大学白書~本当の大学を姿が分かる

捏造や意図的工作などによる情報操作を排除した真実の大学ガイド

法中成(法政・中央・成蹊)特集

2008-08-25 00:38:29 | Weblog
 これから3回連載で法中成特集を行います。法中成は明治青学立教の滑りどめ大学として手ごろな大学です。
 この中でも法政と中央については予備校などの一般的な偏差値ランキング表においてはマーチクラスの一角を占めますが、最近の入試では偏差値というものは結構簡単に操作できてしまうものであまり当てにはできません。たとえば予め推薦入学枠などで入学者の相当人数を確保しておいてその分一般入試の合格者数を減らせば入試偏差値は簡単にあがります。もちろんそのため一般入試での入学者はかなり少なくなってしまいます。それでも偏差値の高い大学というイメージを大学としては保っておきたいのです。
 しかしダブル合格といって複数の大学を合格した場合入学大学としてどの大学を選ぶかという基準によるとこうした偏差値上でのマジックはあっさりとばれてしまいます。したがってこうした恣意的偏差値操作を排除した場合妥当なグループ構成がこの法中成というわけです。
 このグループの中でどの大学がリーダー的存在かというと意見が分かれるところです。スポーツでは法政、資格実績では中央、イメージの良さでは成蹊といったようにそれぞれ長所があります。 

上智大学(都心キャンパスに通えることがとりえの英語学校)

2008-08-19 22:11:39 | Weblog
1.歴史
 1913年に設立された上智学院を母体とする。
 しばしば「上智の歴史は1549年のザビエルの来日まで遡る」という文章を良く見かけるが、ザビエルの来日と上智とは全く関係ない。上智の歴史は他の有名大学に比べ浅いのでこうした上智大学自身による歴史の捏造が頻繁に見られる。
 また第二次世界大戦中はキリスト教学校に対する圧力が強かったが、上智に対してもその例に漏れず軍部や政府による圧力があった。例えば1933年に起こった「上智学生靖国神社参拝拒否事件」などがあげられるが、これについてよくネットの中で上智工作員が参拝を拒否してキリスト教信仰を守り抜いたなどと自慢する厨房がいるが、事実は全く正反対で上智大学の学生が揃って靖国神社に参拝をしていたところそのうちの数名が悪戯に抜け出してその近くでお茶を飲んでいた。この事実が明るみに出て軍は上智大学に大激怒し、上智の廃校を主張した。真っ青になった当時の上智大学長ホフマン氏は反省と国家への従順の意思を示すため自ら率先して学生たちを引率して各地の神社を参拝して回ったというなんとも情けない事件であった。
 終戦後は1950年代にそれまでの男子大学を共学制に移行した。上智はその歴史においてもともと神学部を中心に文学部などで構成する小規模な大学であり社会における影響力などもほとんどなく、無名に近かった。しかし共学化し大学の規模を拡張するに当たって、推薦入学枠を40%にも上げ(当時の文部省の規制では30%が上限)、都心のキャンパスやミッションスクールであることを大々的にアピールした結果上智は急激に難化し一部では早慶上智という名称も使われた。
 しかし実際は大学の格も実力も早慶と上智とでは非常に大きな差があり、上智大学の実力はマーチ中位レベルの域を超えない。

2.社会的イメージ
一般的には「英語が強い」や「国際的」というイメージがある。実際上智は英語教育には非常に力を入れており、当時のマスプロ的な大学教育の中で少人数クラス化したことも上智の評価上昇の理由のひとつであった。青学立教と同じくやはり女子のイメージが強い大学である。女子のアクティブさは立教よりかなり上。女子アナのほか国際舞台での活躍もけっこう目立っている。ただし女子教育の伝統は浅いため幅広さはない。

3.キャンパスなど学生生活全般
 現在は神学部以外の全学部がある都心部の四谷キャンパスは、正門に入ってすぐ向こうに裏門が見えるというほど非常に敷地が狭い。この狭いキャンパスに1万人以上の学生がひしめく。
 ときどき隣接する真田堀のグラウンドを上智のキャンパス敷地に含めたがる上智工作員がいるが、あれは上智の所有ではなく東京都の所有するグラウンドであり上智大学は平日の利用権のみを与えられているに過ぎない(土日は一般利用 申し込みは東京都庁)。しかしこのグラウンドも平成21年に利用期限が切れることとなる。
 上智大学は文理の全学部が都心部のワンキャンパスで4年間を過ごせる今では非常に貴重な大学のひとつであり、この点が受験生にとって上智の最大の魅力であるといえる。
 キャンパスの中はその敷地の狭さゆえ高層建築が多い。建物は隙間がないほど隣接しており校舎に囲まれて多少のオープンスペースが存在する程度。ただし歴史的建造物もわずかながら存在する。キャンパス周辺は完全なオフィス街なので学生が楽しめるようなものはあまりないが、最寄の四谷駅が非常に近いので電車に乗って出かけることが多い。
 また外国人留学生の数が多い。ただし早慶の留学生のように一流大学からの留学は少ない。

