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デヴィッド・フィンチャー「マインドハンター」シーズン1

2017年10月15日 23時05分19秒 | クライム・サスペンスドラマ
Mindhunter (Original TV Series Soundtrack)
Jason Hill
Editions Milan Music


【Netflixオリジナル】Mindhunter Season 1 #1〜10

 1977年、人質を取っていた立てこもり犯が自殺し歯がゆい思いをしたFBI人質解放交渉のホールデン・フォード(ジョナサン・グロフ)は、アカデミーの教官に任命される。ラスマン教授の「時代は変わり犯罪も変わった」という話に感銘を受ける。大学での受講を許可され新たな人材発掘を行うことになる。ホールデンは行動科学課の捜査官ビル・テンチ(ホルト・マッキャラニー)という仲間を見つけ、新種の殺人犯を調べ始める。
※以下、ネタバレあらすじです

Netflixオリジナルシリーズ『マインドハンター』予告編


 アイオワ州フェアフィールドで母親と子供が殺される事件が発生。そこでビルとホールデンは行動心理学を警官らに講義する。発見されたのは事件から4日後で、被害者のエイダは手錠でベッドにつながれ、ほうきの棒が肛門に刺さっていた。犯人は息子にも同じことをした。犯人は痕跡を完全に消していて計画的だった。ホールデンはほうきに意味があるのかもと疑うが、異常行動を理解できない。ビルは今度怖気付いたら恋人にぶちまけてスッキリしろと助言。

 ホールデンは薄気味悪いほどに冗舌で明晰な殺人犯エド・ケンパーに面会する。彼は女子大生を殺して切断し遺体と性交、更に斬首した頭にフェラさせた。彼は殺人を天職だと言う。ビルは彼に操られるな、客観的になれとホールデンに警告する。エドは母親から屈辱を受けた息子は暴力的になり堕落するという。その後、サクラメントで老女が襲われ飼犬が殺された事件の相談を受け、令状を安請け合いし問題になる。更にこの聞き込み調査が局内で否定的な反応を巻き起こす。狂気を理解せずには犯人に勝てないとビルが掛け合い助けられる。

 ホールデンとビルはウェンディ・カー博士(アナ・トーヴ)から意義のある行動だと評価される。またサクラメントで同様の事件が発生、母親への怒りを抱えていたドワイトを逮捕。チームの洞察力が殺人犯の逮捕を導き、初の成功を収める。ケンパーに面会し母親に言い返せかなったことへの反動と欲望について話を聞く。次に連続レイプ殺人犯のモンティ・リセルに面会する。彼は自分を被害者だと思っていた。そんな中、ペンシルベニア州アルトゥーナで性器や胸を切り取られた女性の遺体がゴミ捨て場で見つかる。

 ホールデンとビルはウェンディと相談しながら研究対象の分類をし始める。そんな矢先、3人に驚くような報せが舞い降りる。大きな補助金が降り連邦議会も注目していると告げられる。ホールデンたちはペンシルベニア州で起きた不可解な事件の捜査に戻る。しかし複数の手がかりが別々の可能性を指し示し、容疑者を絞れない状態が続いていた。被害者ビバリーの婚約者ベンジーや彼の母親から話を聞くと泣き出す。その後、妹ローズの証言からベンジーか夫のフランクのどちらかが殺したと分かる。

 アルトゥーナの理解し難い事件にはベンジーとフランク、ローズも関わっているとウェンディが断定。分析結果を司法制度上うまく説明するのに苦心する。常勤でプロジェクトを管理・運営してほしいとのオファーを検討するウェンディ。そんな彼女には女性の恋人がいた。ウェンディの説明を理解してない検事は、フランクと取引し精神施設に5年入院で手を打ってしまう。ウェンディはキャリア面で不利なのを承知でチームの正式な一員として働くため引っ越す。

 方法論を確立しようと、記念品コレクターと呼ばれるジェリー・ブルードスに面会し犯行前後の行動原理や論理を解明しようとする。ブルードスの取材をすると、犯行を否定した上にケンパーと文通していると匂わす。次の面会でハイヒールを土産にすると、母親に靴を燃やされたことが引き金になっていた事が分かる。その一方でホールデンとビルは仕事の感情的な影響に飲み込まれそうになる。

