「詩法」
生活とか歌にちぢこまってしまわぬ
純粋で新鮮な嘘となれ
多くの国人と語って同時に
言葉なき存在となれ
くるしい黙祷を
水漬く兵士の納骨堂に
きらめく感謝を
最も遠い天の梢へ
(「詩法」 鮎川信夫)
どこまでもタフな知性と、深い感性。
そのふたつを、ひとつの精神の中に持ち続けた詩人。
氏が亡くなってから、今日でちょうど18年。
生活とか歌にちぢこまってしまわぬ
純粋で新鮮な嘘となれ
多くの国人と語って同時に
言葉なき存在となれ
くるしい黙祷を
水漬く兵士の納骨堂に
きらめく感謝を
最も遠い天の梢へ
(「詩法」 鮎川信夫)
どこまでもタフな知性と、深い感性。
そのふたつを、ひとつの精神の中に持ち続けた詩人。
氏が亡くなってから、今日でちょうど18年。
全詩集 鮎川信夫全集第1巻鮎川 信夫思潮社このアイテムの詳細を見る |