4.就職評価
 就職については入試偏差値からマーチより多少上の評価を得ていると考えてよい。ただし早慶にはとても及ばない。また職種的には上智のイメージから国際部系の配属を連想する者も多いが実際はマーチと同じ営業の兵隊採用である場合がほとんど。

5.資格実績
 目指す学生は一生懸命やっている。学生が少ないため合格率的には上位にいいるが、分母は青学立教と同じく少ないため明治中央にはとても及ばない。かつては外務省専門職試験で多くの合格者を出していたが最近は低迷。

6.上智の女の子
 一言で言えば勘違いが多い。自分は女子大生として最上位のステイタスを持っていると思っているが実際は井の中の蛙。そのため女子アナなど派手な仕事を目指す女子学生が異常に多いがその夢をかなえられるのはごく一部。セレブ度では慶應や成城女子にはかなわず女子教育の伝統では青学にはかなわない。

7.研究成果
 偏差値の高さと研究実績は比例しない大学の良い例だろう。COEではとりあえず1件採択はされたが中間評価では研究縮小命令を受けかなりへこんだ。研究水準的にはマーチ下位クラスだろう。
 上智大学のとりえはなんといっても英語教育であり都心にある英語が得意な大学という役割を今後も果たし続けるのであろう。

8.スポーツ
とくに活発なものや戦績の高い部はない。

立教大学(ミッションはファッションのミッションスクールもどき大学)

2008-08-17 20:57:50 | Weblog
1.歴史
 1874年にアメリカ聖公会の宣教師によってつくられた立教学校という私塾を前身とする。その後明治時代の宗教教育に対する文部省訓令のためキリスト教主義を放棄するが間もなく訓令の緩和によってキリスト教教育に戻る。
 その後欧米と対峙した第二次世界大戦中は日本国内でのキリスト教への風当たりが強くなったことから再度キリスト教主義を放棄し一般学校となる。
 戦後はこうした学校の姿勢から11人もの公職追放者を出し崩壊状態にあったがかつて立教大学で教鞭をとりGHQとして進駐軍に加わって来日していたポールラッシュ氏を中心にキリスト教学校として再建されるなど多難な歴史を経た。

2.社会的イメージ
 赤煉瓦の校舎に憧れる女子高生の絶大な支持を受けるため青学と同様男子の立場は弱い。メインキャンパスは池袋に位置するが外に飛び出して何かをしようとするバイタリティはあまり感じられず内輪で固まって楽しむという傾向が強い。
 4年間を都心で過ごせる学部が多いため現在では学年割れしている青学より全体的にワンランク偏差値的に高めになっているが、青学が都心回帰を果たした場合青学の渋谷立地に対する池袋ではかなり分が悪くなってしまうためネットの掲示板などでは立教工作員がかなり精力的に工作活動を展開しているという話も聞く。

3.キャンパスなど学生生活全般
 主要学部は池袋キャンパスで4年間を過ごし、現代心理、観光、福祉などの新しい学部は埼玉県の新座キャンパスとなっている。
 池袋キャンパスの綺麗さは有名で周辺は学生街を形成していることからイメージ通りの学生生活を期待できよう。中でもモリス館や第一食堂などは東京都の有形文化財の指定を受けているほか豊島区から委託された江戸川乱歩邸もキャンパスに隣接し存在する。敷地の広さも都心部のキャンパスとしてはわりと広い。
 新座キャンパスは志木駅から徒歩20分前後とかなりかかるためバス便がある。志木駅周辺はそこそこ発展はしているがちょっと歩くと周囲は畑と住宅でかなりの田舎。店舗なども多少はあるが所謂アメニティ施設はほとんどない。受験をするときは立教大学とひと括りに考えず注意が必要である。

4.就職評価
 イメージががわりとダブる青学とそう変わらない。ただし立教女子は青学女子のようなアクティブさはないため男女ともメーカーなどわりと堅実な就職先に固まりやすい。基本的に上司の指示には忠実で個人主義には走らない大人しい性格のOBが多くステップアップのための転職などはあまり好まない。ひとつの会社に入社し定年退職するまで堅実なサラリーマン生活を送りたいならかなりお勧めの大学である。

