
「白夜行」本当に深い作品。読み終わってもまだ心に引っかかる。
この作品の根底にあるのは、「貧困」そして「差別」
今の時代では、ピンと来ないかも知れないけれど、確かに私が育った時代には
貧困も差別も・・この差別とは住居している場所そのものが差別の対象
こんな理不尽な事が成立していた時代があったんだよね(決して昔ではないです。つい最近のことです)
こういう時代背景をしっかり見据えていると、この作品の深さが改めて浮かびあがる。
底から這い上がるように上り詰めていく雪穂の強さ。
亮司は?この本は亮司の心象はほとんどない。雪穂のしたたかさや強さは
読み進めていくと、なんとなくこんなだったのかな~と
わかるような気が(これも読者の勝手な推測)するのだけれど
亮司の本心・・何度考えてもわからなくて、だからずっと心に引っかかる。
亮司を闇の世界から救ってあげたいって思うようになる。
tahの作品を見たときに、ドキッとした。
闇の中に射し込んでいる光り。
亮司の心象風景なのかも知れないな。とこれまた勝手な推測です。
それにしても多彩なお方なのね。
東野圭吾のファンの一人で、作品は一通り読んでいます
「世界の中心で、愛をさけぶ」ドラマ版よりの綾瀬はるか・山田孝之のファンでもあります
またHNの通り、彼らからすれば、亜紀パパ・朔父の世代です
さて、今回の「白夜行」ですが
>底から這い上がるように上り詰めていく雪穂の強さ
>亮司は?この本は亮司の心象はほとんどない
なかなか、はっきりとは書いてませんからね
主人公2人のことは
雪穂がヒロインの物語ですから、叙述は雪穂中心になりますが、作者の意図はそこに亮司の影を色濃く映しているように思う
雪穂の強さは亮司の存在に裏打ちされた「強さ」であり、二人の「相互信頼」と犯罪を共有したという特殊な「相互依存」という関係性を見て取れれば十分だと思うのですが
ドラマ化が発表されてから、色々と批判や苦情がTBSのBBSはじめいろんなところで出ていますが
やはり「究極の純愛」にはどうしても違和感を
感ぜずにはおれません
二人とも、理由はともあれ、犯罪者には他ならないのですから
TBSにはTBSの事情があり、二人に頼らざるを得ないというような、穿った背景やかつての「百恵・友和のゴールデンカップル」の再来なんてことを企んでいるんではなかろうか、なんてことを考えてしまう
あくまで「推理小説」ですからね
石丸Pの見解の拙さ、というか余りにも短すぎる見解が、混乱も元となっているようです
たくさんの方の感想を読むのは、とても勉強になります。
ところで、私もTarの作品見てきました。
亮司の心象風景。
闇の中に射し込んでくる光...
そうかもしれませんね。
私はDJのことを描いたのかなと思ったりもしました。
DJも闇の中ですよね。3つの光のようなものは闇を照らすライトなのかな...なんて
感じ方人それぞれで面白いですね。
でも、山田くんはどんな思いをぶちまけたんでしょう。
どうにもこうにも 気になる事が多々
なので 本よりDVD鑑賞が先に(笑)
「ちゅらさん」見はじめました。
めっちゃ 可愛い声の孝之君♪
国仲涼子ちゃんもかわいいねぇ♪
ねぇねぇ にぃにぃって呼ぶかれは
また違う魅力を感じます。
hanaさん・・・・・本当にあの方は多彩です。あのブログは、見た人がニヤッとするくらいでいいかなって思って、紹介はしませんでした。静かに見守っていたいブログですよね。でも一言・・・鹿児島行きたい。
jariさん・・・・「ちゅらさん」は面白いですよね。山田君がどんどんカッコ良くなっていくんですよ。そして華奢な山田君を、焼くなり、煮るなり好きにしちゃってください。