阿部サダヲ、宮藤官九郎出演の大人計画『母を逃がす』鑑賞＠本多劇場

１５日に観に行ってきました！なんと、私“本多劇場”に行くの初めてなのです。そしてこの日、松尾スズキさんのお誕生日。私と同じ射手座（思いっきり親近感）なんですね～。

2010年11月15日（月）～12月19日（日）
会場：東京　本多劇場
時間：水・土曜 14:00～ / 19:00～　火・木・金曜 19:00～　日曜 14:00～

作・演出：松尾スズキ
出演：阿部サダヲ,宮藤官九郎,池津祥子,顔田顔彦,宍戸美和公,宮崎吐夢,皆川猿時,村杉蝉之介,田村たがめ,荒川良々,近藤公園,平岩紙,少路勇介,松尾スズキ…オーディションで選んだ人(笑)

この作品、1999年…世の中が「世紀末」と騒いでいた当時に…松尾スズキ氏が作・演出を手掛けた作品の再演だそうです。

いつもなんですが…芝居の内容を、事前チェックしない私。今回も、同様で舞台が始まって少し状況を理解するまでに時間がかかりました。今思うと『世紀末』的なところ、作品のかかれた時代が一致します。

「大人計画」は、イロイロな社会のタブーを切り口に見せる劇団。近年の阿部サダヲさんや宮藤官九郎さんのTVでの活躍イメージからすると、“暗部”が多いのでちょっと理解できない世界観があるかもしれません。

だから、みんなに評価もいろいろで。今回の作品も、閉鎖的な村の生活の中での人間模様を描いたもの。

この村に住む人々は、心の『闇』みたいなものを隠しながらも日々明るく過ごす-矛盾-。

そんな、村に外の世界との接触（保険の外交員の訪問、隣村からの移民？）が、影響を及ぼしていきます。

いつも、観た後に考えちゃうんだよなぁ～。人の心って、深いし難しい。いつも、そんな事を考えさせられる芝居をしてくれる「劇団」です。