久しぶりだった。
こんなに娘を叱ったのは。。。
娘は号泣しながら、探し物。
そんなに泣きながら探したって、みつかりっこないってこと、
親の私は十分に知っているのに、
彼女のしたいようにさせていた。
これは、いじわるなの?
私の心の中の声が、問う。
ううん、違う。 親の厳しさだ。
心のもう一人が答える。
その答え方は、冷たい中にもあったかい愛があった。
だから、私は放っておいた。
安心しながら、私の中にいる阿修羅のするがままにしていた。
5年生の長女に、「宿題、やった?」と聞いていた。
3連休の初日にも、翌日も、聞いたはずだった。
その問いに、彼女は「うん、やったよ。あと一人勉強だけ。」と答えていたから、私はすっかり安心しきっていた。
最後の日の夕方、もう一度聞いた。
「残ってた一人勉強、したの?」
「ううん、やってない。」
やってないなら、やりましょう・・・と促す私に、鞄からいろんなものを取り出して、テーブルに向かった。
でも、様子がおかしかった。
そして、「宿題がないから、隣の子に貸してもらってくる。」
単なる忘れ物なら、少しばかり叱って、あとは彼女の対応を見て、
間違ったことをしないかどうかだけ、確認するだけで済むことだったが、今回は違った。
彼女は、2日半も、私に嘘をついていたからだ。
やってはいない宿題
しかも、手元にない!ってどういうこと!?
冷静に言い諭していたけれど、だんだん感情が高まった。
彼女は言った。
「だって、ママに言ったら怒られると思ったんだもん。」
「じゃ、3連休の最後の日の夜に言ったら、怒られないと思ったの?
ママは、宿題がないことを怒ってるんじゃないんよ!
嘘をつき続けたことに、怒ってるんよ!!!」
ゴロゴロゴロゴローーーーーーーーー
稲妻は、容赦なく、11歳の女の子の頭上に落ちた。
太鼓の練習にも行かなくていい!
と大きな声で言ったはみたものの、人数の少ない組なので、
宿題をやっていたと嘘を言い続けた罰だという、まことに身勝手な理由で穴を開けることは、やっぱりできないからと、
宿題探しをやめさせ、夕食を食べさせた。
雷が落ちる前、彼女は「お祭りでご飯食べたい」と、なんとものん気なことを言っていたことも、腹がたつことの要因だった。
お祭りで食事することは、禁止です!
だって、やらなくちゃいけないことをやってなくって、
嘘までついていたのだから、当然です!!!
ピシッ
彼女は泣きながら食べ、涙を流しながら半纏を着させられた。
半纏を着せながら、ますます気分が悪くなった私は、
追い討ちをかけるようにもう一度確かめる。
「嘘が嫌なんだよ!? わかる? 嘘ついたら、こんな風に怒るんだよ?」
そう言って、思わず彼女の軟らかい頬を、軽く指先でピシャリと打った。
指先だったけど、彼女の心に深く傷をつけた一瞬だった。
でも、今回は私は謝らないと思っていた。
感情任せではなく、正しいことを教えたかったから。
このピシャリも、必要悪だと、心に決めて打ったのだ。
そして、ママの乱暴な運転の中、街中へ連れて行かれた。。。
他の家族は、しーーーんとしていた。
あの後、きっと、夫がフォローをしているはず。
きちんと説明をしてくれているはず。
私たち夫婦の連携プレー。
夫君、信じてるよ、君の冷静さ。
祭りの間、しばらく娘の後ろにいたが、
途中から前に行って、次女と二人でしゃがんで長女の練習風景を見ながら、
笑顔と手を振った。
ほっと安心した長女の掛け声が、
いっそう高らかに、八戸の七夕通りに響いた。
祭りでの練習が終わり、片づけをする前に、彼女は私にかけよって、
「ママ、嘘をついて、ごめんなさい。」と謝りにきた。
「もう、嘘はつかないでね。」
二人で軽くハグをして、
帰りに愛すクリーム(アイスクリーム)だけは買ってあげた。
こんなに娘を叱ったのは。。。
娘は号泣しながら、探し物。
そんなに泣きながら探したって、みつかりっこないってこと、
親の私は十分に知っているのに、
彼女のしたいようにさせていた。
これは、いじわるなの?
