終わり無き悲劇に涙す魔導書は、かけがえ無き主から大切な贈り物を貰う。それは魔導書が己を失くして以来、ずっと求め続けてきたもの。求めながら決して与えられることのなかったもの。聖なる夜の贈り物は、永遠の闇を晴らす一筋の光となる──
[魔法少女リリカルなのはA’s 公式ホームページ]
前シリーズの終盤を思い出させる怒濤の展開・派手なバトル描写、それでいてテーマ・メッセージ性もはっきりしているという神懸かり的展開再び。
聖夜の贈り物を貰ったのは、闇の書と、あとフェイトかな。
フェイトにはほんのひとときだけ、彼女自身が夢見て、欲して止まなかった平和で穏やかに、母やリニスやアルフ達と楽しく過ごす時間の夢を。その夢を見ることで新たに芽生えた勇気を、心の強さを。
闇の書には、夜天の名を失って以来、破壊の代名詞的存在として忌み嫌われた名に代わる新たな名前「リイン・フォース」を。
永遠に変わらない時間など無い、永遠に終わらない悲しみなど無い、それを内と外、フェイトとなのはが、心と、言葉で訴えかける。そして闇の書と融合することで全てを知ったはやても、その悲しみを聖母の如き優しさで包み込む。
今までの闇の書の主とは違うという事実、本来であれば単なるプログラム人格に過ぎなかったヴォルケンリッターに心を見出したはやての特性がここで活きてきましたね。
ついに起動したレイジングハート・エクセリオンモードのド派手なバトルエフェクト、涙無しには見られないフェイトとアリシアのやり取り、挿入歌を背景に新名称・『リイン・フォース』命名の儀式と、これまで溜められてきた数々の伏線をここで一気に回収。もう脳汁が分泌しまくりでした。マジでGJ
25分が短くもあり、長くもあり。むしろ11,12話と1時間スペシャルで見たい気分。テンション上がったまんま下がらないので、このこみ上げる熱いモノをどこに放出すればいいのやら(笑)
・どうでもいい話
前回の予想で、フェイトとはやてが会って話すという展開かと書きましたが、全然違いましたね(笑) アリシア・プレシアは今シリーズ絶対出番が無いものと決め付けていたのでまさか出るとは思ってませんでした。前回の次回予告でむくれてるフェイト?を見た時に気付くべきだったかもしれませんが、そもそもアリシアのキャラなんて知らないっつーの。つーか覚えてないっつーの(八つ当たり
・アリシアはともかく、リニスをいきなり出して大丈夫だったのかな?
一応、小説版とドラマCD(SS02)でリニスがどういうキャラでどういう声をしているかは知っていたので、アニメで動くリニスを見られたのは素直に感動ものでした。前シリーズからのファンは大喜びだったのではないかと思います。いや、もっと出せ、と思ったかも知れませんが(笑) が、話的には、こんな優しい世界で苦しみも痛みも忘れて眠ってしまってはいけないんだ、という趣旨なのでどっちにせよ振り切らなければならなかった訳ですけど、ファンは逆に「もっと見たい」……うーん、ジレンマ。
次回は、やっぱりヴォルケンリッター、バージョンアップして復活? あの矢は、カラーリングからしてレヴァンティンだし、予告ナレの引っ張り方から見ても間違いないでしょう。見たことのないデバイスも出てたし、バリアジャケットを装備したはやてwithリイン・フォースか、衣装とデバイスを一新したヴォルケンリッターのどちらか、あるいは両方ともか。ああ、物凄く楽しみ
-------------------------------------
次回は魔法少女リイン・フォースはやて参上!(だったらいいなぁ
// 追記
◆不屈の心
企画原案・原作・脚本の都築真紀さんが、武装錬金好きであることは都築ファンには周知の事と思いますが、今回11話のなのはの台詞や攻撃にそれがよく現れていましたね。
「いつかは眠るよ──だけどそれは今じゃない。
今は……はやてちゃんとフェイトちゃんを助ける!
