Elrazo.

エルリアの裸族日記 <えるらぞ> 横レス大歓迎!! 自分が載ってなくてもコメント大歓迎!!

自由と義務.

2012-10-23 | コラム
今回は,あるぺてんの話です.

"正義は人それぞれにある"という前提の上での話です.
ていうかいつもですけども.今回は特に^^;



ここにA.Bという赤の他人同士がいたとします.

Aというひとがあること(ただし違法行為は除く)をしていて
AさんのそばにいるBさんはそれが気に入らない,といった状態を思いうかべてみて下さい.

Bさんは言った "Aさんそれやめなさい,自由には義務が伴うものですよ"
Aさんはしぶしぶ従った.



最近みかける光景ですが実はこれとんでもないぺてんだと思うんです.

Aさんが義務を放棄してもAさんの責任です.Bさんの責任にはなりません.
Bさんには監督責任がないのだから当然,BさんがAさんに何かを強制できる権限もありません.
ぶっちゃけていえば"親でも教師でもないのに何故そこまで言える?"って感じでしょうか.

それなのにBさんがAさんの自由を一方的に奪えるとしたら
これはBさんが自由を行使し過ぎているのではないのか?..と思うのだけど.
Bさんだって実は義務を果たしていない人かもしれませんし.
(ていうかほとんどの人が,どこかでちょっとは手を抜いて生きてる筈ですよね^^;

BさんがAさんの親御さんor教師の場合はこの限りではないかもしれません.
しかし親,教師,上司と雖も(いえども)制約はあるという考えかたもあります.

自由と責任・権利と義務
http://www006.upp.so-net.ne.jp/takagish/opinion/iitai1998-1/iitai024.htm


こちらのページにはまた,
> 責任には自由が伴い、義務には権利が伴う
というくだりがあって,そういう見方もあるのかーと目から鱗の気分です.
ただそれは上下関係があってそのなかでの話のようですので
本件とはすこし事情が違うかもしれません^^;



出る釘を打つ場面って多いですよね実際.
しかも出る釘を打つ人はいても,釘を打ったその人を打つ人が
あまりいないために釘を打つ人の主張に話が偏りやすい.

打ち返さないまでも"まあまあ"と
宥(なだ)めてくれる人がいるだけで
随分違うんですけどね^^;



すこし話が脱線しました.



この"自由と義務"の論法は他人の自由を奪う側にのみ有利な論理なので
よく考えれば対等でも公平でもありません.

本当にお互いの自由の許される範囲を考えるとしたら
個人個人の義務とペアになっていると考えるのではなく
その場にいる全員が互いに自由を認め合う
そういう方向に向かうべきではないでしょうか.

ではなぜそうしないかというと
それをすると他人の釘を叩く側の人にもある程度の
譲歩を求められる可能性があるから


ずっこいなあwていうか考えすぎ?

なので,好き嫌いや利害が対立した場合にもっとも理想的な方法は,
どちらかor両者がその場を去り,棲み分けること.

それができない場合は両者のいいぶんの中間といえる妥協策をみつけ,
(人数の問題ではありません)とりあえずその場はそれでよしとすること.

だと思います.

それをまたローカルルール?とかに固定しちゃうと
話がまたややこしくなるんですが^^;



だけどよく考えてみるとそのBさんも実は被害者かもしれません.

このトリックの怖いところは一見公明正大に見えるために
真面目な人ほど無条件に従ってしまいやすい点.
しかし言われたほうは内心に悔しさが残ることも多く
こんどはその被害者が使用者の側に廻ってしまいかねない点.



偶然の思いつきでそう言ったのでなければ
このトリックを日本で最初に赤の他人に使った人は
かなり頭の切れる人だと思います.

かなりのエゴイストだとも思いますけどね^^;

最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。