大学白書~本当の大学を姿が分かる

捏造や意図的工作などによる情報操作を排除した真実の大学ガイド

河合塾2010年大学入学ランキング

2009-06-20 20:29:53 | Weblog
代ゼミに続いて今年の河合塾の最新ランキングが発表されました。

早慶はあまり大きな変動はありませんが、ただ早稲田社学の偏差値が70と政経学部と並んだことは特筆すべきでしょう。社学は90年代には夜間部(実質は中間部)の取扱いで偏差値はだいたい中央法政クラスと同じくらいでしたが、近年昼間部に改組されてから急激に偏差値が上昇しました。まあ実際は元から昼間部だった政経、法、商、教育、文(旧一文)とダブル合格した場合社学を選ぶケースというのはレアなんでしょうが、それでも社学さえもトップクラスの偏差値に押し上げてしまう早稲田ブランドの強さは大したものだと思います。

それと今回はマーチ内にかなり大きな順位変動がありましたね。以前の記事にも書きましたが予想通り青山学院のランキングがかなり上昇しています。昨年まで青学はマーチトップの立教、次点の明治がありそれと中央法政の間に挟まれていた感じでしたが、今年は完全に明治を抜いたようです。トップの立教との差もかなり僅差です。今年と来年の入学生は2012年の渋谷回帰に直接的影響がないのですが、近い将来青学が立教とマーチトップを交代しさらに上智と並ぶ可能性が高いことを考えれば現在の青学はかなり買い得な大学であることはやはり明らかなのでしょう。青学の公式HPに出されたデジタルパンフレットの内容によると2011年の入学生は相模原通学は1年生のときだけで2年生から青山キャンパスとのことですので、再来年あたりは立教を抜く可能性がかなり高いんじゃないかというのが予備校関係筋の大方の予想です。明治はもともと昔から早稲田の滑りどめ大学としてレベルを保ってきた大学ですので明治を本命にする受験生というのは実際はほとんどいない大学です。それに青学が青山キャンパスに統合されることが決まった状況ではマーチ唯一の学年割れでしかも都心部のキャンパスはとても大学キャンパスと呼べるものではなくただの高層ビルですから大学生活もけっこう味気ないものです。青学がその昔青山キャンパスに全学年通えていた時代には青学のほうが明治よりかなり入学優先順位が上の大学でしたからそれがまたもとに戻ったということなのでしょう。したがってこれからは明治はマーチ大学群の中でも立教未満法政中央以上ということで中堅クラスになることが確実です。明治が難化したここ数年で明治に入学してしまった受験生にとっては青学の都心回帰は青天の霹靂でどうしても許せないことでしょうねw 現在2ちゃんねる学歴板では明治工作員が大暴れ中ですw
しょせん明治は明治。早稲田の滑りどめ専用大学としてそれ以上にもそれ以下にもなれません。

なお中央大学についても今年ランクがあがっている学部がありますが以前から噂されていましたがやはり専門家筋でも中央大学の偏差値にはかなり疑問があるようです。以下は大手家庭教師会の今年の各大学入試状況の解説です。

中央大も立地的な不利から苦戦が続いていたが、、07年あたりから志願者増に転じた。伝統校の強みで一定の下げ止まりまできた感はある。今年度は80,681人→84,541人で3,860人のアップになった。ただ、中央大の最大の問題点はセンター依存率が非常に高いことである。昨年は総志願者80,681人のうち41,080人がセンター利用志願者で、ついに依存率は50%を超えた。今年は45.9%だが、全学一斉方式も導入している。見せかけの志願者アップという要素はさらに濃くなっている。受験生の質という面から考えると志願者数増も手放しでは喜べないのではないか。
http://www.waseda-eg.com/daiju-text.html

中央大学は自分の公式HPでかなり必死に偏差値操作の可能性を否定していますが必死になればなるほど馬脚を現している感じですねw