ナイトメアー・ビフォア・クリスマス コレクターズ・エディションブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメントこのアイテムの詳細を見る |
毎年この時季になると観たくなるのがこれ。いやクリスマスシーズンに観たっていいのですが、やはりハロウィーンタウンですから。
コレクターズエディションも、毎年ハロウィーンとクリスマスの間くらいに出るのが通例化しているんでしょうか。
監督はティム・バートン自身ではないけれど、「ティム・バートン作品」として認識されている一本。
異形の者(たち)が社会に追いつめられて行く悲痛な姿を描いた『シザーハンズ』や『バットマン・リターンズ』等を経て、この作品や『エド・ウッド』では、異形や異端者でも、ちょっとくらい(ではすまないかも)ヘンなヤツでも、ちゃんと生きて行ける、生きていていいんだ、ということを提示してくれているようです。
まだ観ていませんが、新作『コープス・ブライド』でもこれでもストップモーションアニメにこだわったり、かと思うと『マーズ・アタック!』ではCGをわざと安っぽく使ったりするあたり、アニメーター出身の矜持とひねくれた趣味が同時に感じられて、やっぱりいいなあと思います。
趣味の合わない人には頭から拒否されるような作風だと思いますが(このテーマやモチーフにして、あの通俗的表現というあたりも)、好きな者にとっては、「これは『私』を描いたものだ!」というくらい思い入れてしまう、そういう監督であり作品群です。
少し話がそれました。ジャックの声の台詞部分はクリス・サランドンですが、歌はダニー・エルフマンその人が歌ってるんですね。
そして、日本語吹替は台詞、歌ともに市村正親さん!これ以上のキャスティングはないという感じです。
そう言えば「異形」の極みのような『オペラ座の怪人』、日本版初代ファントムもこの人でしたね。結局それが「最初にして最高」のキャスティングだったかも、と今にして思います。