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SENgoKU anD VISIon -乱世を追う-

戦国・江戸時代 武将 甲冑・刀剣・茶道具 博物館・美術館・城・茶室などを巡る拝見記。その他の雑記もあり。

1610 北村美術館 遠砧

2016-11-16 | 探訪
京都シリーズその1
012
北村美術館
014
秋季茶道具取合展「遠砧」
期間:9月10日(土)~12月4日(日)
kita1609
竹尺八花入 千利休作
利休の直書を持つ尺八花入で一節がやや下にある。
利休の「尺八」花入で最も有名なものは裏千家今日庵に現在も伝わるもので、利休が小田原攻めの際に韮山の竹で造った3本の竹花入のひとつ。こちらも節が下3分の1程にある。
古天明砕銭釜
大名物。柚膚で肩から胴への曲線が独自で美しい。
足利義政が所持し、後に織田信雄から今井宗久が拝領した事が箱書より分かる。
箱書の主は「今井彦右ェ門」であり、おそらく宗久の子孫であろう。
唐物驢蹄口茶入
茶入の口造りが驢馬の蹄に似る事から「驢蹄口」茶入と呼ばれる。小堀遠州の箱書には「縁座」とあり、これは「円座」の事だと思われる。
共筒茶杓 古田織部作
黒竹の茶杓で櫂先が長く手強い、また樋も深い。
筒は割れを防ぐ為に鎹が5つも打たれている。無銘で織部の花押が記されている。

今回は利休・織部・遠州といった茶人縁の道具が揃い珍しく豪華な展示でした。
 

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