南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

【見落し訂正】2019 05/02 BD遷移軌道から中輪へ QZS-4⇒NavIC両輪かQZS-2どちらの太陽合?IGSO/QZS軌道群の2/4倍拡大アニメGIF

2019年05月02日 | アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道
2019 05/02 見落し訂正・追加します。令和改元騒ぎに捕われているうちに、BD-IGEOの残った一つが遷移軌道衛星が消えていました。午前2時JST頃に遷移軌道にあったBD-IGEOが、IGSO中輪のBD-3-IGSO-1として所定の軌道に入っていました。

QZS-4太陽合の非常にゆったり余韻の間に、次はすれ違い型のインドNavIC東西両輪1D機/1B機と日本QZS-2の同期太陽合への準備が競争的に進展する様子が見えます。どちらが先に太陽合となるでしょうか。いずれも衛星側が北から降りてくるすれ違い型太陽合のため、おそらくスピーディに進むことでしょう。

平成の日本宇宙陣の先駆的な脱MEOのQZSSの頑張りが、アジアのGNSS情勢のMEOからの脱皮、端的にBD-IGEO/IGSOの充実を産み出しました。今後の中国測位宇宙セグメント戦略を読み取ることが重要でしょう。これはインドやロシアの測位衛星セグメント将来計画にも大きな影響を与えるでしょう。

日本QZSSと中印IGSO/IGEOとを協力させながら、仏教や漢字の列島への導入に成功した万葉期に大いに思いを馳せて、令和時代のアジアンGNSS技術を発展させることには、歴史的な意義・役割があるように思います。

以下の新QZS/IGSO軌道描画フォームにアニメGIFを記録します。
2019 05/02 QZS/IGSO軌道を2倍拡大アニメGIFを記録します。


2019 05/02 QZS/IGSO軌道を4倍拡大アニメGIFを記録します。


BD-IGEO3機の中の1機はまだ遷移軌道にあってIGEOとなってはいませんが、BD-IGEO(西輪)を3機追加しています。BD-IGEOはおそらくIGSOとして整理されるでしょう。


平成期GNSSの欧米型MEO主流から、令和期ではアジアでは高々度QZS/IGSO/IGEO型へ、米国などでは逆に低高度LEO重視の傾向が見えます。IGSOなら米州地域ファーストになりますが、低高度LEOビジネスモデルでは米国ファーストにはならないはずです。とにかくIGSOとLEOの両宇宙測位方式は令和期に測位成果を大いに競い合うべきでしょう。

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