それから、あなたも!」(なのは)
永遠なんて無いと言い切るなのはが、抗しきれない運命(闇の書の攻撃による死や消滅)があると解っていてもただ座してそれを待つのではなく、自分なりに納得できるまで動いてからその運命を受け入れる、そしてそれまでは自分に出来る事、自分が守りたいと思う人や物は、可能な限り全部守る、という信念を込めた台詞。この台詞、どこかで見(聴い)たこと有るようなと記憶を検索していたら、武装錬金第6巻『Sai it not so, Bravo』の回でのカズキの台詞
「(命を諦めろというブラボーの言葉に)……わかった。
でも今じゃない 今はまだ諦めない!! (中略)
俺の人としての“最後”があと6週間なら、その最後まで(人として、錬金の戦士としての信念を)貫き通す!」(武藤カズキ)
『善でも悪でも、最後まで貫き通せた信念に偽りなどは何一つ無い』というブラボーの言葉、信念に共感し戦士となったカズキが、その信念でもって自分を殺そうというブラボーに対し、同じ信念でもって相対する場面。同じ信念、相通ずる信条を抱いている者同士なのに、組織が、立場の違いが、二人を戦い合う関係へと導いてしまう。
思えばなのは達とヴォルケンリッターの関係も、これと合致しますね。因みにこの例えだと、ヴォルケンリッター側がカズキで、なのはがブラボーに(笑)
第9話前半での
「悪魔め……!」(ヴィータ)
「悪魔で、いいよ……」(なのは)
の台詞とか聞いたら特にそんな感じ。
そして攻撃。
ストライクフレームを展開したエクセリオンバスターA.C.Sで闇の書のバリアーを貫き一撃を加えるところは、
サンライトハートプラスのエネルギー伸長攻撃でブラボーを吹っ飛ばすところと、
攻撃者の「絶対に貫く!」という信念で共通しているように思います。やはり単なる偽善・独善的正義を振りかざすのでなく自己の信念に基づいて動けるキャラだと、その辺りの気の持ちようや性格も似てくるものなんでしょうかね。
自身の作劇傾向もあるんでしょうが、都築さんが、武装錬金を単なる変態ネタ漫画としてでなくちゃんと読み込んで理解した上で好きなんだなーというのが解って、いち和月漫画信者としてもなんだか嬉しくなりました。自身が書いて動かしているキャラ同様、作品について通すべき信念があるからこそ、見ているこちらも面白く思えるんだと実感しました。
// 追記ここまで
[魔法少女リリカルなのはA’s 公式ホームページ]
前シリーズの終盤を思い出させる怒濤の展開・派手なバトル描写、それでいてテーマ・メッセージ性もはっきりしているという神懸かり的展開再び。
聖夜の贈り物を貰ったのは、闇の書と、あとフェイトかな。
フェイトにはほんのひとときだけ、彼女自身が夢見て、欲して止まなかった平和で穏やかに、母やリニスやアルフ達と楽しく過ごす時間の夢を。その夢を見ることで新たに芽生えた勇気を、心の強さを。
闇の書には、夜天の名を失って以来、破壊の代名詞的存在として忌み嫌われた名に代わる新たな名前「リイン・フォース」を。
永遠に変わらない時間など無い、永遠に終わらない悲しみなど無い、それを内と外、フェイトとなのはが、心と、言葉で訴えかける。そして闇の書と融合することで全てを知ったはやても、その悲しみを聖母の如き優しさで包み込む。
今までの闇の書の主とは違うという事実、本来であれば単なるプログラム人格に過ぎなかったヴォルケンリッターに心を見出したはやての特性がここで活きてきましたね。
ついに起動したレイジングハート・エクセリオンモードのド派手なバトルエフェクト、涙無しには見られないフェイトとアリシアのやり取り、挿入歌を背景に新名称・『リイン・フォース』命名の儀式と、これまで溜められてきた数々の伏線をここで一気に回収。もう脳汁が分泌しまくりでした。マジでGJ
25分が短くもあり、長くもあり。むしろ11,12話と1時間スペシャルで見たい気分。テンション上がったまんま下がらないので、このこみ上げる熱いモノをどこに放出すればいいのやら(笑)
・どうでもいい話
前回の予想で、フェイトとはやてが会って話すという展開かと書きましたが、全然違いましたね(笑) アリシア・プレシアは今シリーズ絶対出番が無いものと決め付けていたのでまさか出るとは思ってませんでした。前回の次回予告でむくれてるフェイト?を見た時に気付くべきだったかもしれませんが、そもそもアリシアのキャラなんて知らないっつーの。つーか覚えてないっつーの(八つ当たり
・アリシアはともかく、リニスをいきなり出して大丈夫だったのかな?
