南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

24.6.25 嫦娥6号月裏石砂サンプル取得帰還成功 大阪万博必死の中国交渉すべし BD3-IG-3太陽合ピークアウト 次は来週末のBD-I1-Sか? IG4?座の象限切替え決まる

2024年06月25日 | アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道
24.6.25 中国の嫦娥6号が無事に月面裏側に着陸して,見事に月面裏側の石や砂などサンプルを約2Kg取得して内モンゴルに帰還してきました.

月面の裏側のサンプルリターンを見事に成功させました.

こうなれば,大阪万博関係者は中国館の超特別展示として,月面裏側の石や砂などサンプルを提供するように,必死の中国との交渉をするべきでしょう,
思い起こせば1970年の前回の大阪万博は,やはり前年に米国のアポロ11号が持ち帰った「月の石」の超特別展示を見るために,日本中から入場者が押し寄せて超満員になったわけです.
今回の中国嫦娥6号の月の裏側のサンプルリターンの見事な成功への国際的な大注目を,米国は黙って見ているわけにはゆきません.
中国館が超特別月面展示を準備し始めれば,米国は日本と組んでいる進行形のアルテミス月面計画や過去の月面成果の大展示企画をぶつけてくるでしょう.
大阪万博特別展示で米中が激突し,日本宇宙陣も巻き込まれざるをえなくなれば.凄いことになります.
ありきたりな空飛ぶドローンなどではなく,現在最も激しく米中日欧印などが激突している月面分野の成果の大展示を正面からぶつけることこそが,来年の万博に日本国民が大いに注目する格好のテーマなのです.万博会場の円形木造建築はかぐや姫の月の伝説の巨大満月模型とすれば良いのではないですか.嫦娥は日本のかぐや姫伝説に相当します.
こうした月面関係アイデア激突ニュースで日本や世界中が盛り上がれば,大阪万博は超満員となり,大成功となるというように,万博関係者は,頭を月面モードに全面的に切り替えて中米との特別展示交渉に集中すべきです.嫦娥話題が別のエベント(五輪など)に先に取られてしまったら二番煎じで,だめですよ.大至急,中国との交渉を急ぐべきです.

月面サンプルリターンの壮大エベントに比較すれば,当ブログは地味な記録ですが,着実に継続してゆきたいと思います.



BD3-IG-3の太陽合はピークアウトしました.来週末には次のBD-I1-S太陽合が生起する予定です.

β角プロットを用いてQZSとIGSOの太陽合の前倒し現象を年単位の時空間現象として確認しようとしているところが,ここ数年の本ブログの重要な狙いです.
β角プロットの6月の点検課題は2つともに無事済みました. ①IG五座BDIG-2,-5⇒太陽合ピークアウト完了 ②IG4?座⇒象限切り替え完了
特にβ角プロットでの,IG4?座の3衛星軌道の南下から北上への一番急激な象限切替えを詳細に観察できています

パラパラ分散型IG五すばる座の中へ,キリッと引き締まったIG三座とNavIC-1EとQZS-2の三カ国衛星のトリプル貫入が継続しています.
QZS-2とNavIC-1EとIG三座のトリプル,そしてQZS-4とIG4?座のダブルは,半年ごとに太陽合が重なり合う複合クロスイベントを引き起こしています.
IG五座のBDIG-2とBDIG-5の2衛星のβ角プロットは見事に重なっており1本線に見えています.

QZS/IGSO座群はグローカル・イーストが達成した21世紀の現時点における衛星軌道技術の到達点のひとつでしょう.欧米先進地域でもQZS/IGSO座構築を実現しているところはありません.QZS/IGSO座軌道群のデータリダクションを継続して,記録してゆく意義は大きいと考えます.その応用技術として月面測位技術への応用に未来を見たいと思います.

2024/5/18から以下のN2YOデータベース・アクセスのURLを使用するように改定しました(アンカーKOREASAT-7).
https://www.n2yo.com/?s=42691|37256|37384|37763|37948|41434|42738|42965|40547|41241|43539|44204|40549|40938|44709|44337|49336

N2YOサービスの画面コピーを利用したIGSO/QZS衛星軌道群の地表への射影の16時間分のIGSO/QZS群衛星軌道アニメGIFを記録します.
(1) IGSO/QZSS射影軌道の16時間分の10分毎のアニメGIF


(2) IGSO/QZSS射影軌道の昼間6時間分の2分毎のアニメGIF
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