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[終]ホロウ・クラウン/嘆きの王冠 シーズン1 #11「ヘンリー五世 part3」

2016年03月20日 21時38分24秒 | The Hollow Crown
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The Hollow Crown Season 1 Henry V
[シーズン1 最終回]

 兵士の数で勝るフランス軍はアジャンクールでの戦いの前に、身代金の用意はあるかとヘンリー王に使者を遣わす。ヘンリー5世はそれを拒否し「わが兵士の多くが祖国の墓に帰る。そして今日の手柄が刻まれる」とはねつける。ついにイングランド軍とフランス軍の合戦が始まる。
※以下、ネタバレです

 前線のヨーク公を支援すべくヘンリー5世も戦いに加わる。弓兵はギリギリまでフランス軍が近づくのを待ってエクセター公の合図で射落とす。怯えて震えるピストルをよそに、フルーエレン大尉はフランス将校と一騎打ちし勝利する。完敗だと聞いたルイ王太子が戦場に駆けつけた直後に、ヨーク公は背後からフランス軍司令官に刺されてしまう。

 数で劣っていたイングランド軍だったが、周囲はフランス兵の死体に囲まれていた。ヘンリー王は叔父エクセター公からヨーク公が三度も立ち上がったのに戦死したと知らされる。最期に友愛の遺言を血で封印し、その美しい姿に涙したという。そんな時、フランス軍が兵士を再集結させるように見えたヘンリー王は、敵の捕虜の処刑を命じる。そこへモンジョワがフランスからの伝令を伝えるために現れる。

 フランス軍は戦場で死者を探し埋葬したいと慈悲を申し出てくる。ヘンリー王は勝敗の行方が分からないと詰め寄ると、勝利は陛下のものと告げられる。両軍の戦死者の数を調べさせることにする。その後、決闘の誓いをした兵士にあれは自分だったと明かす。すると夜の闇と服装と態度から普通の兵士にしか見えず、兵士同士であれば罪はないはずと反論される。水に流すことにし、手袋に金貨を詰めて渡してやる。1万のフランス兵が戦死し、それに対しイングランド兵はわずか25名の戦死者だった。

 ヘンリー王は神が導いた奇跡と考え、村まで厳粛に行進し勝利を自慢すれば死刑だと軍に命じる。フランスが喪に服してる間、ヘンリー王はイングランドに帰還。フランス王位を譲位させ和平を結ぶため再びフランスへ渡る。そしてキャサリン王女に結婚を申し込む。「フランスの敵は愛せないが、余はフランスの友だ。フランスを愛するから我がものにしたい。余は君のものだからフランスは君のもので、君は余のもの」と話し、フランス語で愛の言葉を贈る。キャサリンから結婚の承諾を得て、キスする。

 フランス王はすべての条件を承諾し、王女との結婚も認める。愛のある結婚で両国が二度と血を流さぬようにと和平が結ばれる。それからわずか2年後にキャサリンは未亡人に。王国の支配権を息子に遺し、ヘンリー6世は幼くして父の跡を継ぎ、フランスとイングランドの王となった。しかし幼い王は内紛の渦中に置かれ、やがてフランスを失いイングランドでも血が流されることに。

<キャスト>
◆ヘンリー5世(トム・ヒドルストン)…イングランド王
◆エクセター公(アントン・レッサー)…ヘンリー5世の伯父
◆ヨーク公(パターソン・ジョセフ)…ヘンリー5世の従弟
◆ウェストモーランド伯(ジェームス・ローレンソン)…ヘンリー5世の義理の叔父
◆サー・フルーエレン大尉(オーウェン・ティール)…イングランド軍の将校
◆ニム(トム・ブルーク)…イングランド軍の伍長
◆ピストル…厄介者の旗手。クイックリー夫人と結婚
◆フランス王シャルル6世(ランベール・ウィルソン)…フランス王
◆ルイ王太子(エドワード・アクラウト)…フランス王の後継者
◇キャサリン王女(メラニー・ティエリー)…フランス王の娘
◆モンジョワ(ジェレミー・コヴィヨ)…フランス大使
◆モントジョイ(ジェレミー・コビラウト)…フランス軍司令官
語り手…ジョン・ハート

5倍の敵軍に対して戦死者わずか25名って圧倒的な勝利!特に戦術が優れていた訳でもないのに凄いなぁ。
戦いの前にヘンリー5世が"聖クリスピアンの祭日"の話で士気を高めたのが勝利に結びついたのかな。
フランス王は負けても気丈に振舞っていたけど、ルイ王太子の顔!
キャサリン王女へのプロポーズのシーンも不器用な言葉だったけど愛情がこもってて良かったなぁ(*´∀`*)ポワワ
フランスも嫁も手に入れたのに2年後に亡くなってしまっただなんて。死んだ時は35歳で赤痢が原因だったそう。
ジョン・ハートの語りがとても良かった。最後にあの少年が成長した姿でご本人登場してくれて嬉しくなった。
この後、薔薇戦争に突入していく訳ですが、シーズン2ではヘンリー6世とリチャード3世が描かれる予定です。

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視聴環境:hulu
*執筆当時の情報であり現在掲載されているかはご自身でご確認ください



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