5.資格実績
資格実績などは合格率にすると悪くはないが何分分母が少なすぎる。学内に難関資格にチャレンジしようという雰囲気はほとんどなく大学の支援も特に強くはない。明治や中央などの実績とは比較の対象にはならないほどお粗末。青学と目くそハナクソといったところだろう。ただし大学の堅実なイメージから地方公務員はわりと目指すものが多い。

6.立教の女の子
可愛い子の割合はかなり高い。池袋という埼玉寄りの立地のわりにはファッションセンスも良いように感じる。ただしそれでその上を狙おうとする気質はほとんどなくミス立教はミス立教で終わる可能性が高い。立教の女子は基本的には自給自足型で学内交際が多いが中には早慶のサークルなどに参加している子もわりと多く自分の大学のキャンパスよりも早慶のキャンパスに入り浸っているという場合もあるらしい。そういう子のほうがどちらかというとレベルが高めかもしれない。筆者も某馬場大学在学中にサークルにいた立教の女の子と付き合ったことがあった。

7.研究成果
はっきり言ってしまうとマーチレベルの大学としてはかなりお粗末。マーチの中でも唯一COEに採択されていない大学である。今後の努力に期待したいが、ただこの大学に入学を志望する受験生は学問研究よりも大学での学生生活の楽しさが志望目的の中心であることから、そういう意味では立教はこれで良いといえるのかもしれない。

8.スポーツ
六大学のひとつとして昔から野球はかなり強かったが最近はちょっと低迷。野球意外だとラグビーなども伝統的であるがこちらもあまり強いとはいえない。最近では女子ラクロスがかなり強くなってきており期待できる。

9.立教とキリスト教
 立教は一応ミッションスクールということにはなっているが、1の歴史でも説明したようにこの学校を本当にミッションスクールもしくはキリスト教主義学校と定義するのはかなり難しい部分があると感じる。立教はたしかに聖公会の宣教師によって設立された学校だが、苦難に会うたびにその建学の精神であるはずのキリスト教主義を放棄してきた。他のキリスト教主義学校も歴史のうねりの中で同じように苦難に会ってきたが立教ほどに腰が軽い学校というのは例がない。第二次世界大戦中は立教はキリスト教主義を完全に放棄しときの軍部にべったり擦り寄って生き延びようとしたが敗戦によって寄って立つものを失い学校は崩壊状態に陥っていた。そして占領軍が日本に進駐してきたのであるが、その中にかつて立教大学で教鞭を取ったポールラッシュ氏がいたのである。ラッシュ氏はかつての思い出の場立教を訪れ愕然とした。キリスト教主義学校にとってまさに聖なる場であり建学の精神であるはずのチャペルはなんと驚いたことに「梅干とたくあんの倉庫」になっていた。さらにクリスチャンのメモリアル図書館の一部は御真影(天皇陛下の写真)奉安室になっていたのであった。神をまったく恐れぬ立教の姿勢である。ラッシュ氏は大激怒しそして立教から11人の教員を公職追放したのであった。戦後立教は三度キリスト教主義学校を名乗し一端のミッションスクール面をし始めたのである。自由な時代になりキリスト教主義への弾圧もなくなった。しかしキリスト教は立教にとってミッションではなくファッションとなっているのであろう。赤煉瓦の校舎は綺麗だが立教からこの赤煉瓦の校舎を取ると何も残らない。この学校は4年間の楽しい学生生活は保障してくれるであろう。しかし立教という学校に大学にとってもっと本質的な何かを期待するのは無理だろうと思う。日本において三大ミッションスクールをあえてあげるとすれば、まずは上智と青学それと関西学院あたりが妥当ではないだろうか。
http://www.chiikikagaku-k.co.jp/kkjhp/shironkohron/04/04_f.html (出典)

青山学院大学(女子のレベルの高さに対するチャラ男の多さが・・・)

2008-08-17 19:10:34 | Weblog
1.歴史
 1878年にメソジスト監督教会のアメリカ人宣教師が創設した耕教学舎など3つの学校を源流とする。時代背景としては江戸時代の終焉によって鎖国がようやく終りを告げ禁止されていたキリスト教が部分的に解禁されたため、各派の宣教師たちが日本に上陸し教育分野を中心に布教を展開していった。
 かつては神学部を有し日本のプロテスタント系キリスト教会の中心であったが今はこの学部は明治学院の神学部とともに東京神学大学に統合された。

