南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

24.7.2 H3 launched ALOS-4; also known as DAICHI-4 BD-I1-S太陽合状態到達 IG3座北緯象限切替アルゴリズム適用準備中 名誉挽回を目指す

2024年07月02日 | アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道
24.7.2 Space誌web siteでは,The H3 launched the Advanced Land Observing Satellite-4 (ALOS-4; also known as DAICHI-4) と以下のURLにてビデオで紹介しています.
https://www.space.com/japan-alos-4-satellite-launch-h3-rocket


CelestrackでのNORAD IDの検索ではDaichi-4よりもALOS-4の方が見つかり易いようです.ALOS-4の NORAD IDは 60182と出ますが,N2YOでは,まだ混線しているようです.軌道がしっかり固まるまで,もうしばらく待ちましょう.

7月早々にBD-I1-Sは太陽合状態に到達しました.またIG3座の北緯での象限切替のアルゴリズム適用を準備しています.リダクションアルゴリズムがうまく機能しますかどうか.前回は2月も8月もはバタバタした記録が明々に残ってしまっていますので.リダクションアルゴリズムの名誉挽回をしなければとおもっています.

β角プロットを用いてQZSとIGSOの太陽合の前倒し現象を年単位の時空間現象として確認しようとしているところが,ここ数年の本ブログの重要な狙いです.
β角プロットの6月の点検課題は2つともに無事済みました. ①IG五座BDIG-2,-5⇒太陽合ピークアウト完了 ②IG4?座⇒象限切り替え完了
特にβ角プロットでの,IG4?座の3衛星軌道の南下から北上への一番急激な象限切替えを詳細に観察できています

パラパラ分散型IG五すばる座の中へ,キリッと引き締まったIG三座とNavIC-1EとQZS-2の三カ国衛星のトリプル貫入が継続しています.
QZS-2とNavIC-1EとIG三座のトリプル,そしてQZS-4とIG4?座のダブルは,半年ごとに太陽合が重なり合う複合クロスイベントを引き起こしています.
IG五座のBDIG-2とBDIG-5の2衛星のβ角プロットは見事に重なっており1本線に見えています.

QZS/IGSO座群はグローカル・イーストが達成した21世紀の現時点における衛星軌道技術の到達点のひとつでしょう.欧米先進地域でもQZS/IGSO座構築を実現しているところはありません.QZS/IGSO座軌道群のデータリダクションを継続して,記録してゆく意義は大きいと考えます.その応用技術として月面測位技術への応用に未来を見たいと思います.

2024/5/18から以下のN2YOデータベース・アクセスのURLを使用するように改定しました(アンカーKOREASAT-7).
https://www.n2yo.com/?s=42691|37256|37384|37763|37948|41434|42738|42965|40547|41241|43539|44204|40549|40938|44709|44337|49336

N2YOサービスの画面コピーを利用したIGSO/QZS衛星軌道群の地表への射影の16時間分のIGSO/QZS群衛星軌道アニメGIFを記録します.
(1) IGSO/QZSS射影軌道の16時間分の10分毎のアニメGIF


(2) IGSO/QZSS射影軌道の昼間6時間分の2分毎のアニメGIF
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