対して無量の慈しみのこころを起すべし。
上に、下に、また横に、障害なく怨みなく敵意なき慈しみを行うべし。
立ちつつも、歩みつつも、坐しつつも、臥しつつも、
眠らないでいる限りは、この慈しみの心づかいをしっかりとたもて。』
もし、わが子の命が奪われたら
一瞬にして、きれい事ではない世界が
わたしの目の前に広がるだろう、、。
なかなか、仏さまの教えの様に
生きられない、私だからこそ
自分の中にある、怒りの心を見つめて
光を感じながら歩めたらと思う。
人間は、、悲しい生き物だなぁ。
なんまんだぶつ なんまんだぶつ。