私の心の中の声が、問う。
ううん、違う。 親の厳しさだ。
心のもう一人が答える。
その答え方は、冷たい中にもあったかい愛があった。
だから、私は放っておいた。
安心しながら、私の中にいる阿修羅のするがままにしていた。
5年生の長女に、「宿題、やった?」と聞いていた。
3連休の初日にも、翌日も、聞いたはずだった。
その問いに、彼女は「うん、やったよ。あと一人勉強だけ。」と答えていたから、私はすっかり安心しきっていた。
最後の日の夕方、もう一度聞いた。
「残ってた一人勉強、したの?」
「ううん、やってない。」
やってないなら、やりましょう・・・と促す私に、鞄からいろんなものを取り出して、テーブルに向かった。
でも、様子がおかしかった。
そして、「宿題がないから、隣の子に貸してもらってくる。」
単なる忘れ物なら、少しばかり叱って、あとは彼女の対応を見て、
間違ったことをしないかどうかだけ、確認するだけで済むことだったが、今回は違った。
彼女は、2日半も、私に嘘をついていたからだ。
やってはいない宿題
しかも、手元にない!ってどういうこと!?
冷静に言い諭していたけれど、だんだん感情が高まった。
彼女は言った。
「だって、ママに言ったら怒られると思ったんだもん。」
「じゃ、3連休の最後の日の夜に言ったら、怒られないと思ったの?
ママは、宿題がないことを怒ってるんじゃないんよ!
嘘をつき続けたことに、怒ってるんよ!!!」
ゴロゴロゴロゴローーーーーーーーー

稲妻は、容赦なく、11歳の女の子の頭上に落ちた。
太鼓の練習にも行かなくていい!
と大きな声で言ったはみたものの、人数の少ない組なので、
宿題をやっていたと嘘を言い続けた罰だという、まことに身勝手な理由で穴を開けることは、やっぱりできないからと、
宿題探しをやめさせ、夕食を食べさせた。
雷が落ちる前、彼女は「お祭りでご飯食べたい」と、なんとものん気なことを言っていたことも、腹がたつことの要因だった。
お祭りで食事することは、禁止です!
だって、やらなくちゃいけないことをやってなくって、
嘘までついていたのだから、当然です!!!

彼女は泣きながら食べ、涙を流しながら半纏を着させられた。
半纏を着せながら、ますます気分が悪くなった私は、
追い討ちをかけるようにもう一度確かめる。
「嘘が嫌なんだよ!? わかる? 嘘ついたら、こんな風に怒るんだよ?」
そう言って、思わず彼女の軟らかい頬を、軽く指先でピシャリと打った。
指先だったけど、彼女の心に深く傷をつけた一瞬だった。
でも、今回は私は謝らないと思っていた。
感情任せではなく、正しいことを教えたかったから。
このピシャリも、必要悪だと、心に決めて打ったのだ。
そして、ママの乱暴な運転の中、街中へ連れて行かれた。。。
他の家族は、しーーーんとしていた。
あの後、きっと、夫がフォローをしているはず。
きちんと説明をしてくれているはず。
私たち夫婦の連携プレー。
夫君、信じてるよ、君の冷静さ。
祭りの間、しばらく娘の後ろにいたが、
途中から前に行って、次女と二人でしゃがんで長女の練習風景を見ながら、
笑顔と手を振った。
ほっと安心した長女の掛け声が、
いっそう高らかに、八戸の七夕通りに響いた。
祭りでの練習が終わり、片づけをする前に、彼女は私にかけよって、
「ママ、嘘をついて、ごめんなさい。」と謝りにきた。
「もう、嘘はつかないでね。」
二人で軽くハグをして、
帰りに愛すクリーム(アイスクリーム)だけは買ってあげた。