詩:こいのぼり
あの子 も この子も
すくすく と
育って おくれ
風にむかって
堂々 悠々 と
美しく 見せて おくれ
山々 はさまれて も
世の川 を 大きな うねりと なり
良き仲間たち と ともに
飛び馳せて おくれ
湯けむり 香る
あの 杖立(つえたて) 湯の地 の
こいのぼり たち のように
らしんとおる
詩:こいのぼり
あの子 も この子も
すくすく と
育って おくれ
風にむかって
堂々 悠々 と
美しく 見せて おくれ
山々 はさまれて も
世の川 を 大きな うねりと なり
良き仲間たち と ともに
飛び馳せて おくれ
湯けむり 香る
あの 杖立(つえたて) 湯の地 の
こいのぼり たち のように
らしんとおる
詩:新聞通(しんぶん-つう)
母親が家事を終えて
午後に新聞に目を通す
いつものように
原付単車の音がして
いつものように
玄関口の郵便受けに・
何が届いたのか・・
気にかけながらも
記事の欄に読み入り
そのうち忘れて
いつものように
学校帰りの息子が
郵便受けの係りに・・
そんな後回しの郵便君
らしんとおる