南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

2018 04/21 0:50UT(9:50JST) IRNSS 中心経度55E IGSO合体の瞬間アニメGIF

2018年04月22日 | QZSSの軌道・幾何
昨日報告しました2018 04/21 0:50UT(9:50JST)頃のIRNSS中心経度55E(アフリカ東岸)2機のIGSO軌道の合体の様子を捉えるフロー型のデータが見つかりました。23時間アニメGIFにしましたので、記録しておきます。


またその後の04/22JSTほぼ全日のスタティック型のデータが取得できていました。


N2YOサーバと格闘しながら、一定の拡大率を維持し、アンカーを固定できたまま、24時間連続のデータを取得できることは極めて稀です。

そこでは上記のインド最西のIGSOのより細かい衛星軌道管制の模様を見ることができます。とはいってもちょうど週末なので、放置してあるために起きていることかもしれません。

この最西IGSOの中心経度は中東からアフリカ東岸沖を通るもので、一帯一路構想の中国のIGSOもカバーしきれていない意欲的な中心経度といえます。

もともと大英帝国に蹂躙されていた時代に、インド系住民は強制的かどうかは今になってはよく判りませんが、インド亜大陸から南半球の各地に移住させられてきた歴史をもっています。

中東からアフリカ北部やアフリカ東岸地域において、現在は多くのインド系住民が企業や大学などにおいてリーダシップをもって活躍する時代になっています。

当方が滞在していた南太平洋地域も規模は小さいですが、島嶼の隅々にインドカレー文化とともに強制連行されてきたインド系住民が、現在は主導性を持って活躍をしています。

インドの21世紀の宇宙セグメント展開の長期戦略はこうした歴史的背景の上に構築されてゆくのでしょうか。
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