ちょっと縦長なのは、トイレットペーパーがすっぽり入るように作ったので。ヒモでしめて中身が見えないタイプ。
使うときはひもを少し緩めてそのままペーパーを引き出せます。(あらかじめ芯を抜いて真ん中からペーパーを引き出せるようにして中にしまいます。)
トイレットロールを卓上で使うのは、もはや当たり前?
卓上で使うタイプのケースは、色々と市販されているけれど、取っ手を付けて持ち運びできるように…。
これは子供達がチビッ子時代、
外出先でよく汚したり、食べ物をこぼしたり、と
『ポケットティッシュ』では、こころもとないな…。「でも箱ティッシュは持ち歩けない」、との苦肉の策で作ってみたものなのです…。
(トイレでも、使えるしね。当たり前だけど水に流せるので…。)
そして意外と好評だったので、ニューバージョンで、製作してみました。
もちろん、普通のミニバッグとしても使う事が出来ます。
《製図です。》(縫い代は入っていません。)
《使用布》
(どちらも『セリア』で購入。)
またまたドミット芯。(『ダイソー』で購入。)
模造紙などに、製図をもとに型紙を書きます。それぞれ縫い代付きの型紙にしてしまいます。合印の位置も書き入れておきます。
↓縫い代は写真参考。数字の記入のないところは、すべて1cmの縫い代です。
《材料》
・表布…幅70cm×55cm
・別布…幅70cm×60cm
・ドミット芯(接着芯でも)…幅70cm×60cm
・持ち手用のテープ…好みのモノ(写真は、2cm幅テープが長さ32cm2本)
・ひも…60cm2本
《作り方》
それぞれの布に型紙をのせカットします。
カットしたもの、合印のノッチ(浅い切り込み)をそれぞれ入れておきます。
表布
表布が小さかったので底布の分が取れず、裏布の別布で代用。(^_^;)
別布
ドミット芯
ドミット芯は、面倒でも1枚ずつ裁断したほうが正確に切れます。ドミット芯の合印は鉛筆で。好みで、ドミット芯は使わず、接着芯を貼ってもいいです。
まず、表布すべてにドミット芯を縫い付けます。
ドミット芯の上に表布を重ね、ミシンの押さえ金の幅で縫い付けます。粗い目でいいです。
そして、底布(裏布)にも同じように付けます。
次に、口布の上の部分を三つ折りします。(ヒモが通るところ。)
端から1cmで折り、アイロンをかけます。そこからさらに2cmで折ります。もう1枚も。
今度は表布を同じように三つ折りします。
端がはみ出すはずなのでその部分を切り落とします。
口布どうしの横の部分を中表にして重ね縫い止まりの印から下を、2cm幅で縫います。
縫い合わせたらアイロンで割ります。
この縫い代をさらに1cmで折り三つ折りにします。
折り返したところにコバステッチ(1ミリのステッチ)をかけて、あき止まりのところも返し縫いします。(裂けるのを防ぐため。)
最初に折った三つ折りのところにステッチをかけます。
口布のヒモが通るところが出来ました。
今度は、本体の横の部分を縫います。表布どうしを中表にして重ね1cmの幅で縫います。カットしてギザギザになっているところもそれなりに縫います。
縫い止まりは、1cm縫い残します。裏布も同じように縫います。
裏布は上側の部分を3cm幅切り落としてしまいます。(表の三つ折りに挟み込むので、スッキリ仕上がるように。)
表布と、裏布の縫い代をアイロンで割ります。
表布は縫い代を割ったら、最初に折った三つ折りのところもアイロンで押さえます。
底布と本体布を縫い合わせます。
底布と本体布を中表にして重ねます。底布を下にして、1cm幅で縫います。
カーブがきついので本体布のほうに切り込みを入れながらなじませて、ぐるっと縫い合わせます。内袋も同じように縫います。
縫い代を底布側に倒すようにして、縫い目から、5ミリのステッチをかけます。内袋の底も同じようにステッチします。
表の三つ折りを開き、溝のところに鉛筆で印を入れます。
表布と、裏布の横の部分を縫い合わせます。(中とじ。)
表布と、裏布の縫い代を割ったまま縫い目が合うように重ね、縫い代の片方だけ押さえ金の幅で縫い合わせます。
中とじをしたら、表布をぐるっと、裏布が中に入るように返します。ミシン目を、最大にして、先程付けた鉛筆の印に裏布のはしを合わせてでぐるっととめてしまいます。
さらに、口布をその上に重ね、ぐるっととめます。
この2本のミシン目は、しつけなので、粗い目のほうがいいです。
そして、表布を、折り目どうりに折り、先程とめた布2枚をはさんだまま、縫い目をもとに戻し、ステッチをかけます。
挟み込んで縫えたら、一旦ミシンからはずして、裏布と、口布をとめたしつけの糸をほどいてしまいます。
再び、ミシンで三つ折りにしたところのいちばん端を、2ミリほどで、ステッチします。
好みの場所に持ち手用のテープを縫い付けます。(写真は、テープに、レースを付けてみました。)
ゴム通しで、口布の三つ折りしたところの端から、ひもを左右からぐるっと通し、ひも端をそれぞれ縛ります。
出来上がりです。
ちょっと、ひと手間ですが、ペーパーの芯より細い棒(使い終わったラップの芯など)をカットして、板に貼りつけたモノを作っておき、芯を抜いたペーパーをセットして使うと、ペーパーが少なくなっても最後まで使いやすいです。
(板がなく、芯だけだと、飛び出してしまいます。)
使わないときは紙の端を、差し込んでおけます。
では、またね。(*^-^*)