一応、小説版とドラマCD(SS02)でリニスがどういうキャラでどういう声をしているかは知っていたので、アニメで動くリニスを見られたのは素直に感動ものでした。前シリーズからのファンは大喜びだったのではないかと思います。いや、もっと出せ、と思ったかも知れませんが(笑) が、話的には、こんな優しい世界で苦しみも痛みも忘れて眠ってしまってはいけないんだ、という趣旨なのでどっちにせよ振り切らなければならなかった訳ですけど、ファンは逆に「もっと見たい」……うーん、ジレンマ。
次回は、やっぱりヴォルケンリッター、バージョンアップして復活? あの矢は、カラーリングからしてレヴァンティンだし、予告ナレの引っ張り方から見ても間違いないでしょう。見たことのないデバイスも出てたし、バリアジャケットを装備したはやてwithリイン・フォースか、衣装とデバイスを一新したヴォルケンリッターのどちらか、あるいは両方ともか。ああ、物凄く楽しみ
-------------------------------------
次回は魔法少女リイン・フォースはやて参上!(だったらいいなぁ
// 追記
◆不屈の心
企画原案・原作・脚本の都築真紀さんが、武装錬金好きであることは都築ファンには周知の事と思いますが、今回11話のなのはの台詞や攻撃にそれがよく現れていましたね。
「いつかは眠るよ──だけどそれは今じゃない。
今は……はやてちゃんとフェイトちゃんを助ける!
それから、あなたも!」(なのは)
永遠なんて無いと言い切るなのはが、抗しきれない運命(闇の書の攻撃による死や消滅)があると解っていてもただ座してそれを待つのではなく、自分なりに納得できるまで動いてからその運命を受け入れる、そしてそれまでは自分に出来る事、自分が守りたいと思う人や物は、可能な限り全部守る、という信念を込めた台詞。この台詞、どこかで見(聴い)たこと有るようなと記憶を検索していたら、武装錬金第6巻『Sai it not so, Bravo』の回でのカズキの台詞
「(命を諦めろというブラボーの言葉に)……わかった。
でも今じゃない 今はまだ諦めない!! (中略)
俺の人としての“最後”があと6週間なら、その最後まで(人として、錬金の戦士としての信念を)貫き通す!」(武藤カズキ)
『善でも悪でも、最後まで貫き通せた信念に偽りなどは何一つ無い』というブラボーの言葉、信念に共感し戦士となったカズキが、その信念でもって自分を殺そうというブラボーに対し、同じ信念でもって相対する場面。同じ信念、相通ずる信条を抱いている者同士なのに、組織が、立場の違いが、二人を戦い合う関係へと導いてしまう。
思えばなのは達とヴォルケンリッターの関係も、これと合致しますね。因みにこの例えだと、ヴォルケンリッター側がカズキで、なのはがブラボーに(笑)
第9話前半での
「悪魔め……!」(ヴィータ)
「悪魔で、いいよ……」(なのは)
の台詞とか聞いたら特にそんな感じ。
そして攻撃。
ストライクフレームを展開したエクセリオンバスターA.C.Sで闇の書のバリアーを貫き一撃を加えるところは、
サンライトハートプラスのエネルギー伸長攻撃でブラボーを吹っ飛ばすところと、
攻撃者の「絶対に貫く!」という信念で共通しているように思います。やはり単なる偽善・独善的正義を振りかざすのでなく自己の信念に基づいて動けるキャラだと、その辺りの気の持ちようや性格も似てくるものなんでしょうかね。
