のち
東京では昨日夕方から夜半にかけて雪が降りましたが、予想されたほどの積雪にはなりませんでした。でも、都心部では朝のうち交通網に乱れがあったようです。
さて、当ブログ1月28日付エントリーで、その前日27日に亡くなった俳優・夏夕介さんの訃報をお伝えしましたが、31日に営まれたご葬儀の様子を伝える記事がありました。
夏さん告別式に横光克彦氏ら300人(サンケイスポーツ)
『1月27日に胃がんのため亡くなった俳優、夏夕介さん(享年59)の告別式が31日、東京都国分寺市の鳳林院で営まれた。
1977~87年に放送された刑事ドラマ「特捜最前線」で夏さんと8年間にわたって共演した元俳優で衆院議員、横光克彦氏(66)ら約300人が参列。横光氏は弔辞で「なっちゃん」と呼びかけ、「芸能界の荒波を一直線に走り抜けた姿勢は見事でした」と悼んだ。
横光氏が夏さんと最後に会ったのは2年前。同ドラマDVDの宣伝用写真撮影の時で「そのとき笑顔で『またこのドラマを一緒にやりたいね』と話していたのが忘れられない」と振り返った。
夏さんの一人娘で宝塚歌劇団宙組の娘役、愛花ちさきはこの日、「父のために舞台に立ち続ける」と東京宝塚劇場の舞台「カサブランカ」に専念し、参列しなかった。出棺時にはファンから「(特捜最前線で夏さんが演じた)叶刑事、ありがとう」と別れを惜しむ声が上がった。』
そう『特捜』の現場では「なっちゃん」と呼ばれていたんですよ。「な」に強勢を置かず、平坦な発音で。
紅林警部補こと横光克彦さん(現・民主党)は、1993年に旧社会党から衆議院議員選挙に立候補、見事トップ当選を果たして(当時「得票最善戦」なる見出しの記事が出たことを記憶しています)からは、よくあるタレント議員のように二足のわらじを履くこともなく、議員一筋に活動してきた人です。
多忙な中、夏さんのご葬儀に出席したことについては、政治家としてのイメージ戦略的側面も当然あったでしょう。が、心のこもった弔辞を述べ、出棺まで付き添ってくださったのは、決してお義理の顔出しではなく、横光さんらしい誠実さと友情の表れだと思います。
ああ、やはりこの人は「紅林さん」だった、と思わずにいられませんでした。
一般で参列された方の報告によると、『特捜』共演者の藤岡弘、さん、大滝秀治さん、渡辺篤史さん、セミレギュラーだった長門裕之さん等からも、弔電や花環が届いていたそうです。
日本テレビ系列のワイドショー『スッキリ!』のレポーターとして知られる阿部祐二さんも、実は放送末期の頃の『特捜』レギュラーだったんですよ。それについて『スッキリ!』で言及があるかと思いましたが、番組内では何もありませんでした。
ただ、お通夜へは行かれたということなので、「仕事」でなく一個人としてお悔やみを述べたかったのかも知れませんね。
そんなわけで、ファンも合わせて今にまで続く『特捜』の絆を再確認できたのは、悲しみの中での一抹の喜びと言えましょう。
そして本日2月2日は、奇しくも夏さんが演じた叶旬一警部補のお誕生日でもあります。傑作「掌紋300202」では、その日付こそが事件解決の重要な鍵になっていました。お誕生日おめでとう──とは、今は言えないけれど、この日にこの記事を上げることに不思議な縁も感じています。
改めて、夏夕介さんのご冥福をお祈りいたします。『特捜最前線』と叶刑事を愛した日々は、私にとって今も大切なものです。本当にありがとうございました。
東京では昨日夕方から夜半にかけて雪が降りましたが、予想されたほどの積雪にはなりませんでした。でも、都心部では朝のうち交通網に乱れがあったようです。
さて、当ブログ1月28日付エントリーで、その前日27日に亡くなった俳優・夏夕介さんの訃報をお伝えしましたが、31日に営まれたご葬儀の様子を伝える記事がありました。
夏さん告別式に横光克彦氏ら300人(サンケイスポーツ)
『1月27日に胃がんのため亡くなった俳優、夏夕介さん(享年59)の告別式が31日、東京都国分寺市の鳳林院で営まれた。
1977~87年に放送された刑事ドラマ「特捜最前線」で夏さんと8年間にわたって共演した元俳優で衆院議員、横光克彦氏(66)ら約300人が参列。横光氏は弔辞で「なっちゃん」と呼びかけ、「芸能界の荒波を一直線に走り抜けた姿勢は見事でした」と悼んだ。
横光氏が夏さんと最後に会ったのは2年前。同ドラマDVDの宣伝用写真撮影の時で「そのとき笑顔で『またこのドラマを一緒にやりたいね』と話していたのが忘れられない」と振り返った。
夏さんの一人娘で宝塚歌劇団宙組の娘役、愛花ちさきはこの日、「父のために舞台に立ち続ける」と東京宝塚劇場の舞台「カサブランカ」に専念し、参列しなかった。出棺時にはファンから「(特捜最前線で夏さんが演じた)叶刑事、ありがとう」と別れを惜しむ声が上がった。』
そう『特捜』の現場では「なっちゃん」と呼ばれていたんですよ。「な」に強勢を置かず、平坦な発音で。
紅林警部補こと横光克彦さん(現・民主党)は、1993年に旧社会党から衆議院議員選挙に立候補、見事トップ当選を果たして(当時「得票最善戦」なる見出しの記事が出たことを記憶しています)からは、よくあるタレント議員のように二足のわらじを履くこともなく、議員一筋に活動してきた人です。
多忙な中、夏さんのご葬儀に出席したことについては、政治家としてのイメージ戦略的側面も当然あったでしょう。が、心のこもった弔辞を述べ、出棺まで付き添ってくださったのは、決してお義理の顔出しではなく、横光さんらしい誠実さと友情の表れだと思います。
ああ、やはりこの人は「紅林さん」だった、と思わずにいられませんでした。
一般で参列された方の報告によると、『特捜』共演者の藤岡弘、さん、大滝秀治さん、渡辺篤史さん、セミレギュラーだった長門裕之さん等からも、弔電や花環が届いていたそうです。
日本テレビ系列のワイドショー『スッキリ!』のレポーターとして知られる阿部祐二さんも、実は放送末期の頃の『特捜』レギュラーだったんですよ。それについて『スッキリ!』で言及があるかと思いましたが、番組内では何もありませんでした。
ただ、お通夜へは行かれたということなので、「仕事」でなく一個人としてお悔やみを述べたかったのかも知れませんね。
そんなわけで、ファンも合わせて今にまで続く『特捜』の絆を再確認できたのは、悲しみの中での一抹の喜びと言えましょう。
そして本日2月2日は、奇しくも夏さんが演じた叶旬一警部補のお誕生日でもあります。傑作「掌紋300202」では、その日付こそが事件解決の重要な鍵になっていました。お誕生日おめでとう──とは、今は言えないけれど、この日にこの記事を上げることに不思議な縁も感じています。
改めて、夏夕介さんのご冥福をお祈りいたします。『特捜最前線』と叶刑事を愛した日々は、私にとって今も大切なものです。本当にありがとうございました。
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