受験生のための『世界史B』

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受験生のための『世界史B』―ローマ[⑫すべての道はローマに通ず(上)]

2010-12-12 19:04:35 | 受験生のための『世界史B』(未分類)
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 本来なら「建築」というような文化的な内容は大きなテーマ(この場合はローマ)が終わったあとにやるんですが、
 流れ的にこのへんでやったほうがいいんじゃないかなー、と思ってやってみます。 
 
 今回はいっぱい画像使おう。

 
 [ローマの建築]

 「すべての道はローマに通ず」ということわざはご存知ですよね。
 目的に達するための手段なんていくらでもあるんだよ!
 という意味ですが。。。 
 
 このことわざにも見られるように、ローマはインフラの整備が得意でした。
 
 「インフラ」とは、「インフラストラクチャー(infrastructure)」の略で、国民の日々の生活に必要な公共設備のことを言います。
 道路、トイレ、街灯から病院、体育館、図書館まで。
 
 あなたが町を作るとしたら、インフラの整備は避けて通れない道です←
 
 まず、ローマのインフラといえば、軍道ですね。
 
 

 有名なアッピア街道です。
 
 軍隊がローマ市内を移動する際、当然馬車や徒歩での移動になるわけです。 
 
 しかし、舗装されていない土だけの道だと、とても困ります。
 
 いたるところに穴があり、でこぼこな道では、馬車はうまく歩けませんよね。
 引っかかったり、石につまずいたり、大変です。
 
 さらに困るのは、雨が降ったとき。
 土だけの道はぐちゃぐちゃになり、足をとられます。
 歩く兵士たちも不快ですし、人馬ともに疲労しますよね。
 
 なによりも、行軍に時間がかかるわけです。 
 
 それが、石で道を舗装してみると、あらどうでしょう!
 とっても歩きやすくなったではありませんか。

 実際、ローマの軍隊のスピードの速さは、当時としては異常なほどでした。
 道路の舗装によるところが大きいでしょう。
 
 もちろん、このせっかくできあがった良質な道路を、軍隊以外の市民が利用しない手はありません。

 この道を通って、ローマの文化や風俗が各地に浸透していったわけです。
 
 
 続いては、公共浴場です。

 字面を見ればわかるとおり、要するに銭湯ですよね。
 しかしただ単にフロだけではなく、プールやサウナなんかの設備もあり、市民の娯楽と交流の場になっていたようです。

 用語集を見ると、「大娯楽センター」と書いてあります。
 
 用語集らしからぬ書き方です。笑

 有名なのは、この後解説することになるカラカラ帝という人が作ったカラカラ浴場です。
  
 からから。
 
 

 
 ほかに有名な土木建築としては、ガール水道橋があります。
 
 

 南フランスのガール川に架かっています。
 
 いちばん上の段が水道で、その下のふたつが人や馬の通り道になっているそうです。 
 
 全長270m。スゲぇ。
 
 
 あとはまあ、コロッセウムですよね。
 
 写真を載せるまでもないでしょう!←めんどくさいんだ
 
 剣奴の試合なんかが行われた、血なまぐさいところです。
 
 
 さて、この次はローマの有名な本とか人について解説します。
 
 

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2 コメント

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りこさんへ。 (セプテンバー)
2010-12-13 01:48:40
 ああ、そうですか!
 「未成年なので……」とかよくわからない理由で断られるかと思ったけど、大丈夫か!笑

 関東に住んでらっしゃるんですね。
 場所は参加される方々の都合を調整して決めるつもりなので、ご安心を。
返信する
おおお!! (りこ)
2010-12-12 21:08:21
オフ会!!

ぜひぜひ!!よろしければ!!!

関東の一高校生に行ける所であれば!!

・・・と、こちらもコメントになっていません(笑)
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