2.社会的イメージ
 キャンパスの立地や出身者に芸能人が非常に多いため伝統的に都会的で華やかなイメージが強い。またアメリカとの関わりが強いため国際色が豊かであることも特徴。ただしかつては遊びも上手な学生が多かったが現在は入学したら遊びだけに夢中になってしまう学生も多く勉学意欲に欠けるという意見も多い。

3.キャンパスなど学生生活全般
 所謂学年割れキャンパス。文系学部1,2年生は神奈川県の相模原キャンパスで、3,4年生は渋谷区の青山キャンパスで過ごす(ただし総合文化政策学部は2年生から青山キャンパス)。
 なお理工学部と社会情報学部は4年間相模原キャンパスで過ごす。相模原キャンパスはJR横浜線淵野辺駅から徒歩で7分程のところに位置し周囲は住宅と工場に囲まれる。淵野辺駅周辺は青学のほか桜美林(大学と付属校)や日大の附属、和泉短大、北里大などで学生数が非常に多い。駅の周りはとりあえず商店街を形成しているがはっきり言ってしまうと・・・・けっこう田舎町である。
 青山キャンパスは渋谷駅から徒歩10分ほど(地下鉄表参道駅からは徒歩5分)の都心のどまんかに位置する。立地のわりにキャンパスの面積はかなり広く緑も多い。歴史的建造物もあることから所謂キャンパスらしいイメージのキャンパスである。ただし校舎は全体的に老朽化しているため現在再開発の真っ最中である。
 未確認情報であるが2012年度より文系学部が全学年青山キャンパスに通うようになるらしい。そうなったらかなり偏差値が上昇するのだろうから入学するなら今のうちがお徳かもしれない。

4.就職評価
 就職における評価は明治とそう変わらないが大学のイメージ通り外資系への就職がけっこう多いことが特徴。アウトローとまでは言わないがどちらかと言うとクールで個人主義的なOBが多く集団で群れることをあまり好まないのは明治や立教、法政などとの違いかもしれない。そのため青学出身者についての使いやすさは意見が分かれる部分もある。

5.資格実績
 はっきり言ってしまうとこのレベルの大学としてはかなり情けない実績、というよりも努力が足りない気がする。会計士試験はそこそこの実績は出せているようだが司法試験の出だし失敗は痛い。今後の努力の成果を期待したい。
 なお外務省専門職試験についてはスクールカラーの国際性もあり非常に熱心。平成20年度には東京外語大、早稲田、東京大に次ぎ第4位の合格者数を輩出した。またOBに外交官になった者も多い。

6.青学生の女の子
 伝統的に女子の活躍は有名で女ひとりで外国に移住してしまうアクティブな女の子が多い反面そのプライドの高さが仇になったりもする。
 出身者に女子アナがとても多いことも有名。そういう女子の活躍に男子の影はどうも薄い・・・。

7.研究成果
 COE初年度に採択されたり文部科学省指定の研究拠点大学になったりとマーチクラスの大学としては実績が高い。また相模原キャンパスの開学によって理工系の研究施設が大幅に拡充されたことからお買い得の感もある。
 ただ現在の青学の理工学部は研究領域において多少の狭さも感じる。北里大学医学部などとの提携も行われていることから今後の活躍に期待できる大学のひとつである。なお権威あるイギリスの世界大学ランキングではJGMARCH(上智、学習院+マーチ)では唯一500位以内にランクインした。

8.スポーツ
 野球は私立学校最古の野球部のひとつで現在東都リーグ一部に所属し何度も優勝を果たした。昨年アメリカ遠征した全日本大学選抜では青学大野球部の河原井監督が指揮を取った。
 野球以外だとサッカーや馬術、バレーホールなどが強い。
 一方でラグビーは昨年度とうとう関東リーグ二部落ちしてしまうなど凹凸を感じる。ラグビーは明治大学などと同じリーグに属するが、明治と試合をしても全く勝負にはなっていない。

明治大学(いわゆる第二早稲田大学)

2008-08-17 16:16:34 | Weblog
1.歴史
 1881年(明治14年)に大学南校(現在の東京大学)出身で、法政大学の創設に関わったボナソアードの師事を受けた法律家岸本辰雄を中心とした複数の者によって作られた明治法律学校がその前身。
 当時は東京帝国大学を中心に日本の大学制度が整えられつつあったが、国家資本がまだ脆弱であったため官吏養成について民間の組織をそのための下請け的教育機関とするため、明治大学のほか、日本大学、中央大学、法政大学といった法律学校の設立が積極的に行われていた。

