前日の江ノ島での疲れが予想よりは抜けていたので、今日はここのピンクルートを参考
に三浦半島一周を目指すことに。
距離・体力的になかなか無謀な気がするので、輪行袋は忘れずにスタンバイ。
車に気をつけながら黙々と走る。次があったら鎌倉〜横須賀は電車だな。車多いし景色
楽しくないし。そんなことを考えつつペダルを回すこと2時間。やっと海が見えた。
ここに着いたと言うことは、観音崎公園すっ飛ばしてた。海沿いでない事は薄々気付い
てはいたが、やっぱりあそこを左だったか。先を考えると戻りたくないので進んじゃえ。
今日の難点は風が強いこと。ず〜っと向かい風、たまに横風。そうじゃなくても進まな
いのにと文句ばかりでもアレなので、この青空で最高気温25度。快適この上ない青空、
これは頑張るしかない。
野比海岸
先は長ーーーーーーーーーい。
海沿いはあまり起伏が無さそうだしイケるかと思っていたら、金田漁港を過ぎた辺りから
ゆる〜く長〜い上り坂が始まり、一気に脚が重くなる。
遠くに風車が見えてきた。カッコイイ。でも、あそこまで上るのかと気が重くなる、ギア
をインナーに入れ覚悟を決めてクルクルのそのそ上っていく。
宮川公園
気付けば11時半。
時計を見たらお腹が減った。不味くて残してたスコーン、持って来てよかった〜。
さて、このあと城ヶ島に渡るか暫し悩む。前回行かなかったし、今日は観音崎公園も飛ば
しちゃったし、行っときますか。
城ヶ島
渡ったよ〜。
ハイキングコースがあったり楽しそう。灯台の写真は撮りたかったんだけど、全く歩く気
になれず。あっ灯台形の駐在所、ここで満足しておこう。
平日でコロナ禍となるとお店を探すのも一苦労。
疲れてるしお腹が減って限界なので、そそくさと三崎へ移動する。
ここにしよう。看板犬(先客さんの犬)と順番待ち。
頼んだのは「上まぐろ赤身丼」夏休みなので「上」待ってました。
美味しかった〜。お腹空いてると丼物選びがちだなと、ふと気付く。
腹ごなしに散歩。そして気になっている店イタコに行くと、店の前にブラックレンズの
ティアドロップサングラスをかけた男性が、開いた扉の前で椅子に座って寛いでいる。
・・・。
ひとまずスルー。とりあえず海南神社で気持ちを落ち着けて
再チャレンジ。
マスター?近所の人?でも店前だし?妄想の中ではソバージュかけたママが咥えタバコで
お出迎え。もしくはパンチパーマ風ショートカット。どちらにせよTHe昭和、どちらでも
無い。
こんなチャンス滅多に無いと自分を奮い立たせ「お店の方ですか?」恐る恐る声を掛ける。
すると「そうだよ〜」とのんびりした返事。写真を撮りたいとお願いすると「扉閉めた方
が良いよね」と言いながら椅子を手に、道の反対側へ移動してくれる。
さらに気前よく「店の中も覗いてみる?写真撮ってもいいよ」とまあ、こちらの心を見透
かされているのかと思うほどスムーズ。その流れで店名の由来も聞いちゃおう。
「出身が東北なんですか」「違うよ。う〜ん、長年マグロ漁船に乗ってたから日本のこと
あまり知らないんだよ。名前は、なんとなくだねぇ」
ええーーー
恐山は?口寄せは?昔の彼女も関係ないんですか。地名でも人名でもない、予想外すぎ。
当たっていたのはスナックって事だけ。まあこれは見た通りだった訳で...。
マグロ漁船もびっくり。そのうえ現在の店は3軒目、マグロ漁船を降りてから始めたそう。
ずっと店名はイタコ。
花が好きでプランターの花も自分で植えていて、いつもより少ないけどね〜。なるほど。
一つ謎が消え一つ興味が湧くという、やっぱり気になるお店には違いない。
「コロナが落ち着いたら遊びに来てよ」
「ありがとうございます。次は飲みに来ます」
時間を気にしなければ、お茶でも飲みながら話の続きを聞きたかった。
次回はカウンターでじっくりと。(通常時の営業時間 19時開店〜0時頃まで)
そして、三崎からの帰り道がキツかった!
走り出し早々ずしりと体が重くなり、輪行しようと本気で考える。三崎口駅から鎌倉まで
スムーズにいって1時間。分解が30分かかったとしてトータル1時間半だとして到着後、
組み立てるか担いで帰るのか。このまま三崎口から鎌倉まで漕いで1時間半。疲れてるか
らもっとかかるか・・・考えながら走っていると駅まで来ちゃった。まあ、漕ぎますか。
その後は坂で耐えきれずに押し歩きを数回繰り返し、あ〜やっと見慣れた景色。
もう一踏ん張り。
これでやっと夏を終われる。
・・・・*・・・・*・・・・*・・・・*・・・・*・・・・*・・・・*・・・・
START 7:45〜開国橋 9:48〜宮川公園 11:21〜城ヶ島 11:38〜三崎 12:21〜昼休憩〜
GOAL 16:30
走行距離 約70km