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SENgoKU anD VISIon -乱世を追う-

戦国・江戸時代 武将 甲冑・刀剣・茶道具 博物館・美術館・城・茶室などを巡る拝見記。その他の雑記もあり。

1503 三重県総合博物館 親鸞 高田本山専修寺の至宝

2015-05-03 | 探訪
今回も津
005
三重県総合博物館
004-222_001
親鸞 高田本山専修寺の至宝
期間:3月21日(土)~5月10日(日)
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竹一重筒花入
節が上下2ヶ所にあり、割れのため表裏2ヶ所ずつ鎹で留められている。
裏に銀文字で「古織 重然(花押)と書かれている。
竹茶杓
幅広で櫂先はゆったりと曲げられている。箱書きにより瀬田掃部作である事が分かる。
四方釜 
京の釜師・西村道仁の作。正面に「大黒庵」の文字が鋳出されている。
武野紹鴎所持。
楽水指 銘「烏柿」 道入作
荒れ肌で蓋付の水指。濃赤の釉より熟柿を、ひび割れを繕った黒漆を烏に見立て銘が付いた。
利休弟子七人衆 
専修寺の住職は第17世圓猷上人より茶道宗旦古流の家元も兼ねる茶人でもあったそうで、上記の茶道具も残された茶会記より使用していた事が分かる。掛軸の「利休弟子七人衆」は利休の弟子とされる7人を記したものだが、通常の七哲とはやや人物を異にしている。
紹介すると「古田織部」「瀬田掃部」「細川忠興」の3人は同じだが、他の4人が「金森出雲守長近」これは金森長近だが、出雲守は称していない。おそらく養子の金森可重と混同しているのだろう。次に「蒲生飛騨守秀行」 だが、これは利休七哲に数えられる父・蒲生氏郷と間違っていると思われる。残りの2人は「小堀遠州」「佐久間将監」で利休の弟子ではない。

今回の展覧会のメインは専修寺に伝わる親鸞関係の品。なかでも親鸞筆の国宝・西方指南抄や三帖和讃ですが、茶道具も展示があり私はこちらがメインで拝見しました。一度専修寺の宝物館にも行ってみたいと思いました。
 

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