自身の作劇傾向もあるんでしょうが、都築さんが、武装錬金を単なる変態ネタ漫画としてでなくちゃんと読み込んで理解した上で好きなんだなーというのが解って、いち和月漫画信者としてもなんだか嬉しくなりました。自身が書いて動かしているキャラ同様、作品について通すべき信念があるからこそ、見ているこちらも面白く思えるんだと実感しました。
// 追記ここまで
さっそくのトラック・バックを、ありがとうございました。
こちらからも、ズーズーしくTBさせていただきます。
拙文にも書き込みましたが、個人的に今回の『贈り物』は、「信頼」だと思います。
目に見えない、何をしているか判らないそんな友人達を、ナノハ達は無条件に信じています。そして、それに連なる未来を……それは、「希望」なのかも知れません。
とにかく、この物語には前作から、隙がありません(突っ込見どころは満載ですが、物語とテーマに関して)。
今、アニメだけではなく色々なものから、「夢・勇気・愛・希望」が失われつつあります。この物語は、それを思い出させてくれます。
本当に、ここ数回、悶絶しながら次回を待っています。それでは、本番のクリスマスイブでの、ハッピー・エンドを信じて!
ドライブ・イグニッション!!
あろうなのはを信頼していますね。
はやてのリーン・フォース命名という行為も、魔導書への信頼と未来への希望を
託す行為であり、また魔導書の意志自身も、半年間を共に過ごし、はやてを信頼すべき
主と認めていたからこそそれを受け入れた、と。
うーん、こうして見ると10話までのジリ貧モードからここまで盛り返したのも、
ご都合とかじゃなくてみんなが自分の大好きな人達を信頼していたから、そして
丁度良くどのキャラも必ず誰かに愛されていたから、みんながみんな、それに
応えるために今動いている、というわけですね。
こういう義理人情がめぐりめぐる関係は本当に見ていて気持ちが良いですね。
さて、そろそろ本格的な戦闘も次回で終わりでしょうし、もうなのは達にはあまり
泥臭い戦いはしてほしくないなぁ。
というわけで最後の予告はもしかしたら、「リリカル・マジカル、がんばります!」
かな?
なのはおもしろいですね。みたいです、みたいですけどみれる環境にありません。いろいろ手段をこうじて10話まではみました。
今回ここにコメントを書くのは、リンクの許可をいただくためです。このブログはおもしろく、もしよろしければ自分のブログにリンクをはらしていただきたいのです。
ネットのマナーに詳しくなく、このような形でのお願いに対して不快だった時は、申し訳ありません。
テキストオンリーで華やかさに欠けるブログですが、面白いと思って頂けるのは
素直に嬉しいです。
リンクの件ですが、そちらから貼る分には自由にして頂いて問題ありません。
相互リンクを希望する場合に、コメントにてその旨をお書き下さい。
ただ相互の場合には、できれば定期的にTBできる記事(アニメ感想など)があるのが
望ましいです。
マナーに詳しくないとのことですが、GoogleやYahoo!などで、「掲示板 ネットマナー」
を検索し、ヒットしたページを片っ端から読んでいくなどして、独習されてはいかがで
しょうか。また、マナーと一口に言っても礼と無礼の判断基準は人によってまちまちで
もありますので、相手に合わせた謙虚な姿勢で臨まれるのがよろしいかと。
謙虚といっても、自分はマナーに詳しくない、というのも人によっては言い訳や、逆に
非常識だと取られかねませんので、書き添える際、相手の事をよく考えてからするのが
いいでしょう。
とりあえず
・初めましての時はまず初めまして
・気安い言葉を使わない
・尋ねられてもない身の上話はしない
などにご留意下さい。
その他、いろいろ教えていただきありがとうございました。
ではまた♪♪