Loomings

映画・舞台の感想や俳優さん情報等。基本各種メディア込みのレ・ミゼラブル廃。近頃は「ただの日記」多し。

Show must go on!

2006-04-27 16:10:10 | 演劇・ミュージカル
のち
ブロードウェイ版『プロデューサーズ』が初演された2001年という年は、「9.11の年」として記憶される年でもあります。
その時、ブロードウェイが変に「自粛」などせず興行を続けたことは意義あることだったと思います。
それでも幾つかのショウは客足が戻らず、打ち切りに追い込まれたのですが、そんな中で『プロデューサーズ』が続けていられたのは、「そういう時こそ笑いを」という欲求のためだけではなかったのではないでしょうか?
あの作品で取り扱われている、全くもって「政治的に正しく」ないきわどい差別ネタや人種ネタは、実は笑いのめすことでそれらを無化する働きもあると、私は考えます。表面的なえげつなさに眉を顰めるだけの人には向かない笑いではありますが…
更にそんなネタを扱いつつ、その根底にある(斜に構えてはいるものの)おバカでどうしようもない「人間」というものへの愛情を多くの人が感じ取ったからこそ、あの作品はヒットしたのでしょう。

当ブログ1/7付エントリー(「ミュージカル・舞台」カテゴリからどうぞ)で触れた "I NY" キャンペーン、あの "New York,New York" 合唱の中心にいたのがネイサン・レイン&マシュー・ブロデリックご両人だったことを、映画のパンフで知りました。
ああ、やはり「ブロードウェイ百年」DVDを買うべきか…

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