 ビルとウェンディはチームの4人目を迎えるために面接を行う。その頃、ホールデンはウェイド校長が続ける妙な習慣に対する親らの苦情に興味を示していた。ブルードスの面会で、初回は突発的だが2回目以降は計画的に実行されたと分かる。チームは所長が推すグレッグ・スミス捜査官を採用し、ホールデンと校長のくすぐりについて調査する。それを止めるよう校長に助言すると激昂される。その後、教育長は校長の解雇を求める。

 大量殺人犯、リチャード・スペックへの聞き込み中にホールデンが被害者をアバズレと呼んだり、自殺しようとしたと指摘し情報を得ようした。スペックから「心をファックされた」と苦情が入り、FBI内部調査が始まる。テープを聴いたウェンディと所長が問題視するがテープは破棄されることに。ところがグレッグが業務査察室に渡してしまう。チームはケンパーのようなタイプを“シリアルキラーと”命名する。そんな中、アトランタ近くで少女の強姦殺人事件が発生。

 ホールデンはアトランタの事件で、現場付近で剪定をしていた作業員デヴィアを容疑者に特定。大胆な手法で自白を引き出す。しかし自白を引き出した件と受刑者に面会していることが新聞に掲載され彼のキャリアとその身にまで危険が及ぶ。ウェンディは行動科学課の関与で死刑になれば研究に支障をきたすと判事に掛け合うが死刑は覆らない。そんな中、ケンパーが自殺を図りホールデンを医療代理人に指名する。

 局内調査局がテープを入手しホールデンが偽証罪に問われ、チームは圧力に押し潰されそうになる。ホールデンはケンパーを見舞うと、彼はアトランタの記事を見ていて行動プロファイリングについて説明させられる。ケンパーは女を手に入れるには殺すしかなかった、今なら簡単に君を殺せると言って脅す。彼にハグされたホールデンはパニクって呼吸困難に陥る。

デヴィッド・フィンチャーが手がけるドラマシリーズは「ハウス・オブ・カード」に続いて2つ目になります。製作総指揮に加え、1、2、9、10話をフィンチャーが監督。
「Glee」のジョナサン・グロフに「CSIマイアミ」のホルト・マッキャラニーに「フリンジ」のアナ・トーヴと海外ドラマでお馴染みの面々。
FBIに行動科学課が立ち上がったばかり頃の話なので「クリミナルマインド」が好きな方も楽しめると思います。
有名な凶悪犯に取材して行動心理を理解するのは今や当たり前ですが、この当時始まったんですね〜。このドラマに登場する凶悪犯は実在していて、エド・ケンパーの再現率の高さには驚きます。
「シリアルキラー」の呼び名が決められた背景も分かって面白かった!
実際に凶悪犯との面談って怖いと思うんだけど、それを悟られてもいけないし、話を引き出すのは難しそう。
闇に接してるだけあって関わる捜査官たちも闇に飲まれていく様子がまた興味深い。
ホールデンは才能はあるけど調子に乗るから最後、怖い目に…。さすがに懲りたかな?ビルくらいの距離感がちょうど良さそうだけど、革新的な手法は編み出せないのかな。ああなってウェンディはどうするのかなー?
ほうきを尻にぶっ刺した犯人が捕まったのか気になるなあ〜。シーズン2ではカンザスのシリアルキラーBTKキラーとの対決が見れそうですね!楽しみ♪

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マインドハンター──FBI連続殺人プロファイリング班 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
井坂 清
早川書房


視聴環境:Netflix



©︎2009 シーサイド発


2 コメント

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ウィチタの髭は (お銀)
2017-10-27 16:32:21
btkキラーだったんですね
これで腑に落ちました
一体誰で何なんだろうと思ってました
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→お銀さん (らるふ)
2017-11-06 15:16:46
コメントありがとうございます。
そうですBTKキラーなんですよ。
対決が楽しみですね!
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