ダメオタRの徒然雑記

ダメオタRankeが大好きなアニメ・漫画・ゲームの感想を、「“良かった”探し」をモットーにつらつらと書いていきます

感想:Canvas2~虹色のスケッチ~ 第6話 「誘惑のエメラルドグリーン」

2005-11-07 13:48:44 | Canvas2(TVA)(了)
海の話といえば、お色気とギャグ。それでもやっぱり『Canvas2』な第6話

[アニメCanvas2公式サイト]

 前回、菫がいるということで修学旅行なのかと思いましたが、ある特定のコースを選択している学生を、1~3年生まとめて連れて行く研修旅行でした。美術部・合唱部に選択者が多いと言うことで、美術部顧問の浩樹に引率者としての白羽の矢が立つという、一応筋としては通っているのかな?

 今回だけで終わりかと思ったら、どうやら続きものらしく、これまで1話ごとにオチを付けてきた本作にしては珍しい構成。一応、第1話を竹内部長の紹介話としておけば、紗綾以外のメイン+サブキャラの紹介も終わっていますし、ここで長尺をとるということは、メインテーマ部分(浩樹・エリス・霧)を次のステップにシフトさせる段階にきたということでしょうか。

 ストーリーを動かすには、主役級の登場人物の、心境の変化を起こさせるイベント、事件が必要となる。今回の場合だと、エリスがそのイベントの当事者となった。彼女は、これまでもしつこく描写されてきたように、浩樹が自分の傍にいることが当たり前で、それを前提にした言動をとってきている。ところが、4月の冒頭に、霧との再会。エリスにとって霧は、自分の知らない浩樹を知る存在。そして浩樹も、霧に対して何かしら複雑な感情を抱いているらしいこと、霧が浩樹への本当の感情を微妙にぼやかしていることも、エリスは恐らく理解しているだろう(2話)。このことによりエリスの、浩樹の気を引こうとする気概は更に強まったと思われる。
水着姿を見せに来る辺りも、漫画版1巻のプール回であった展開と同様、何とかして霧から自分へと強引にでも振り向かせようとする思考が根底にあるのは間違いなく、それでも浩樹が取り合ってくれないから、怒ったり拗ねたりといった次の行動──というか最終手段に出るわけだ。
そして、今回。引率責任者という立場上、二人の同行機会が増えるのは解っていても、どうしても不安になる。実際に二人でいる様子や、朋子の「名前で呼んでる」の指摘(これはあまり意味はないかもしれないが)、そして自分に構ってくれないほど忙しい様子の浩樹を見て、エリスの不安は少しずつ鬱屈する。そして、神社の境内で夕陽を見つめるムード満点の二人を見て、張りつめていた糸が切れてしまった。
これまで、どれだけ嫉妬していても泣くことなどなかったエリスが涙を流してまで悲しむその理由は。当然、浩樹が自分以外の誰かと親しそうにしているのを見るのが嫌だから。自分の傍から離れていくのが嫌だから。普段から、お兄ちゃんお兄ちゃんと呼び慕っていて、好意を抱いているということは傍目にも明らかでしたが、もしかすると、エリスはこの瞬間初めて、自分の恋愛感情を自覚したのかも知れません。


◆アイキャッチ
今回のアイキャッチは、エース・コンプティーク等の角川系複数誌に掲載されている『らき☆すた』の作者、美水かがみ先生。特徴的ですぐに氏のものと解る絵ではありますが、これまでとは違って、誰か特定のキャラを描いたものではありませんでした。撫子学園の女生徒etcを描いた様子かと思われます。モデルになったモブは、恐らくBパートで霧が自由行動を通達しに来たときに部屋にいた女生徒でしょうかね。前髪やヘアピン等、特徴が複数一致するモブがいましたし。Aパート終了後の制服姿はともかく、Bパート開始前、本来短パンであるはずのところにブルマーを穿かせてるのは……やっぱり趣味ですか?


◆次回予告
 シ、シルヴィア?(18禁注意)
というわけで、コスプレネタの本領発揮。肝試し用コスと言いつつ、トィンクルアカデミー制服で、何を怖がらせようというんじゃ(笑)
可奈がやるのもいいけど、どうせ同じ魔女アラ制服なら菫が着た方がよっぽど似合っt(撲殺




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ニブチンの浩樹に届け、エリスの想い!