映画「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」

「ぼくちゅう」見てきました。
今日は、次女と三女と私の３人で。
中学生を連れた親子ということで、全員1000円で見れました。
なんと、映画は2月に見た「陰日向に咲く」以来、半年ぶりでした。
今年は映画、行けていないなぁ～。
見たかった作品は、ちょこちょこあったんですが・・・。

さて、「ぼくちゅう」面白かったですよ。　いっぱい笑いました。
以下、ネタバレありです。

1979年のとある田舎町が舞台。
1979年というと、ちょうど私が15歳のころ。
主人公のママチャリ（市原隼人）とほぼ同じ時代に高校生だったんですよね。
なので、ああ～あのころは、こうだったなぁ～～なんて、懐かしい気持ちになりながら見ていました。
話と話のつなぎに出てくるちょっとしたものや、流れている音楽がやたら懐かしかったりしました。
この辺は、一緒に見に行った次女や三女には分からなかったみたい。（当然ですね。）

今の高校生はやらないだろうな～と思えるような、バカらしいイタズラも、あの時代の高校生だったらやりそう。
そしてそれを本気で受けて立つ、大人げない駐在さんも、当時だったらいそうな気がします。
このママチャリ（市原くん）率いる7人の高校生男子と、駐在さん（佐々木蔵之介さん）とのバトルが、もう本当に面白い！

発端は、自転車でのスピード違反を取り締まられたことから。
高校生たちは、あの手この手を使って、駐在さんを陥れようとするのですが、そのやり方がじつにくだらない。
くだらな過ぎて笑えます。
そしてまた、駐在さんが負けていなかった！
いい大人が、本気で応戦してくるのですから、笑えます。
エロ本発見場面やバイク講習での腹話術、山への置き去り場面など、そこまでやるか～？と思いながら、
ずっとニヤニヤして見てしまいました。（笑）

高校生たちの憧れの女性が、駐在さんの奥さんだったというあたりも、なんだか昔の話っぽい。（笑）
イタズラばかりやっていても、年上の女性に憧れる、純な高校生なんですよね。
いい時代だったなー。。。

最後は、心臓に病気を持つ女の子のために、打ち上げ花火を見せてあげようと、みんなで花火泥棒までやってしまいます。
この辺の必死さが、ちょっと泣けます。
そして、駐在さん。　本当は優しく高校生たちを見守る、よき理解者なんですよね。
大人げないようで、ちゃんと大人な、素敵な駐在さんです。
最後はちょっと、ホロリときますよ。

私はどうも、高校生男子たちが主役のお話が、大好きみたい。（笑）
どうしてかなぁ？
自分が経験できなかった世界だからかな。
高校生のころの私は、男子たちがワイワイとくだらないことをやっているのを見て、なんだかとっても羨ましかった。
女子たちがキャイキャイと騒いでいるのには、わりと無関心だったのにな。（笑）
かといって男子になりたかったかというと、そうでもなく。
女子として、男子を見ているのが好きだったんだろうな、きっと。
そんな気持ちは、今も変わらず。
だから、こういったくだらな～いイタズラに精を出す男子たちのお話は、見ていてとっても楽しいのです。

ママチャリこと市原隼人くん、こんなちょっと抜けてるけど熱い役やらせたら、本当に似合ってるね。
お母さん役の、同じように抜けてる石野真子さんも、昔話を始めたら止まらない花火師の竹中直人さんも、
いい味出していました。
そしてやっぱり最高なのが、駐在さんの佐々木蔵之介さん。
駐在さんの制服も、大人げない大人の役も、とっても似合っていたと思います。（笑）

今日は日曜出勤で疲れていたけど、いっぱい笑って元気をもらいました。
やっぱり映画っていいですね。
8月末から仕事がお休みに入ったら、レディースデーを利用して、もっと見に行きたいな～と思います。