2.社会的なイメージ
 明治大学といえばまず最初にイメージするのは早稲田を落ちた受験生たちの受け皿といったことであろう。そのため明治の学生は早稲田へのコンプレックスが伝統的に非常に強く明治の教授たちもそれをよく自覚している。
 俗称「第二早稲田」の名の通り明治もこれまでバンカラ路線を歩んできたが、最近は御茶ノ水の校舎をビル化して都心派大学をアピールしたり、またジャニーズの山下などの芸能人を積極的に広告塔として入学させるなど華やかなイメージのミッション系大学路線を意識するなどかなりイメージ転換に必死。その成果か最近は女子の受験生にもかなり受けが良くなってきた。ただそのために明治大学の伝統的スクールカラーがぼやけてきているという評価も・・・・。
 努力は認めるが何分昔から三枚目を演じる大学でしかないので格好良いエリート大学をアピールするのにはかなり無理がある。

3.キャンパスなど学生生活全般
 学年割れ+学部割れキャンパス。文系学部1,2年生は杉並区の沿線にある和泉キャンパスで、3,4年生は千代田区の駿河台キャンパスで主に過ごす(ただし国際日本学部は4年間和泉キャンパス)。
 和泉キャンパスは新宿から程近い明大前にあり、駅周辺はまあまあの学生街になっている。ただしキャンパスの敷地面積は5万㎡ちょっとと非都心キャンパスとしてはかなり狭い。それとお隣が墓地というのもちょっと・・・・。まあ都心部からの距離は近いので許容範囲ともいえるが、早稲田に入学したときの学生生活とのギャップはかなり激しい。
 設備は近年の再開発でかなり近代的なものに整備されてきている。一方都心部にある駿河台キャンパスはキャンパスというよりはただの高層ビルである。建物は御茶ノ水の街の各所に分散しそれぞれがビルになっているが、中でもリバティタワーとアカデミーコモンと呼ばれる建物は20階を超す高いビルであるが公道のすぐ前がこのビルであるため所謂キャンパスらしいキャンパスというものは存在しない。そうしたことからどちらかというとサラリーマンのような学生生活であるが、将来そのほとんどが地道な中堅サラリーマンとなるであろう明大生にとってはそのための予備期間としてちょうど良いという声も多い。
 なお農学部と理工学部は川崎市の生田の山の上にあるキャンパスで過ごす。生田駅自体がかなり寂れてるが、元は陸軍の施設でキャンパスの周りには店舗はもちろん住宅すらほとんどないので勉強には集中できるが学生生活は閉塞的。

4.就職評価
 一言で言うとけっこう良い。ただしそれは兵隊採用としての話で、明大出身者は頭で考えるよりも行動で示してくれる、上司の命令に忠実で自分の主張や個性を前面に出さないなどでとても使いやすいという評価がある。そのため一流企業にも満遍なく入社するがそのほとんどが営業職での採用である。

5.資格実績
 かなり良い。早稲田に入学できなかったコンプレックスを資格で巻き返そうとする前向きの姿勢で評価できる。司法試験、会計士、税理士など学生もかなり積極的。将来資格予備校の地位を中央大学から奪い取ることも可能かもしれない。

6.明大生の女の子
 一言でいうと地味、ただし容姿が地味なだけでバイタリティはかなりある。そのバイタリティも上智や青学の女の子のようにプライドを誇示するものではなく言うなれば肝っ玉母ちゃん的逞しさといえる。
 ただときどき男子同様ワセ女(早稲田の女の子)へのコンプレックスが非常に強くワセ女の真似をしたがる面があるがやはりにじみ出る格の差によって簡単にばれてしまう。

7.研究成果
 以前話題となっていたCOE(卓越した研究拠点)では16件という私立大学最多数の申請をしながら採択はゼロであったため明治大学もかなりへこんでいたが、その後の努力でようやく平成20年度グローバルCOEへの採択を果たすことができた。
 もともとは工学部だけで最近になって理工学部に改組したため理学系の歴史は浅いが今後の活躍を期待できる大学のひとつである。

8.スポーツ
 六大学の牽引役(あくまでスポーツ限定だが)。ほとんど学力無視のスポーツ推薦によって獲得した一流選手によって野球、ラグビーなど満遍なく強い。特にラグビーではずる賢く頭を使わず「とにかく前へ!前へ!」という体力勝負の伝統的明治戦法は明治大学のイメージとよく重なっている。