最近だらだらしすぎだな〜と思いながらテレビを見ていると、河津桜のニュースが流れて
きた。今の状態から逃げ出すにはコレだ、行ってみよう。ダメもとで調べる。自走した場
合8時間半。峠越えしてもしなくてもあり得ない。端から分かってはいたが、自走は無理
なので始発で輪行し、河津まで行ってからのんびり走ろう。そこまで決め早めに就寝。
当日、目覚めれば7時。
あーやっちゃった。その勢いでだらだらし始めたところで我にかえる。このままじゃいか
ん!出かけろ!とりあえず動かないといけないんです。そうだ、桜の前に梅でも見に行こ
う。ネット検索。すると小田原に曽我梅林とある。ここから40km、2時間半。経路は難
しくなさそうだが往復で・・・考える前に行ってみよう。
年明けから今日まで遠くても10km、ほぼ近所しか走っていない体にはキツかった。1時
間走った頃には腿がだるいし呼吸が荒い。茅ヶ崎に入ったところで、あ〜帰ろうかなぁと
意気消沈。とりあえず湘南大橋は渡っとくか。そしたら大磯まで行っとくか。うだうだ言
いつつ走っていたら、苦しくないことに気がついた。ここまで来たことだし頑張るか、と
思った時には二宮に入っていた。
あぁ諦めなくて良かった。
富士山。見えるたび撮っちゃう問題。
屋台が出ていると知らずに来たため、テンション爆上がり。来る途中でチェックしていた
店は忘却へ。100%みかんジュースは染み渡り、じゃがバターも梅アイスも梅なんとかも食
べたかったけれど、空腹に負けソースの匂いにふらふらと引き寄せられる。お好み焼きが
思いの外ボリューミーで、他が食べられなかったのが心残り。
それにしても今日が最終日だったとは。調べずに来る危うさを、目の当たりにした。
河津桜も見れた。
帰路は辛かった。輪行体制で来たら良かったと少し後悔しながら漕いでいると、さっき抜
いて行ったロードの人が蕎麦屋の前で店主らしき人と談笑している。感覚的にはついさっ
きなのに、わたしがここに到達するまでに、あの人は食べて出て来られる時間があったの
か。などと考えていたら抜かれざまに「カッコイイ自転車ですね」と声を掛けられた。
あっ蕎麦の人。もう追いつかれた。
会話の中で同じ鎌倉民だと判明。40数年乗っているというその方は、こちらに合わせての
んびり走ってくれているのが分かる。が、そこそこ必死なわたし。同じ方向だからと太平
洋岸自転車道を案内していただいた。車を気にせず走れるのは嬉しい。そして驚いたこと
に、昨日は桜を見に鎌倉から河津まで自走で往復し、今日はそのクールダウンだと仰る。
クールダウン・・・。
その後、颯爽と走っていく後ろ姿を、スローなペースで見送るのでした。
出発8:45 → 11:12 曽我梅林 13:41 → 16:18帰宅
片道40km /2時間半